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無花果と山羊チーズのタルト・リュスティック
気づけばもう秋も深まり、今年もサマータイムが終わってしまいました。ベルギーではサン・ニコラのスペキュロスやチョコレート、cougnoux(クリスマスの時期に食べるブリオッシュ生地のパン)がお店に並んでいて、1年の終わりを感じ始めています。
夏に息子を出産してから余裕の無い毎日を過ごしてきましたが、最近ようやく料理やお菓子作りを楽しむ気持ちが戻ってきました。妊娠中からほとんど更新できていなかったnoteも、時間を見つけて少しずつ書いて行けたら良いなと思っています。
先日、マルシェのいつもの八百屋さんで美しい無花果がひと箱20個入りで6ユーロで売られているのを発見。季節が終わる前に、と、思わず買ってしまいました。
とりあえず6個をブランデーコンポート、5個をジャムにして、残りは焼き菓子にすることに。
生でも食べても甘くて美味しい無花果だったので、シンプルに山羊のチーズと無花果だけのタルトにしました。
全粒粉のタルト生地をざっくり丸く伸ばして、山羊のチーズと無花果をのせて包むだけ。型を使わないで縁を手で折り曲げて作るタルトをタルト・リュスティック(tarte rustique 素朴なタルト)と言います。砂糖をほんの少しふりかけて、オーブンで焼いたら出来上がりです。
今回使った山羊のチーズ。ベルギーのアルデンヌのものです。マイルドでとても美味しいチーズでした。
作り方
材料
全粒粉 100g
無塩バター 50g
冷水 30cc
砂糖 10g
塩 少々
無花果(小さめ) 4個
フレッシュ山羊チーズ
Fromage de chevre frais 80g
砂糖 適量
1. タルト生地を作る。小麦粉、砂糖、塩をボウルに入れ、軽く混ぜ合わせる。1㎝角に切った冷たいバターを加え、手でつぶしながら混ぜる。バターが溶けないように手早く行う。
2. 生地がぽろぽろとした砂状になったら、中央をくぼませ水を加える。水に生地をかけるようにしながら手で混ぜる。
3. ある程度まとまってきたら、何度か生地を折りたたむようにしてひとまとめにする。
4. 麺棒で2~3mmの厚さに丸く伸ばす。
5. 丸く伸ばした生地の中央にフレッシュ山羊チーズをのせ、その上に櫛切りにした無花果を並べる。
6. 縁を手で折り曲げて包む。砂糖をまんべんなく振りかけ、180℃に熱したオーブンで45分焼く。
できあがり
この日は休日のブランチに焼き立てをいただきました。
焼いた無花果の甘さと全粒粉生地の香ばしい匂いで、朝から幸せな気持ちになりました。
甘さは控えめなので、食べるときに蜂蜜をかけても美味しいです。
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