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【SNSマーケティング】❶~❹タイプ別企業の事例

前回の記事をまだ見ていないという方も、そうでない方も次のグラフを見れば、今回の内容の80%は理解していただけるはずです。

SNSマーケティング事例

❶オフィシャル型 スターバックス

スターバックスはテレビ広告を利用しないことでも有名ですが、新商品がネット上で拡散されることが多く、instagramをはじめとするメディアに顧客が写真を載せることも多いのが特徴です。

投稿は商品写真が中心で、フォロワーのコメントに返信を積極的には行いません。
何よりも、写真や動画のクオリティが高く、スターバックスのブランドイメージを保ったまま、ユーザーとのコミュニケーションを図っていると言えます。

2017年の日経デジタルマーケティングの調査では「購入要因として企業のinstagram投稿が多かった企業」の1位にも選ばれています。

【❶まとめ】
このように、Instagramを活用し、ブランドイメージを有効に活用するのであれば、クオリティの高い写真や動画をメインにするという戦略もあります。

❷ユーザーグループ型 良品計画

無印良品で有名な良品計画は、ソーシャルメディア運用の最先端企業です。

良品計画は2017年に日経デジタルマーケティングの調査で「最も効果的にデジタルメディアを活用している企業」にも選ばれました。

良品計画の特徴はソーシャルメディアの中で顧客のフィードバックを受け、商品開発に活かしている点です。

無印良品のユーザーコミュニティ「IDEA PARK」に寄せられる要望は8000件にのぼり、全てに目を通しているそうです。既に販売している商品の改良も含めて年間100件近くが商品化に至っているとのことです。

【❷まとめ】
無印良品の例からソーシャルメディアの活用とは、純粋なフォロワー数、流入数だけでなく、ユーザーとの双方向のコミュニケーションを図る面でも活用することができます。

❸フリースタイル型 タニタ

フリースタイル型は主にTwitterを活用し、SNS担当者が自由に発信する形のことです。

Twitterは流れが早く、瞬間的に注目を集めることができます。また、文章中心のため、必ずしも視覚的な印象が必要になるわけではありません。

古くからTwitterの活用をしているタニタのアカウントは、担当者の色が強く出ていることが特徴です。企業アカウント同士の交流は話題になります。

【❸まとめ】
フリースタイル型の運用は担当者への依存度が高いです。メディアユーザーに愛されながら運用できるかどうかが非常に大事な要素になります。
また、予測不能な「炎上」リスクもあり、世の中の風潮や時事ネタにも敏感になる姿勢が大事であると言えます。

❹カスタマーサポート型 ドミノピザ

LINEから注文できるシステムは現在では多くの企業が取り入れていますが、ドミノピザは2015年からこのシステムを採用しています。

LINEでクーポンを配布し、そのままLINEから注文できるシステムで、開始から4ヶ月で1億円の売り上げを超えるなど、大きな反響がありました。

【❹まとめ】
ドミノピザの例のように、クーポンの配布から購入までを一つのプラットフォームで一括化することは大きな効果があり、売り上げに大きく繋げることができることができると言えます。

前回の記事からも20~30代男女のLINEの使用率はほぼ100%であり、生活のインフラ的役割を果たしていることから、有効なソーシャルメディアマーケティング活用することができます。

まとめ

以下の事例を、企業のSNS、個人のSNSのマーケティングの参考にしてみてはいかがでしょうか。

参考:ESSENTIAL DEGITAL MARKETING 遠藤結万
技術評論社 2018/11/22 第2版

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