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2回の転職を経て異業種からChatworkに入社するまでの話

こんにちは。2022年8月よりChatwork株式会社プロダクトデザイン部でUXデザイナーをしております、ながうじです。

現在社会人8年目、Chatworkで3社目になります。
これまでの遍歴や転職にあたりどのようなことを考えていたかを入社エントリとしてまとめてみようと思います。

なんとなくで大学→大学院→就職という進路を決め、キャリアについて漠然とした不安を抱えつつもどうしていいかわからずに働いてきました。
同じようにキャリアについて悩んでいる方の参考になれば嬉しいです!

これまでの遍歴

新卒

就活が始まるタイミングになっても特にやりたいことが定まっていませんでした。

大手に入っておけば大丈夫でしょ、でもホワイトがいいな、お金もらえれば仕事内容は割となんでもいいかな、合わなかったら部署異動とかすればいいっしょ、…といった軽いノリで就職活動を始め、結果としてホワイト企業と評判の大手SIer企業に入社をしました。

新卒研修を経て、顧客先の情報システム部に常駐して社内システムの保守・運用を担当する部署に配属されました。

大手に入社したといえど現実はそう甘くなく、仕事内容にあまりやりがいを見出すことができず、夜間呼び出し、休日も業務携帯が手放せないようなハードな環境でモチベーション維持が大変でした。自分が興味を持って取り組める仕事内容も大事な要素なんだな、ということを学びました。

興味を持てそうな別部署に異動をチャレンジしてみるも未経験は採用していないということであっけなくあしらわれてしまいました。

第二新卒

卒業後3年以内であれば第二新卒枠というものがあるということを知りました。よし仕切り直しだ!ということで2年半ほど経過したあたりで1度目の転職活動を開始しました。

今度は自分の強みを活かしつつ興味を持って取り組めそうな仕事を選ぼうと思い、学生時代の研究分野である人間工学系の知見を活かせる業種、職種を探しました。
今回は仕事内容も考慮に入れましたが、大手に入っておけば(ry、最悪入ってから部署移動すれば(ry、のような軽いノリは継続でした

結果として大手メーカー企業の研究開発職に内定をもらいました。
が、やはり現実は甘くなく、担当業務が多岐に渡り、自分の専門スキルと呼べるものをなかなか作れない環境にモヤモヤしていました。

仕事にも慣れてきて、このまま上のグレードに上がって、マネジメント寄りのポジションにシフトしていき、、、といった社内でのキャリアはなんとなくみえてきたところで、社内特有の業務知識=専門スキルとして話が進んでいくことにほんとにそれでいいのだろうか?と思うようになりました。一歩社外に出たら自分のスキルに名前がつかないんじゃないか?という不安がありました。

同じような悩みを相談し合っていた同僚たちは順番に転職していき、自分はこのままでいいんだろうか?という思いが強くなっていきました。

1社目と2社目選びで共通すること

内定をもらうことが目的になっていた

上記の通り、”いい会社”に入りたいという思いが先行した典型的な大手志向の企業選びでした。2社目ではやりたいことを軸に入れていたものの、解像度が足りず、なぜやりたいか、その先にどうなりたいか、そもそもどんな会社なのかといった観点が抜け落ちていました。

面接での”希望する仕事につけなかったらどうする?”

2社とも面接で全く同じことを聞かれ、”まずは与えられた仕事に取り組み、実績を積み、信用を得ることを目指します”という、これまた全く同じ模範回答をしました。自分のやりたいことが伝えられていない、採用側も採用後のイメージがつかない、みたいな感じで十分な準備ができていない状態でした。

2度目の転職活動

そもそも”いい会社”って何?

2社での経験を振り返ってみて、悪い会社だったかといわれるとそんなことはないと思っています。
いずれも非常に多くのことを経験させてもらい、学んだことが今に繋がっています。人にも恵まれ、多くの人のお世話になりました。同じ仕事をしていても、全く転職は考えていないという人もいました。

ただ、いい会社だったか?といわれると、そもそもいい会社って何?というところが明確でないことに気づきました。規模は規模、知名度は知名度であり、自分に合っているかどうかで考えないといけないと思うようになりました。

自分にとってのいい会社を探そう、と思い立ち2度目の転職活動を始めました。

転職にあたりやったこと

一番最初に決めたことは、ノリで転職活動をするのはやめよう、ということでした。2度失敗(あえて失敗といいますが)しているので、次こそは100%の納得感を持って入社を決めようという思いで臨みました。
そのために、自分の方向性(Mission、Vison、Value:MVV)を定め、会社のMVVと合っているかということを新たな判断の軸に設定しました。

自分のMVVを定めるところは半年ぐらいかけて考えを整理していきました。
これまで関わりのある人と片っ端から話をしてみる、人生とは?みたいな抽象度の高いところから考えてみる、自分のこれまでの経験やスキルを抽象化してみる、いろんな会社のMVV設定背景を勉強してみる、といった様々な角度で自分の考えを明文化していきました。

そうして完成したMVVがこちら(全部書くととても長いので標題だけ)

Mission:日々を楽しく
Vision:心身ともに健康に
Value:家族でサポートし合う

こうした自分の中でのすり合わせを経て、”働くをもっと楽しく、創造的に”というミッションに向かってなら100%の納得感を持ってがんばれる!と確信を持ってChatworkへの入社を決めました

そういえば、これまで仕事を楽しいと思ったことないかも…?というところが一番大きい要因でした。
人生の大半の時間を占める仕事をしている時間を、熱中して取り組める楽しい時間にしたい!という私の思いとChatworkのミッションが合致していると感じました。

やりたいことも具体的になり、今回の転職活動の中では”希望する仕事につけなかったらどうする?”という質問は1回も出ませんでした。

軸足をUXに置いてがんばる

Chatworkのミッションに共感したのと同じぐらい、Chatworkプロダクトデザイン部が思い描いているキャリアパスにも魅力を感じて入社を決めました。

なんでも屋になりがちなデザイナーのキャリアパスにおいて、軸足の置き場所を見つける本人の意向を踏まえた専門チーム構想が決め手でした。
私のこれまでのキャリアでは、明確にデザイナーとしてやってきたわけではないので、まずは軸足を定めてスキルを磨くことができる環境に魅力を感じました。
詳しくはこちら↓

現在、私はUXデザインに軸足を置きつつ、デザイン基盤チームの一員としてUIデザインに必要な地盤固めに取り組んでいます。
まだまだ試行錯誤の真っ最中ですが、将来を見据えて試行錯誤できる状態であることが、重要だと感じています。
がんばるぞ!

ということで、これまでの経験から感じたことを踏まえてChatworkに入社を決めるまでのお話でした。

Chatworkでは、一緒に働く仲間を絶賛募集しています!ご興味がありましたら、ぜひ採用情報をチェックしてみてください。ご応募お待ちしています!


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