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▲群馬・栃木への旅▲⑤トロッコ、上毛電鉄で巡る楽しい移動の旅

前回まで、栃木県日光市の足尾の町を歩くことを楽しんでいました。足尾銅山によって栄えた足尾の町。様々な土木構造物などを眺めることができ、とても楽しい街歩きでした。
(前回の続きはこちら)

今回は、間藤駅から、わたらせ渓谷鉄道に乗り、再び群馬県内を目指します。

間藤駅は、宮脇俊三さんの名著「時刻表2万キロ」の終着駅だとか。
若かりし頃に愛読していました。
足尾駅に到着。レトロな駅舎が素晴らしい。
構内には古い気動車が保存されています。
次なる旅の主役は、反対ホームに停まっている、トロッコの客車列車。
トロッコ列車発車前のイベント、機関車の入替作業。これも旅の楽しみです。

足尾駅からは、トロッコの旅を楽しみます。今では数少なくなった機関車に客車をつないだ列車が運転されていて、観光客も呼び込む人気となっています。終点の足尾駅では、折り返しのために、機関車の位置を後ろから前に付け替える作業が始まりました。

機関車と客車が連結されるシーン。乗客が喜ぶ場面です。
連結された機関車と客車。
「トロッコわたらせ渓谷号」のヘッドマーク付きDE10型ディーゼル機関車です。

機関車と客車がセット完了。いよいよトロッコに乗り込みます。

渓谷の車窓を楽しめる車内。

トロッコ列車は開放的な空間なので、車窓の渡良瀬川の渓谷等の景色を存分に楽しめます。ただ、風が強くて持っているものが飛ばされそうになるのと、走っている時は結構寒いのがちょっと大変でしたが、なかなか珍しい経験でした。

通洞駅付近の鉱山施設跡地と思われる一帯。足尾らしい風景じゃないでしょうか。
長い草木トンネルの中では、イルミネーションが点灯。
トンネル内のトロッコを楽しんでもらう工夫のようです。
カーブでは先頭の機関車が見えてカッコいいです。
対向列車とのすれ違いも何だか楽しいイベントです。
沿線にはダムなどの土木施設も多いです。
桃の花が鮮やかな沿線。カメラマンも多いです(笑)。
昔の東武線特急車両を使ったレストランがある神戸駅や、
駅に温泉のある水沼駅もあります。
桜がきれいな場所もありました。
終点、大間々駅に到着。
機関車のプレートは、「わ鐵」に、「わっしー10周年」でした。

トロッコ列車でのわたらせ渓谷鉄道の旅。ちょっと寒かったですが、とても楽しいひと時でした。

大間々駅の駅舎。レトロな雰囲気がいい味出しています。
昔走っていたレールバスが保存されています。

大間々駅から、赤城駅まで歩いて移動。歩いて別の鉄道の駅まで進む街歩き、今回の楽しみの一つでした(笑)。

酒や醬油の樽の産地、大間々。
新路之碑。駅までの道路を作ったことを記念する石碑。
裏側は工事費の寄付者の芳名。

大間々駅前には、なかなか面白い石碑などもありました。実はここから徒歩での鉄道路線乗り換え。これから赤城駅を歩いて目指します。

大間々町(現:みどり市)のマンホール。山車でしょうか。

大間々は、祇園祭が名物のようです。

つかの間のみどり市大間々地区散歩。

赤城駅に着きました。ここから前橋までは上毛電鉄線に乗車。

赤城駅に到着。ちいさく「おおまま」とも書いてあります。
上毛電鉄の電車は、旧京王井の頭線の車両です。
お隣のホームからは、東武線の特急リバティが発車。
最近の鉄道会社、萌えキャラがなぜか多い(笑)。
がらりと変わって、のどかなローカル電車。
この鉄道は、自転車を持ち込めることが特徴。
赤城山を車窓に眺めながらゴトゴト走ります。
中央前橋駅に到着。のどかな旅が楽しめる電車です。

上毛電鉄。特にこれと言った観光地は無いかもしれませんが、何だかのんびりと群馬県内を走り、とはいえ地元の方には普通に利用されている路線です。こういう電車に乗るのは、結構好きです(笑)。

中央前橋駅の駅舎。県庁所在地の中心にふさわしいですが、どこかのどかな駅。
前橋市のマンホール。〇に「市」が市章かと思いましたが、実は〇が市章(笑)。

ただの「〇」が市章の前橋市。マンホールはその中に「市」が書かれているものです。

桃井橋。昭和10年竣功の古い橋です。
広瀬川沿いに走る上毛電鉄。

広瀬川は、江戸時代から「広桃用水」と呼ばれた灌漑用の用水として使われた河川だとのことです。前橋や伊勢崎の町を潤す用水路としての機能を持っています。

東福寺というお寺の馬頭観世音。

前橋市の本町二丁目交差点。国道50号線と前橋駅に向かう道が交わる中心部の大きな交差点です。県庁所在地らしい街並みです。
前橋駅前通りは、シンボルロードらしいので、いろんな名物を教えてくれます(笑)。

県の花、れんげつつじと、ゆるキャラ・ぐんまちゃん
前橋市の市の花、バラをあしらったカラーマンホール。
群馬といえば、上毛カルタが盛んな県です。「裾野は長し 赤城山」

そうこうしているうちに、前橋駅に到着。

高架構造の前橋駅。
駅前にある、「チューリップ」の歌碑。
前橋出身の作曲家、井上武士さんを記念した碑です。

前橋は、「チューリップ」のうたの作曲家、井上武士さんの故郷だとか。

サイタ サイタ チューリップ ノ ハナ ガ
ナランダ ナランダ アカ アオ キイロ
ドノ ハナ ミテモ キレイダナ

誰もが知っている、有名な歌の歌碑です。

前橋路上図鑑という、路上の表示。これだけでも何だか楽しい(笑)。
前橋駅の入口。何だかおしゃれ。
JR東日本が推進する、ECO Stationだとか。地下水を生かした駅施設だそうです。
前橋駅の駅名標。

県庁所在地の前橋駅から、群馬県の鉄道の中心地、高崎駅を目指します。この区間は乗客がとても多く、さすがに群馬の県都というイメージです。高崎駅からもう一つ電車を乗り換えて、夕方の終着駅を目指します。着いたところは・・・。

信越本線の横川駅。

信越本線の横川駅。今回の旅行の主目的は、実は翌日に碓氷峠付近を歩くことだったのです。前日に行きたかった足尾の町を探訪し、夕方にここにたどり着いたのでした。今日の活動は以上で終わり・・・としようと思ったら、この日は面白いイベントをやっていたので、ここにたどり着いたのでした。そのイベントとは・・、

碓氷峠鉄道文化むらの夜間開館と、それに合わせたイベント列車の運転、です。

懐かしい、ディーゼル機関車がけん引する客車列車の雄姿!

ある意味鉄道が好きな人たちにとっては、夜のお祭りという感じだった、これらの模様については、次回書きたいと思います(笑)。

【終わりに】
わたらせ渓谷鉄道に乗り、大間々駅から赤城駅まで歩いて移動し、上毛電鉄に乗り、中央前橋駅から前橋駅まで歩きました。どちらの乗り換えも、徒歩で乗り換えるにはちょっと遠いかな、と思うくらいの距離にありますが、ブラブラ街並みを眺めながら歩くことは、とても楽しかったです。
八王子を早朝に出発し、久喜・足利・桐生を通って足尾の町を見学し、大間々・前橋を通ってこの横川駅にたどり着きました。ここまででも本当に盛りだくさんの一日ですが、まだまだこれで終わりません(笑)。なかなか記憶に残る楽しい一日でした。
(次回に続く)


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