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🍨猛暑疲れをスッキリ癒す夏の歌①


地震や台風、そしてゲリラ豪雨の不安に慄く日も多かった8月も残る日数は3分の1となり、日の暮れも早まりつつあります。

地域にもよると思いますが、うだるような暑さの中にも、秋の気配を感じる瞬間が少しずつ増えてきているのではないでしょうか。

そこで今回から数回に分けて、夏の終わりの寂しい気分を盛り上げてくれる、あるいは疲れた心や身体を優しく癒してくれる、そんな日本の歌をご紹介していきたいと思います🎵


🌻 本日のラインナップ 🌻

①夏に抱かれて(岩崎宏美)
②Return to Myself(浜田麻里)
③夏の終わりが来る前に(北山たけし)
④涙の海で抱かれたい~SEA OF LOVE~(サザンオールスターズ)
⑤ふたりの夏物語(杉山清貴&オメガトライブ)
⑥真夏の夜の夢(松任谷由実)


✅歌紹介シリーズのおすすめはこちら👇





①夏に抱かれて
歌:岩崎宏美
作詞:山上路夫
作曲:馬飼野康二

1979年5月リリース、岩崎宏美さんの17枚目シングル。

ハワイやタヒチなどの海を髣髴とさせる、南国リゾート感満載の曲。

しかし、歌の主人公が恋人とバカンスを楽しむのは「日本の海」。

ちょっとしたミスマッチだが、そこがむしろ、恋のリアリティを生み出す要素にもなっている。

まだまだ夏の熱気は残っているものの、陽射しや空の色にほんのり秋の気配を感じ始める今の時季……

こんなリズミカルで甘い、恋のバカンス気分に浸ってみると、心軽やかに移ろう季節を楽しめるかもしれない。




②Return to Myself
歌:浜田麻里
作詞:浜田麻里
作曲:大槻啓之

1989年4月にリリースされた、浜田麻里さんの9枚目シングル。

当時、大ヒットとなり、毎週ゴールデンタイムに放映されていた歌番組のヒットチャートを連続で賑わせていた。

包容力がありつつ、ガツンとしたパンチのある歌声は、近年の夏の猛暑疲れを跳ね飛ばしてくれるような爽快感に満ちている。

リリースと同時に、カネボウ化粧品の夏のキャンペーンソングに起用されていたため、個人的にこの歌を聴くと夏らしいメイクがしたくなる。


👇筆者が今も所持している、さまざまな化粧品メーカーのCMソングが収録された、2枚組アルバムCD。「Return to Myself」も収録されている。




③夏の終わりが来る前に
歌:北山たけし
作詞:前田亘輝
作曲:春畑道哉

2024年1月リリース。北山たけしさんにとって、事務所独立記念の第一号シングル。

TUBEのメンバー二人で作り上げた作品だけあって、イントロからドラマティックで情熱的(私個人はふと、吉幾三さんの「雪國」のイントロを想起した)。
元々は他の歌手への提供用ではなく、TUBEの持ち歌として制作されていたものだったという。
 (「うたびと」インタビュー
www.utabito.jp/interview/17296/参照)

しかし、この歌に描かれているのは男女の恋愛ではない。
さまざまな失敗や挫折を繰り返してきたであろう、中年以降の男同士の友情だ。

無言で酒を酌み交わし、心と心で語り合い、そして励まし合う。
これぞ「心友」と言ってもいいかもしれない。

「時と共に流れてゆく 歌のように人生は儚いもの」

2番のこのフレーズに強く共感する人も多いだろうし、苦難に打ちひしがれている時に聴くと、「もう一度起き上がろう」という気力がみなぎってくるのではないだろうか。

「夏の終わりが来る前に」とのタイトルにも、さまざまな苦難・挫折の渦中にいる人々への、さりげないエールが込められている。




④涙の海で抱かれたい~SEA OF LOVE~
歌:サザンオールスターズ
作詞・作曲:桑田佳祐

2003年7月リリース。
サザンオールスターズ47作目のシングル。

一夏かぎりの儚い恋がテーマなので、歌詞だけを見るとせつないが、メロディはどこまでもあっけらかんと明るく、リゾート気分を盛り上げてくれる。

さらに、
「振り向きもせず夏は去(ゆ)くけど
また太陽は空に燃えるだろう」
とあるように、主人公はけして、過ぎ去った恋にしがみついていない。

ともあれ、桑田サウンドは真夏に聴きたくなる曲が多いけれど、この歌は夏の終わりから秋にかけて聴くことをお勧めしたい。

ポップな中にもしみじみとした和のセンスも漂う、そんなエネルギッシュな恋愛ソングは、夏バテ気味の心に活力を取り戻させてくれるはずだから……




⑤ふたりの夏物語
歌:杉山清貴&オメガトライブ
作詞:康珍化
作曲・編曲:林哲司

1985年3月リリース。
杉山清貴&オメガトライブの5枚目シングル曲。

曲も歌声も爽やかだけど、どことなく哀愁が漂う。
晩夏の夕暮れ時に聴くと、その絶妙な塩梅が、心にゆっくり沁みてくる。

夏が終わっても二人の恋は終わらない。

だからこそ、夏の間の「二人の奇跡」を振り返り、眩しい陽射しのような思い出を胸に焼き付けたくなる。

ただし、夏は恋愛に限らず、新たな挑戦や、新たな人間関係が生まれやすい季節。

こんな素敵な曲を聴きながら、夏の出来事・出逢いを振り返りつつ、次の季節へと軽快な足取りで進んでいきたい。




⑥真夏の夜の夢
歌:松任谷由実
作詞・作曲:松任谷由実
編曲:松任谷正隆

1993年7月リリース。「冬彦さん」がマザコン夫の代名詞にもなり、一大センセーションを巻き起こしたTBS系列ドラマ、『誰にも言えない』の主題歌として起用。

ドラマの内容ともリンクする、ミステリアスで情熱的な歌詞・メロディは強烈なインパクトを放ち、瞬く間にミリオンヒットとなった。

とにかくストレス発散には打ってつけの曲。

このミュージックビデオの松任谷由実さんも一心不乱に踊っているが、夏の猛暑疲れを吹き飛ばすようなノリの良い曲が恋しくなったら、ぜひこの曲にノッてみることをお勧めしたい。





🐥本日の記事は以上です🍀
ここまでご覧くださり、ありがとうございました m(__)m

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