[読書]盤上の向日葵(上) 柚月裕子
ある山中で発見された白骨死体の傍らには、稀代の名人作の高価な将棋の駒があった。死体の主は?死因は?その足取りを追う2人の刑事の旅は続く。
それと並行して元教師唐沢の目を通してのち
時代の寵児となる天才上条桂介の生い立ちが語られる。時代の違う2つの話はどこで交わり、事件の真相は?著者の本らしくテンポ良く読める長編ミステリー。
上巻を読み終え、何となく昭和の匂いのする「飢餓海峡」や「砂の器」を思い浮かべたのは私だけだろうか?著者の本「蟻の菜園」に連なる作品の一つかもとも思える。真相は如何に。続けて読み進もう。
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