智明葵

版画×レジンのオリジナル技法「凹版レジンアート」を考案、レジン絵画作品を作っている美術…

智明葵

版画×レジンのオリジナル技法「凹版レジンアート」を考案、レジン絵画作品を作っている美術作家です。noteでは作家活動のサイドストーリーを綴っています。 https://chiaki-artstory.webnode.jp

最近の記事

私が幸せそうに見える人へ

私は今ささやかながらも美術作家として活動をしていて、いわゆる会社勤めではないこともあり、夢を叶え好きな事をしてキラキラと生きてるように見られていると感じることがある。 在廊時には着物を着て、にこやかで優雅にしているというビジュアルもそんなイメージを増長させてるのかもしれない。 けれどもし、あなたがそのように他人と自分とを比べてしまうことがよくあり、自分を過小評価してしまうことがあるのだとしたら、それはとてももったいない事だ。 私がここで「いえいえ実は私もそんなに恵まれて

    • 「そもそも好きが見つからない」そんな人のための自分整理術

      「好きを仕事にしたい」 その願いは多くの人が抱き、仕事にやりがいを求めている人も多い。 けれども、好きなことをどう仕事としていけばいいかわからない・うまくいかないという人よりも、そもそも好きが見つからないと悩む人の方が実は多いんじゃなかろうか。 私もその一人だった。 今回は、そんな私が遠回りしつつも今の納得いく自分の道を見つけられたことを振り返り、そもそも好きが見つからないと悩める人が一体どうしたらいいのか、そのヒントになりそうな気づきを書いてみようと思う。 ◇

      • レジン絵画作家はやっぱりレジンが好きなのか?

        以前、びっくりされたことがあるんだけど、私は別にレジンが好きってわけではない。 レジンで作品を作っているというのに、好きじゃないとはどういうことか⁈って感じかもしれないけど、単に自分がやりたいことや表現したいことを形にしやすいのがレジンだっただけ。 いろんなものを作れる自由度があるところは面白いけれど、ある意味危険な化学物質で体に悪い影響をあたえる可能性もあるものを手放しに好きとはどうしても言えない。 それが、レジン絵画作家と名乗る私の真実だ。 ◇ 今でこそ「これが

        • 20年ぶりに写真をプリントしてみたら幸せがあふれた

          今、そんなわけで20年ぶりに(いや、もっとかも)写真をプリントしてアルバムに入れている。 かわいい! かわいすぎる!!我が家の天使が! この湧き上がる幸福感を皆とシェアしたい! 正直私は、このペーパーレス時代において、わざわざ写真をプリントして手元に置くことに魅力を感じることもなくなっていた。 そんな私がなぜ、写真をプリントしようと思ったのかをお話ししよう。 ◇ 昨年末、タレントのりゅうちぇるさんのYouTube動画で「2019年の年末片付け」と称して、撮りためた

        私が幸せそうに見える人へ

        • 「そもそも好きが見つからない」そんな人のための自分整理術

        • レジン絵画作家はやっぱりレジンが好きなのか?

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          好きを仕事にしたいあなたへ 諦めのススメ

          昔は好きを仕事にしたいなんていったら「何バカなこといってるんだ!現実を見ろ‼︎」なんて親に言われるし、そういう風潮が社会全体にもあったように思う。 でも近頃は、好きを仕事にしたいと思うことはステキなことだと理解されることが多くなり、夢を諦めず頑張る人を眩しく見つめる人も多い。 諦めなければ夢は必ず叶う!と成功者は力説するし、成功した人は全員諦めなかった人だなどと言われれば言い返す言葉も見つからない。 でも私は諦めるのもアリだと思っている。 私が今、及ばずながらもアーテ

          好きを仕事にしたいあなたへ 諦めのススメ

          『PEACEis___』あなたにとって平和とは何ですか?

          身近な人間関係は世界の縮図。 その一番小さな規模の人間関係を大切にし、相手を思いやり良いものにしようとみんなが心がけたなら、世界は平和になる 私はずっとそう思っていた。 自分でも一生懸命実践しようとしていたし、過去にブログやSNSなどでもテーマにあげて熱弁をふるった記憶がある。 だからだと思う。 イベント会場で、壁にかけてあったひとつのパネルのメッセージを読んで、不覚にもウルっときてしまったのは。 ◇ その日私は、かねてから交流させていただいている現代印象派画家K

          『PEACEis___』あなたにとって平和とは何ですか?

          現代印象派画家KOH 〜絵を飾らない私が欲しがる絵

          それはまさに絶望に沈む私にとって、ひとすじの希望の光だった Instagramで偶然見つけたそのポストは、たしかクラウドファンディングについて書かれていたものだったと記憶している。 現代印象派画家 KOH クラウドファンディングサイトCAMP FIREで支援金を集め、海外で画家としてのキャリアを積み、 2度目のクラウドファンディングでは、ルーヴル美術館地下で行われるアートフェアにブース出展の挑戦をすると支援を募っていた。 私はアートの世界に踏み出したばかりで、周りには

          現代印象派画家KOH 〜絵を飾らない私が欲しがる絵

          Breaking Dawn

          8月17日は私にとって、気持ちを切り替えることができた節目の日でした。 かねてから楽しみにしていたイベントがあり、その日一日を終えた時には新しい道を歩き出そうという気持ちになれたのです。 ちょうどいろんなことがひと段落して、気持ちを切り替えて再スタートするのにはちょうどいいタイミングだったのかもしれません。 ◇ その日会った人達はさまざまなジャンルのアーティストで、みな自分の生きる道をしっかりと生きる魅力的な人たちばかりでした。 それぞれにキャリアを積み、実績も残し

          Breaking Dawn

          私の夏休みの宿題 「悲しみよ、さようなら」

          私は今、夏休み中だ。 別に会社の夏休みというわけではない。 自分で決めたこの夏休みは、作品作りもすべて手を止めて、とことん夏休みの宿題に専念するつもりだ。 まず、なぜ夏休みをとろうなどと思ったのか? まず第一に暑すぎて作業ができない!! レジンは紫外線で硬化してしまうため、アトリエスペースは北側の部屋にある。 しかしここにはエアコンの設置が出来ず、室温は最高36度… カーテンを閉めれば南向きのリビングで作業もできるけれど、換気の悪い状態でレジンの気化物質をインコに

          私の夏休みの宿題 「悲しみよ、さようなら」

          どうして生き物を飼いたいと思うの?

          以前、そう聞かれたことがある。 小さい頃から当たり前のように動物と暮らしていたから、あらためて考えたこともなかった。 かわいいからとか 癒されるからとか 育てる過程が楽しいからとか そういうことではない気がして、言葉にするのはとても難しく そのあまりにドストレートなその問いに即答できなかった。 今、あえてそれを言葉にしてみたらどんなことになるだろうか? わたしはかつて、とても魅力的な犬と暮らしていた。 早起きしてよく山や海など自然の中に遊びに行った。 そこ

          どうして生き物を飼いたいと思うの?

          智明葵プロフィール

          レジン絵画作家 智明葵(chiaki) これまでにない「レジン絵画」という新しいジャンルで作品を作っています。 レジンとは液体の樹脂で、最近ではハンドメイドアクセサリー作りなどで使われることが多くなっている素材です。 好きな形の型などに流し込み、着色料やビーズやラメを混ぜて硬化させることで、例えばこんな感じの小物を作ることができます。 私はこのレジンを使って、アクセサリーではなく、主に絵のような額装作品を作っています。 レジン絵画作品(半立体)一見絵のようにも見えま

          智明葵プロフィール

          自由という言葉に陶酔して失うもの

          「自由」という言葉を聞くと、なんだかぽっかりと穴が開いて大切なものが流れ出しているみたいに感じて虚しくなることがある。 明るい希望の象徴であるかの「自由」という言葉になぜこんな思いを抱くのか? 今回は自由という言葉の中にある絶望について、そして真の自由とはなにかについて思いを馳せようと思う。 歴史を振り返ると、人類はいつも「自由」を求めてきた。 そして幾度となく「自由」を求めて、時に命がけで戦ってきた。 そんな誰もが求める「自由」とは、一体なんなんだろうか。 私も

          自由という言葉に陶酔して失うもの

          noteに降り立った

          ここ数年のあいだ、文章の世界から距離を置いていた。 なぜかはわからない。 けれど、たった数行の言葉しか紡ぐことができないTwitterではあまりに言葉が足りなくて、やっぱりまた書きたい衝動が高まって、新しいプラットホームをここに選んだ。 今はレジン絵画作家として作品作りをする毎日だけど、「描きたい・作りたい」よりも、実は「書きたい」の方が大きい。 自分が何を考え、何に気づき、何を伝えたいか 本当ならそれがアート作品の制作の中で培われ表現されるのなら最高にカッコいいの

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