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✶タラリアの夢翼 〜Ailes de Talaria de Rêves エール ドゥ タラリア ドゥ レーヴ〜

♢♢テーマイメージ♢♢
穏やかな夜風が子守唄を歌う。
青く白く、天上でさざめく数多の星が輝き
行くべき彼方を示す標(しるべ)となる。

星空と風が奏でる夜想曲を聴きながら、
祝福のように淡い光が降り注ぐ夜道を
翼を持つかのごとく軽やかに歩む。

漆黒の鏡にも見える緩やかな河に映る
ユラユラと踊る水色の三日月を友にして、
私は夢の旅路を進む。何処までも。

千里の先にも、懐古の記憶の中にも。
神々の世界へも、愛しき人の隣へも。
私は何処へでも行けるだろう。

さぁ、心のままに。想いのままに。
夜明けが現(うつつ)の光を連れてくるまで
美しく心弾む一夜の夢を旅しよう。

ギリシア神話のオリュンポス十二神の一柱、ヘルメス神の有翼のサンダルとして知られる「タラリア」からイメージした作品です。

旅人と商人の守護者、能弁なる伝令神として有名なヘルメス(ヘルメース)ですが、数々の逸話を持つ彼は、「夢と眠りの神」とも見なされています。

ギリシア神話の神々は、それぞれに特徴的な武器や道具を使っています。
ヘルメスも「ケリュケイオン」(あるいはカドゥケウス)という名の杖に、「ペタソス」という名の帽子、そして「タラリア」という名の靴を用いています。

タラリアは翼のあるサンダルです。時には黄金で出来ているとも記述されます。
タラリアの翼は飾りではなく空を飛ぶ力を持つため、あちらこちらのお話で活躍します。黄金の有翼のサンダルで空を飛ぶ……何とも心躍るファンタジーですね♪(⁠◍⁠•⁠ᴗ⁠•⁠◍⁠)⁠✧⁠*⁠。

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