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#小説
音と紡ぐ自己①「ナイトルーティーン feat. suis from ヨルシカ」
↑ぜひ聞きながら読んでみてください!
7時33分。
それはいつも俺が大学の1限に余裕を持って登校できるために家を出発する、ちょうどよい時刻だ。時計に目をやると7時35分と刻まれている。少しハイペースで自転車を漕がなければならない。
最寄り駅までの見慣れた一本道を、蒸し暑い空気を正面に受けながら駆けていく。
この往路をたどり続けてもう3年になる。真新しく映るのは有名コンビニチェーンの店舗が潰れた