在宅緩和ケアを学ぶ
病院勤務の看護師としての時期にピリオドを打ち、次の職場「ホスピス」入職まであと1か月と少し。
神経難病の看護は3年+αの経験をしてきましたが、がん看護そのものや、在宅での緩和ケアは、実は初めてです。
いや、詳しく書けば、ターミナル期の神経難病の方のケアは、病棟勤務時代に少なからず経験させていただきました。しかし、在宅での緩和ケア、そして、がん看護自体はまたくの初学者なのです。
訪問介護時代に、メインで担当していた神経難病の利用者さんに肺がんが見つかり、看取りまでを経験はしたが、あくまで介護福祉士としての「生活支援」がメインであり、「医療支援」は経験していません。(医療的ケアは担ってはいたが)
入職までに基礎的な勉強をしておいて、新しい職場で全て学び直しです。
入職した病棟で4年目ともなると、病棟看護を大方把握し、業務の流れ的にも良い意味で「慣れ」があるので、そのまま残れば、楽っちゃ楽です。
ですが、地域在宅ケアの現場でやると決めて計画していた私の決心は、その楽には流されませんでした。病院で働いた期間は、本当に大変なことがたくさんあり、しんどかったこともたくさんあったけれど、本当に学びがたくさんありました。その経験は、地域在宅ケアの現場で、必要に応じ、生かしていきます。
でも、学び直すのです。
イチからやるつもりで、出直すのです。
訪問介護や病棟看護師の経験が、すぐに生きるなんて思っていません。
いつの日にか、その経験がじわっと、日々のケアににじみ出てくる日の為に、これからまた学び直す所存であります。
そんなわけで、入職までに勉強していきましょう。
在宅での緩和ケア、在宅でのがん看護を。
まずがんの病態や治療の概要を理解しようと購入。
パラパラとめくっているのがこの書籍。
入職してからも、がんの病態や治療について参照できるので、必携と判断。
そして・・・
やはりこれは外せなかった。
看護師として、在宅や居宅のターミナルケアを担うにあたって必読と判断。
がんだけでなく、非がんのターミナルケアについてもしっかり触れられていて、とても助かります。
なによりも、内容が看護師目線でNsとしては読みやすい。
あとは、これは病院を退職するときに、同じ自立生活センター系の介護士出身の後輩からいただいた書籍。熱い、アツイのだ。
Amazonの読みたい本リストに入れて未購入だったもの。
さすが同じ出身・種族の看護師。
よくぞ私に必要な本を見抜いてくれました。
正直、この書籍に出てくる皆さまの取り組みは、私の眼にはまるで、魔法のように映ります。でも、選りすぐりの先人たちの取り組みを活字で触れる事で自分を鼓舞しつつ、ぼちぼちやっていきたいですね。
そして最後に、これが無料です。
講義動画の視聴も、資料も、無料で開放されています。
本当にありがたい取り組みです。
公益財団法人
在宅医療助成 勇美記念財団 在宅緩和ケア
動画と資料が無料で閲覧できます。
在宅緩和ケアについての総論、がん・非がんの在宅緩和ケアに関する講義があります。全部で6つの動画。22ページの資料。
感謝して拝見いたします。
出来る事を、こつこつと。
そして、入職する施設の「実際」からも、貪欲に学んでいこうと思います。
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