過度なダメ出しは、無気力な人間を作り出すことにもなる

自分自身が親の立場や、組織で上司・先輩の立場になった際、ついついダメ出しをしたくなるものだと思います。
このダメ出し、あまり多用すると相手にネガティブな影響を与えることがあるようです。
例えば、「自分はできない人間だ」とか「ダメな人間だ」と考えるようになり、それが積み重なることで、「どうせやっても無理」という強いネガティブな意識を持ってしまうようになるそうです。
このネガティブな意識は下手をすると、何事に対しても無気力な人間を作り出してしまうようです。
ではどうすれば良いか。

大切なのは、「自己肯定感」を高めて差し上げることだそうです。
簡単なことでも「〇〇ができたね」や「〇〇ができたのは凄いこと」と相手にキチンと伝えることが大切なのだそうです。
その上で、「もう少し〇〇するともっと良くなるよ」とか「今度はここを〇〇してみよう」など、プラスのアドバイスをして差し上げるのがポイントなのだそうです。

勿論、是正すべきことはキチンと指摘するのが指導者として大切なことなのは言うまでもありません。
しかし、頭ごなしに「ここはダメだ」とか「何故できない」などと伝えても、相手のモチベーションは下がるばかりであることを認識する必要があります。

時代は変わり、指導者としての手法も変わりつつあります。
相手が活動しやすい環境を構築することは、自己の活動環境を良くすることにも繋がります。
この世は、自分の発した言動を自ら受け取るというものであることも意識して、ダメ出しも考えていきたいですね。

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