佐渡の冬の生き方。人として、強くなる
秋も足早に過ぎ去っていき、冬の気配が近寄ってきています。佐渡は、そろっと天気予報に雪マーク☃️がある日も。
自然が圧倒的に強い島に住んでいると、四季の巡りをまじまじと感じます。あまりにもあっという間に季節が変わるので、不思議な気持ち。
コロナ禍に一年半バリ島に住んでいた時、初めて一年中真夏という体験をしました☀️雨季が半年。日本の梅雨が半年続くことを想像してみてください。そのじめっじめカビカビたるや…。
「雨季と言っても、バリはばぁーっと降ってすぐ止むから日本の梅雨とは全然違うよ!」
という声を覆し、気候変動の影響で恐ろしいほどの土砂降り・ダラダラと続く雨の日々。終わらないと錯覚するほど長く感じた半年。体調を崩してダウンしました😂
「南国はきっと、天国!パラダイス🏝」という思い込みを見事に打ち砕かれたなぁ…。どこの国でも良い点・大変な点がある。地球で生きている限り、その中で生き抜くしかないのだね。
バリ島から見ていた日本のみんなの暮らしはあまりにも忙しすぎて
「えっ?!もう春?桜すごい〜🌸…あれっ、夏だ。👙秋?!もう皆茶色の服ばっかじゃん!!🍁えー、冬?!寒そうすぎる🥶」
と目が回りました。獲れる食べ物も一瞬で変わっていき、みんなの食卓も色とりどり。
ちょっぱや四季に適応して暮らす皆がスーパーマンのように見えたもんね😂(ちなみに、バリで通年生きる方が日本で通年生きるより、ある意味においてエネルギーが必要に感じます。土地のパワー、強すぎだっちゃ…)
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とにかく寒いのが苦手、冬が苦手な私。
「佐渡ね…俺でさえ寒すぎて寝れなくて、頭が痛かったもん。冬は島外に出た方がいいよ」
という徹くんのお言葉に全力で首を縦に振り、福岡か海外に出るつもりだったのですが、島民の方にいただく数々のお声に次第に心が変化していきました。
「冬も冬でね、すっごくいいんよ。不要不急の外出はしない。船も出ないし、島外にも行けないしね。お家でストーブの前でゆっくりアイスを食べる。そんな生活、幸せだよ〜」
「冬の食べ物は やば美味しいよ!海鮮がとんでもない。そのためだけに佐渡に住んでもいいくらい」
「冬のうちにやりたいことを、春夏秋のうちにリストアップしておくの。それで、冬になったらお家で静かに冬仕事をするの。楽しいよ」
「全ての音が吸い込まれる、真っ白な雪の世界は本当に綺麗だよ〜」
一番心を動かされたのは、木こりの広太さんの言葉です。(広太さんはなんと、冬場に10km走って滝行をして、また10km走ってお家に戻られたりしているそう。本当に凄すぎる🤣マジで尊敬。。。師匠…)
「佐渡で冬を越したらね、人として強くなれるよ。ひとつ、大きくなる」
ずっきゅん💘🥺🥺🥺
人として、強くなれる。大きくなれる。
未知の体験で、新しい自分が生まれる。
なんちゅーこっちゃ…。
それは、この人生のうちにトライしたい🥺
こうして、今年の冬を佐渡で過ごしてみる挑戦を行うことになった、佐渡の嘉向家です。(とーるさんは海の家出身。夏休みに命をかけていた&夏休みしか存在しなかった人生。冬休みという体験を人生に増やしてみよう!と言っておりました。最高に良い…🥺)
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冬に向けて戦々恐々としていた私に、あんりさんが
「大丈夫よ、死なないから!🤣」
と言ってくれたのですが
「えっ?!あっ、そっか!寒くても ちゃんと生きる方向に舵取りするから、死なないのか…!」
と目から鱗でした🐟なんか私、寒くて死ぬかもしれないと思っていたっぽい。知らぬ間に、本気で🤣勿論何の対策もしなかったら普通に死んじゃうとは思うんだけど🤔
死なないように生活するのが当たり前というライフスタイルと人の強さに感動しました☃️いろんなところで生きていけるように知恵を発達させてきていて本当に凄い。あと、生き物たちも冬眠したり卵になって春を待ったりしてて、本当に凄い。種を繋ぎ続ける力と智慧…頭があがらない。猫ちゃんだって夏と大して変わらぬ姿で生き抜いてて、マジ凄い。尊敬する。
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通年を通して一箇所に住むからこそ、わかる事がたくさんある。バリ島での体験でしみじみ感じました。1年半過ごせたことは、本当に大きな財産だった!おかげさまで住むイメージがはっきりしたなぁ。
佐渡も1年を通して様々な表情を知り、お付き合いを深めていけたらと思っております🤲
…まず夫婦2人でしっかりと佐渡の1年の暮らしを体験してからじゃないと、子どもを授かろう!という気にはなれなさそう🤣
佐渡ヶ島の先輩たち、冬もどうぞよろしくお願いいたします🙇♀️
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