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娘が20歳になったら、生まれ年の味噌汁を飲もう。

生まれ年のワインを飲むように、
子どもが「生まれた年に仕込んだ味噌」
の味噌汁を飲もう。


ーーーこんなことを思いついたのは、
2年前に仕込んだ味噌を、使いきった今日だった。

2年前は娘が1歳になった頃。
夜にやっとママの時間ができた。

毎日子どものお世話して、くたくたになって
一日が終わっていく。

空っぽな人生な気がして、何かしなくては!
とずっと思っていた。
(今思えば、それはそれは立派な「オシゴト」だよ
と言ってあげたいけどね)


味噌を仕込もう!と思い立ち、準備をし、
娘が寝たら いざキッチンへ。

できそうでしょ、これ。

昨日水で戻しておいた大豆。
圧力鍋で煮る。
と、そのとき。

「うぇ、うぇぇーーん」
ーーー起きた。
火を消して、娘のもとに直行。
そして寝るまで1時間。


再び味噌仕込み。
圧力鍋を火にかけ直して、20分。

塩と麹を混ぜてると
ーーーまた起きた。
そして寝かしつけて

この時点で夜12時。
冷めきった大豆を潰していると
また起きた!

そうこうしてると深夜2時、、。
心折れそうになりながら、
仕込み終えると、
塩の量を間違えたことに気づく。
倍量入れてた

ーーーあああぁァァぁうァイぃー!!!

寝る。
次の日、調整した。


そんなこんなで2年前に作った、
あのときの味噌。
ちゃんと食べれるものに仕上がって、

時間の経過と共に、とても美味しくなって
今日で無くなりそう。

そして、味噌と共に娘もこんなに大きくなった。


無くなりそうな味噌を見て、
なんだか泣きそうになった。


ここで、

「娘が20歳になったら
生まれ年の味噌汁を飲もう」

と思いついた。


娘は今3歳だから、
生まれ年の味噌はもう作れないけど、
子供の成長と共に、育つ味噌。
また仕込んでみようかな、と思った。


●↓おまけ↓●

※塩分濃度をあげても、
20年持たすのは難しいです。



おしまい


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