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🎵雨の日に聴きたい歌⑪-3 気分が上がるオシャレな雨の日ソング💚(6曲)


「雨の日に聴きたい歌」。

約2ヶ月間にわたって日本の歌謡曲・懐メロ中心に紹介して参りましたが、本日は最終回(一旦終了)となります。

今週末は私の地元で大規模な夏祭りが開催予定で、この期間、天候には恵まれるようですが、その後またしばらく雨天が続くとの気象予報が出されています。

落雷や台風などへの警戒も怠らず、本日も素敵な「雨の日ソング」をご紹介していきたいと思います ♪


✅前回記事⑪はこちらから👇




①雨の湘南通り
歌:横浜銀蠅
作詞:翔
作曲:翔
編曲:横浜銀蠅

1981年7月発売。

湘南の海辺のシーンが歌詞に登場すると、もうそれだけで季節は夏、というイメージが浮かぶ。

雨の日に聴くと心が晴れそうな曲調・ギター演奏だが、歌詞はとてもせつない。

哀愁たっぷりな歌詞に浸るもよし、ゆったりとしたバラードに身を委ねるもよし……

色々な愉しみ方が可能な一曲だ。




②ローマの雨
歌:ザ・ピーナッツ
作詞:橋本淳
作曲:すぎやまこういち
編曲:服部克久

1966年10月リリース。

リズミカルでノリのいい曲は、あのドラゴンクエストシリーズの作曲を手掛けた、すぎやまこういちさん。

歌詞は、はかなく短い恋をセンチメンタルに描いているが、あっけらかんとした響きを帯びたメロディによって、そのせつなさが中和されている。

ノスタルジックな一曲だが、とても洗練されている。





③雨を見たかい(Have You Ever Seen the Rain)
歌:CCR(Creedence Clearwater Revival)
作詞・作曲:ジョン・フォガティ

1970年1月リリース。

この歌はベトナム戦争に関連した反戦歌、というふうに解釈されたこともあるようだが、実はバンドメンバー内での確執・軋轢を暗喩したものだと作詞・作曲者のジョン・フォガティは語っている。

ただし、鑑賞したり歌唱する際、この暗喩の真相を正確に捉えなければならない、というふうに堅苦しく考える必要はない。

聴き手の自由な感性・発想で鑑賞してこそ、演奏・歌唱のアレンジも広がるし、そこに新たな芸術が開花したりする。

したがって、「It'll rain sunny day」(晴れているのに雨が降ってくる=キツネの嫁入り)という歌詞を、自身の日常に起きた思わぬアクシデントと重ね合わせて聴いたり、歌ったりするのも有りだと思う。




④雨に濡れても
歌:B.J.トーマス
作詞:Harold Lane David
作曲:Burt Bacharach

1969年10月、映画「明日に向かって撃て!」の挿入歌として使用された。

この歌の「雨粒(raindrops)」も、人生に降りかかる災難や憂鬱な出来事を意味する「暗喩」。

いかなる困難が待ち受けていようと、どんなつらい雨が落ちてこようと、けして負けたりしない、と歌の主人公が自身を勇気づける内容となっている。

しかし、それは悲壮な決意などではないし、決死の覚悟、というような重々しいものでもない。

「なにがあっても気持ちを楽に、前を向こう」という、さりげない「自分応援歌」だ。

その主人公楽観主義的なの心境が、のどかで明るい曲にもよく反映されている。




⑤スペインの雨
歌:小柳ルミ子
作詞:阿久悠
作曲:大野克夫
編曲:荻田光雄

1979年4月リリース。

この歌もザ・ピーナッツの「ローマの雨」同様、異国情緒あふれるドラマティックな詞で展開される。

サビの描写で、はじめ小振りだった雨がやがて土砂降りに変わることが読み取れるが、曲の一番の盛り上がり部分で、詞も大きな山場を迎えるという一致性が素晴らしい。

そこに歌の説得力が生まれるし、聴き手はしっかり感情移入することができるからだ。




⑥雨のエア・ポート
歌:欧陽菲菲
作詞:橋本淳
作曲:筒美京平

1979年4月、欧陽菲菲さんの2枚目シングル曲としてリリース。

この歌は個人的に、一度聴いたらメロディが頭から離れなくなるほど、インパクトの強い一曲だった。

自分の率直な想いを(伝えるべき相手に)素直に伝えられなかった日や、仕事が多すぎて疲れた日、この歌を口ずさむと明るくなれる。

もちろん、雨が降ってどんよりと気が重い日には、曲のノリにも救われる。

「未練の涙だけは責めないで欲しいのよ」という、か弱い女心をパワフルに歌い上げる欧陽菲菲さんの個性もまた、聴き手の心の「どんよりと立ち込めた雨雲」を一掃する作用を持っているはずだ。

まったく古さを感じさせない、洗練されたメロディと歌声を堪能していただきたい。







🐥本日の記事は以上です🍀
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