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日本の消費の4割は65歳以上?

 日経の記事によると日本の人口の29%が65歳以上。だがその世代が消費しているのは家計消費全体の39%だという。お金を持っているのがこの世代なのだからあり得る話である。 

 今年の賃上げは3.58%であるがこの世代の主たる収入である年金の伸びは1.9%。この記事では年金世代の収入の伸びが小さい為、消費が抑制されることを懸念している。

 年金世代は先行き収入の伸びがない。この世代は実は将来の生活に不安を感じて消費に踏み込めないという現実がある。年齢が上がるほど消費に臆病になる。それなのに65歳以上家庭の平均金融資産は1915万円と全世帯平均より636万円多いという。この世代が金融資産を消費してくれないとなかなか消費は進まない。

 だから悪いことを考える方は、この世代の資産を奪って使うのは経済活性化だとうそぶく。それはないよな。この世代が将来に不安を感じずに消費してくれること。考えるのは難しいかな?

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