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老人にはタンス預金をしてもらおう?

 新聞の投書欄で気がついたのだが、多くの銀行では70歳以上の老人がATMで一回に下ろせる金額の限度を20万円に引き下げているらしい。

 銀行からすると出来る限りオレオレ詐欺等に巻き込まれたくないのでリスクを取るという気持ちも分からないでもない。

 ただキャッシュレスが進んだ現代で現金を使うことは減っているし、高額の買い物はカードか振込を利用するので何十万円もの現金を下ろすことはほぼないような気もする。銀行もそのあたりを考えたことなのだろう。

 だがキャッシュレスをあまり使わない老人はまとまった現金が手元に無いと不安になるかもしれない。となるとATMでまとまった額が下ろせないことを知った老人は手元の現金を増やすようにしないだろうか?

 すると多額のタンス預金は危険だから早く回収しないとならない。そういうことを考える方々が現れるのも不思議はない。下ろした後のタンス預金は銀行の責任じゃないしね。


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