見出し画像

〇〇より好き。△△の方が好き。

「ハイキューの方が絶対おもしろい!」
「弱虫ペダルの方が面白い!」
「前に弱虫ペダル見たけど面白くなかったから途中でやめたもん。」
「いや、ハイキューより人気だろ。」

昼休みの教室で聞こえてきた会話。

いつも仲良しの二人。喧嘩ではないけど、なんだか穏やかじゃないので、近付いてみることに。

私「お二人さん、穏やかじゃないけどどうしたの。」

子A「だってBくんが、弱虫ペダルの方が俺の好きなアニメより面白いって言ってくるんだもん。」

私「好きなものを否定されるのは嫌だよねえ。」

子B「でも、好きなもの違うのはしょうがない。何が好きでもいいじゃん。」

子A「最後まで見たら、絶対ハイキューの方が面白いって思うって!」

私「・・・好きなアニメの話してるのに、二人とも全然楽しそうじゃないからさ・・・」

結局自分の中で考えがまとまらず、
「お互いの言い方がよくなかったよね。気を付けたいよね。」と、それっぽくまとめて、その場を終わらせてしまった。


帰り道に、もっと伝えられることはあったんじゃないか…と考えた。

思い出したのは、
私の、唯一にして一生の「推し」であり、勝手に人生の師匠にしている星野源の言葉。

あるとき、オールナイトニッポンでこんなことを言っていた。


「僕は、何かを好きだというときに、『〇〇より好き』『△△の方が好き』って絶対に言わないようにしているんですよ。」


「〇〇よりも好き」と、何かを下げることで、もうそれは「好き」の話じゃなくなっているのだと。「〇〇よりも、△△を選ぶ自分」の話になってしまう。
それじゃあ、純粋に「好き」の話にはならないのだ、と。
好きなものについて話すときは、「〇〇が好き」で充分だ。

心に留めた言葉なので、多少の差異はあるかも知れないが、こんなことを教えてくれた。
目から鱗とはこのこと。
一生ついていく!と決めていた星野源様様だったけれど、この話をきいて、
ぜひ来世でもついていきたいと思った。

そうだよなあ。「好き」の話に、比べるものはなくていいんだよなあ。


明日、教室の6年生にこんな話をしてみたい。
伝わるかな。


今日noteで初めて、スキをもらったり、フォローをしてもらったりしました。
自分の文章を読んでもらって、誰かに応援してもらえることって、こんなにも嬉しいことなのか、と。noteの通知がくると、好きな人からのLINEの通知がきた気分になるのね。私も積極的に、スキを押したり、フォローしたりしていこう。

今日もありがとうございます。

あなたに読んでもらえて幸せです。

おやすみなさい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?