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chatGPTのユーモアの引き出しは今のところ「誇張」と「断定」っぽい

chatGPT、予想以上にすごいことになっているそうですね。僕も色々遊んでみました。「透明人間はいるか」という論争を仕掛けてみたり、セカオワ深瀬っぽい歌詞を書かせてみたり。

Googleが恐れ慄くくらいですから、もっと良い使い方をすれば文字通り世界が変わるんでしょうね。

なんと文章も作れるそうじゃないですか。そんなにすごいものを放っておくわけにはいきません。ネタ切れもネタ切れ、もう頭の中に書きたいことなんて何一つ残っていない僕のこのnoteを救ってもらおうじゃありませんか。

1.適当な持論を投げてみる

まずは好きに描いてもらいます。題材はnoteに書くまでもない適当な持論。今回は「冬の寒さは趣になるが、夏の暑さは怒りになる」でいきます。

一応言っておくと夏は「太陽」という明確な犯人がいるから、というだけの話です。chatGPTがどこまで広げてくれるかみものですね。

『冬の寒さは趣になるが、夏の暑さは怒りになるという持論をブログにしたいので400字程度で文章を考えてください』という質問に対する結果がこちら。

「毎日を過ごしていきましょう」!?

2.注文の多いブログ

思ったより悪くはない。悪くはないんですが、変にまとめにかかっているので最後が説教くさい。「自分自身の心身を健やかに保つために、適切な対策をとりながら、毎日を過ごしていきましょう。」保健体育の教科書か何か??

ということでもう少し注文をつけてみます。

『ありがとうございます。綺麗な文章ですが、もう少し暴論を振りかざしてください。これは大学のレポートではなく、ブログ・エッセイです』に対する回答がこちら。

「健康や生産性を損なわないように」

"正しい意見"をより強く主張しただけじゃないですか。「健康や生産性を考えて」夏の暑さが怒りになるなんて考えたこともありませんとも。そして案の定最後には「心がける必要があります」と啓発。

3.気を遣わずにたたみかけ

もうこうなったらド直球に注文してみます。相手は人間ではないので、気を使う必要がありません。

『あまり面白くない文章ですね。ユーモアを入れて、あなたができる最大限のおもしろおかしい文章を書いてください。教訓も啓発もいりません。』

「あったかい飲み物といえば、アイスコーヒー」

これがchatGPTなりの最大限のユーモアだそうです。

「ただただ」だの「だけ」だの「しかない」を多様しているあたり、誇張と断定がユーモアだと思ってはいるそうですね。

内容は、まあ、ねえ、あんまり人のこと言えたもんじゃないですが、あったかい飲み物をアイスコーヒーとしているのがもし仮にボケだとしたら結構尖った笑いのセンス。

最後にこれだけ聞いておきましょう。もう一度言いますが相手は人間じゃありません。生身の人間にこんな質問をするほど痛い人間じゃないことを先に弁明しておきます。

『では、今書いてくださった文章のどこが面白いのかを説明してください』

一番最初に褒めてくるあたり、かなりのやり手かもしれません。2と3もツッコミどころ満載ですが、もうあんまり強く言えません。なんせ「ユーモラスな表現」と褒めてくれたんですから。

とはいえ、ChatGPTのユーモアセンスはまだまだこれからな気もします。けれども相手はAI。そのうち越してくるでしょう。もしそうなったらネタ書いてもらってM1出ようかな。

「漫才のネタは書ける?」と聞いたところ、『ただし、漫才は口頭で演じるものであり、文章として書かれたネタがそのまま面白いとは限りません』と返ってきました。

んなことわかってるわ。

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