【2日目】組織サーベイについて②#新米人事の備忘録

こんにちは、うりえです。2日目です。今日も組織サーベイについて学んだことを書いていきたいと思います。

組織サーベイの目的

そもそも、組織で組織サーベイを行う目的とは何でしょうか。大きく以下の4つが考えられます。

1. 組織の課題を発見し、打ち手を打つ

組織内に既に発生している問題を正確に把握し、その原因を特定し、迅速に対策を実行することが大きな目的です。これは組織を改善するための基本的なプロセスであり、健康診断のように定期的にチェックし、異常がないかを確認することです。例えば、社員のモチベーション低下が見られる部署がある場合、その原因を分析し、適切な対策を講じることが重要です。

2. 施策の効果を検証する

2つ目は、組織で実施している施策が効果を発揮しているか、どのような影響を与えているかを検証することです。人事や経営企画部門が考案した施策が本当に効果的かを確認し、無意味な施策を続けないようにし、効果的な施策を継続するために必要です。例えば、リモートワークの導入が社員の生産性や満足度にどのような影響を与えているかを評価し、必要な調整を行います。

3. 退職傾向やパフォーマンスが出ている(出ていない)社員の傾向を把握する

退職予備軍や既に退職した社員の傾向を分析し、改善点を見つけることが重要です。また、社歴が長い社員の傾向も把握し、良い点を再現し、悪い点を改善することが目的です。興味深いことに、社歴が長い社員が必ずしも高評価ではないこともあるため、自社にとって良い指標を見つけることが大切です。例えば、離職率の高い部署の共通点を分析し、改善策を講じることで離職を防ぐことができます。

4. 人事の成果を対内外的にアピールする

人事の仕事は外から見えにくいことが多いため、効果をアピールすることも目的の一つです。これにより、社外からは投資家や顧客、求職者からの信頼を得られ、社内では人事の信頼度が向上し、組織全体の効力感が高まります。例えば、サーベイ結果を公開し、施策の成功事例を示すことで、会社の魅力を高めることができます。しかし、アピールだけが目的にならないように注意が必要です。

具体的な組織サーベイの実施方法

組織サーベイを効果的に実施するためには、いくつかのステップが必要です。

  1. 目的の明確化: 何を達成したいのかを明確にし、それに基づいて質問を設計します。

  2. 設問の設計: 目的に応じた具体的な設問を作成します。例えば、社員の満足度を測るための質問や、特定の施策の効果を評価する質問など。

  3. データ収集: サーベイを実施し、データを収集します。匿名性を確保し、社員が正直に回答できる環境を整えることが重要です。

  4. データ分析: 収集したデータを分析し、結果を可視化します。グラフやチャートを用いて、分かりやすく結果を示します。

  5. フィードバックとアクション: 分析結果をもとに、改善策を立案し、具体的なアクションを実施します。結果を社員にフィードバックし、透明性を保つことが重要です。

まとめ

以上が、組織サーベイを実施する目的とその具体的な方法です。会社によって抱えている問題や課題は異なるため、自社では何を目的とするのか共通認識を持つことが重要です。これにより、設問や選択肢が変わり、自社に適したサーベイを実施することができます。

2日目もお疲れ様でした。何か参考になれば幸いです。

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