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◆横浜を歩く◆①都市デザイン横浜展を訪れる

もう2か月前になりますが、4月の週末に横浜を歩いた時の備忘録です。この時は、「都市デザイン横浜展」を見るために、横浜を訪れました。その際、街を歩きましたので、そのあたりについて書きたいと思います。

まずは、横浜線で桜木町駅まで。
華やかなイメージのある駅です。
ここは、鉄道発祥の地でもあります。
横浜駅(今の桜木町駅)ができたころの絵が飾られています。
桜木町駅前。ランドマークタワーが奥に建ちます。

今日の散策は、桜木町駅からスタート。横浜駅が昔あったこの地は、古くから栄えた交通の要衝です。

少し野毛に寄り道。
ホルモンセンターでホルモンを食しました。
とっても美味しいランチでした♬

昼食を食べに野毛の町に少し寄り道。とても楽しいランチタイムでした。

展覧会会場を目指します。貨物列車が走っています。
大岡川に架かる、櫻川橋。
広い道路が大岡川と交差する橋です。
大岡川を渡る根岸線。何故か川は桁橋、道路にアーチ橋の組み合わせ。
大岡川。横浜のシンボル的な川の一つです。
ここは「大江橋換気所」という施設。
地下を走る横浜市営地下鉄の換気塔。
今は工事中で、敷地にある自転車置場も閉鎖されているようです。
【第3桜木町橋りょう 設計:東京幹線工事局、施工:鹿島建設 昭和36年竣功】
こちらは、桜川橋に隣接する大江橋。
昭和48年の完成です。
何やら不思議な建物を発見。
「桜木町換気所」と言います。首都高のトンネルの換気所のようです。
首都高の地下トンネルとつながる非常出口のようです。

大岡川に架かる、桜川橋と大江橋付近を散策しました。大きな道路だけでなく、根岸線の橋や、横浜市営地下鉄、首都高の施設もある、ちょっと不思議な界隈でした。

続いて、弁天橋を渡ります。昭和51年の竣工だとか。
隣は、さくらみらい橋という歩道橋が架かります。
弁天橋の親柱。横浜の玄関口の橋だけあって立派です。

弁天橋は、先ほど桜木町駅で見かけた横浜駅から横浜の町に向かう時に渡る橋として描かれていた橋で、横浜の入口の橋という場所だったようです。

大岡川を渡った先は、馬車道駅。横浜市役所の新庁舎がある場所です。
そして、展覧会が開かれている、北仲の再開発ビルへ。
赤レンガの建物が活用されている、北仲BRICK。
元々の、横花生糸検査所の跡です。

展覧会の開催されている、北仲の再開発ビルに到着しました。ここは横浜生糸検査所の跡地で、赤レンガの建物が残されています。

古い施設をガラス張りで見せる工夫もしています。
基礎部分を残す役割だけでなく、展示ブースの役割も担っているようです。

さて、展覧会会場に到着しました。展覧会のテーマはずばり、横浜の都市計画の歴史を振り返るということです。この展覧会、本来ならば3月末で期間が終了してしまうはずだったのですが、好評につき(コロナ禍の影響もあったのでしょうか!?)延長して開催されていました。3月に行けなくて、一旦行くことを諦めた展覧会だったのですが、行けてラッキーでした(笑)。

展覧会の入口。会期は3月末までだったのが、延長されていました。
何と言っても、展示の目玉は横浜の町の大きな模型。
昔の横浜港ができた過程や、みなとみらい地区の開発などの歴史を勉強できます。
この模型を眺めているだけで、何時間でも過ごせちゃいます(笑)。
海側から見た横浜港。
先ほど歩いた桜木町駅付近。
運河は根岸線の橋の下側の首都高の掘割部分です。

横浜港の歴史を勉強しながら、この模型を眺め、街の成り立ちを学ぶことができました。うまく説明できませんが、ザックリ説明すると、横浜はかつては大岡川の河口にできた砂洲(北仲~山下公園当たり)の後背湿地が江戸時代に新田開発で埋め立てられていたところに運河(今の桜木町駅~石川町駅の間の首都高の掘割道路が走っているところ)を作り、そこよりも海側が開港したエリア、ということができるのではないでしょうか。

まだ運河があった頃の横浜。
何となく運河から海側と陸側に分かれていた感じがわかります。
横浜ベイブリッジの模型もありました。

展覧会を眺めていると、横浜の町の都市開発の流れがよくわかりました。運河の跡地に首都高が開通し、港の拡張の過程で海側に埋立地と鉄道が発達しました。山側は、昔の新田開発でできた大岡川や帷子川の低地や、そこの間に高い土地もあり、実はかなり変化に富んだ地形をした場所です。それを歩いて楽しむために、色々な仕掛けがしてある・・など、横浜の町のデザインはとても奥深く、少しの時間で見ただけではまだまだ理解できないことも多かった気がします。

今回はここまで。この後、横浜の都市計画を学んだ状態で、横浜の町を歩きました。変化に富んだ、ちょっと変わった横浜の町の散策を楽しみました。知らないことばかりの横浜散策を次にお伝えしたいと思います。

(続きは、こちら)


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