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【帰省先でのプチ街歩き】②栗東駅前を歩く
年末年始の帰省は、大晦日、元日を中心に、いくつか帰省先で慌ただしく移動していたため、ゆっくり歩いたりする時間はありませんでしたが、短時間で探索できる範囲の、訪問先の近所を少し探索しました。それだけでも、かなり魅力的な街の雰囲気が垣間見られると思います。前回の探索は、年末最後(大晦日)に、京都の大山崎町を探索しました。
今回は、元日の今年最初の街歩きを、滋賀県栗東市で楽しみましたので、その内容を紹介したいと思います。
■栗東駅前を歩く
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栗東駅前の探索を開始。栗東駅は、JR東海道本線の草津駅の隣の駅。1時間に4本程度各駅停車が停車する駅です。
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JR栗東駅は、1991年に開業した、東海道本線の中では比較的新しい駅です。
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東口の駅前には、ロータリーと、滋賀県を代表するスーパーである、平和堂のアルプラザや、タワーマンションもあり、近代的な雰囲気があります。
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駅前にはパブリックアートもあります。当日は小雪がちらつき、とても寒い一日でした。
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栗東駅前にカラーマンホールがありました。
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マンホールに描かれている図柄は何か?と思ったら、すぐ横に、「町の花 きんせんか、町の鳥 めじろ」の文字がありました。ここは元々滋賀県栗太郡栗東町だったのが、2001年に単独で市政を施行しています。栗東駅が開業したころは、まだ栗東町の時代のようです。
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地下道を通って駅の西側に行ってみましょう。
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駅前には、このような自動販売機をいくつも見ることができます。滋賀県から京都や大阪までは、比較的JRの正規運賃が高く、割引率の高めの回数券が発売され、広く利用されているので、こういうチケット屋さんが活躍するシーンが多いのです。
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駅の西側は、駅から歩くとすぐにこのような古い町並みに突入します。
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栗東市の紋章が入ったマンホールを見つけました。旧栗東町の紋章(今の栗東市も同じものを採用)は、名神高速道路のインターチェンジができたことを記念して、インターチェンジを模した町章だとのこと。土木屋としては非常に興味深い紋章です。
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この地域、栗東市綣(へそ)地区といいます。このモニュメントは、地球のへそだということをPRするモニュメントでしょうか。町会の方が設置されたようです。すごい地名ですが、すごいモニュメントを作ったと思います。
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「古池や 蛙飛び込む 水の音」
なぜか芭蕉の有名な句が書かれた石碑がありました。この地区は芭蕉ゆかりの地です。その理由は後ほど説明します。
■大宝神社を訪れる
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この地区で見どころと言えば、何と言っても大宝神社です。
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大宝神社の参道に架かる石橋は、とても立派で味わい深いものです。
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大宝神社は、飛鳥時代の701年にできたとされる神社です。日本史で習った、「大宝律令」ができたころの元号が名前の由来になっていそうです。
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境内は、参拝客で賑わっていました。
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地元にこんな立派な神社があるのは、なんだかすごいです。
■旧中山道周辺を歩く
栗東駅西口付近は、元々旧中山道が通っていたところです。大宝神社の鳥居も、この旧中山道沿いに建っています。なかなか趣のある旧街道です。
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大宝神社の前の中山道に、大きな道路元標が建っていました。丁寧な説明看板も建っているので、意味がよくわかります。大正6年に建設されたものです。近くの場所への道標だけでなく、第16師団(京都・伏見)や、大津の第9連隊などへの距離も記されています。軍事施設への距離というのが大事な情報だった時代なのですね。
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中山道沿いの公園に、石碑が建っています。
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これが、松尾芭蕉の句碑のようです。
へそむらの まだ麦青き 春のくれ
へそ村という地域は周りより寒いからか、春の終わりなのにまだ麦が青い状態だ、ということを詠った句のようです。芭蕉にとっても、へそ村という地名が珍しく、印象に残ったのではないでしょうか。
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中山道の綣交差点。のどかな交差点です。滋賀県名物、とびだしとびた君もいます。
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この街には、とびたくんがたくさんいました。
■終わりに
栗東駅付近を少しの時間で歩いた街歩き。平成になってからできた新しい駅前と、その近くにあるとても古い町。これらが混じりあっている栗東駅周辺、なかなか見どころ満載の場所でした。
帰省先で楽しんだピンポイントな街歩き。あまり有名でない場所ですが、見て歩くと実はとてもすごい場所だと再発見することができました。これからもいろんな町を歩いて知ることをしていきたいと思います。
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