ぬた(ちゃぴお)

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ぬた(ちゃぴお)

shelikes/月刊無職ライター/LivelyTalkホスト 日々のことをつらつら書きます

マガジン

  • 母と過ごした2ヶ月半

    2022年8月。私は27歳、母は59歳。急に足が動かなくなった母は、ガンが脳に転移しており、余命1,2ヶ月と宣告される。私は仕事を休み、自宅で母の介護がスタートしました。母と過ごした日々と最期の想いを綴っています。

  • SHElikes関連

    女性向けオンラインキャリアスクールSHElikesで取り組んだ課題や、コンペで採用された記事を掲載しています。

最近の記事

4月とわたし

家の庭、春になるとたくさん花が咲きます。 ツバキ、ハナミズキ、スイセン… (でも名前が分からない花がほとんど) 子供の頃、庭に自然と生えてくる撫子の花を摘んで母に渡し コップに入れて、わくわく眺めていたのを覚えています。 雪に埋もれていても、春になるとちゃんと花を咲かせる。 昨日までつぼみだったのに、いきなりブワッと花が咲いたり。 私が生まれたころから、変わらずにずっと毎年咲いている。 なんなら、誰も植えていないのに、新しい花が勝手に咲いてる。 子供の頃から4月が好

    • 綺麗な三日月

      「書くことは世界を狭くすること」ってなにかでみた。 この言葉を知ったとき、「あーなるほど~まぁ確かにそうね~」くらいの感想だった。 昨日、東京へ向かう夜行バスに乗るため、21時過ぎに歩いてバス停に向かった。空にはオレンジの細い、三日月が。 「あ~~~!綺麗!」 そう思ったと同時に、三日月の存在を「綺麗」という一言で、済ませたくない気持ちが湧いてきた。 綺麗なのよ、確かに。でも、綺麗だけじゃないの、絶対。 月なんて、地球が生まれたころからあるわけで(同じ時期に生まれ

      • やってることはライター。でも私は「ライターです」とは言いたくない。

        私は、母親の介護+看取った経験を、何とか残しておきたくてnoteを始めた。 そして、その文章を読んでくれた人たちから励みになったよ、など素敵な感想をたくさんいただいたことをきっかけにライターの仕事に興味を持った。 それからは、オンラインのキャリアスクールSHElikesというところでライターの勉強をし、ライターになるための道のり、ポートフォリオを作るだとか、案件を獲得するだとか…いろんなことを知った。 ・・・・ライターへの道が明確になったとたんに なんとなく憧れていた「ラ

        • 【山辺町】話題の「推し活カフェ」で味わう絶品チーズケーキ&クリームソーダ

          今回ご紹介するのは、2022年6月にオープンしたCafe Anju(カフェアンジュ)さん。 私が土曜日に訪れた際、店内は満席でお客さんが並ぶほどでしたので日を改め、平日にリベンジしました。若い世代の方からご年配の方まで、さまざまなお客さんが足を運んでおり、地域のみなさんに愛されているカフェです。 そして、なんといってもこのカフェは「推し活ができるカフェ」ということでニュースや、SNSで話題になっているのです。今回はそんな大注目のCafe Anjuさんにお邪魔しました。

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        • 母と過ごした2ヶ月半
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        • SHElikes関連
          7本

        記事

          夜のおかいもの

          夜の買い物が好きで、 だいたい19時半に出発する。 食料が値引きされてるからっていうのもあるけど、お店の中も静かで、駐車場も空いていて気持ちがラク。 それに子供の頃も、金曜日の夜、母にジャスコに連れてってもらうのがすごく好きだった。夜のスーパー。なんかワクワクする。 よくアイスとか、ランチパックのたまごとかをねだって買ってもらってた。そして車ですぐ食べる。 今も買い物が終わったら、車の中で一人で静かに菓子パンを頬張ったり、じゃがりこをもしゃもしゃ食べたりしている。

          夜のおかいもの

          【SHElikes】ライターコンペ入選記事

          テーマ:15分でできる隙間時間の活用法 (2023年10月前期開催) テーマ:私流モヤモヤの晴らし方 (2023年10月後期開催) テーマ:わたしらしくご機嫌でいる暮らし方 (2023年11月前期開催) ✐与えられたテーマを深掘りし、想定読者が本当に求めているものは何かを考え執筆しました。 ✐自身の体験を織りまぜ、より読み手が共感できるように工夫しました。 ✐読みやすく、分かりやすい構成を意識しました。

          【SHElikes】ライターコンペ入選記事

          元リクルート社員が語る 仕事への向き合い方/『SHEmoney』松尾真里

          ・松尾真里さん SHE株式会社で女性向けのマネースクールSHE moneyのブランド責任者を務める。新卒でリクルートに入社するも20代でキャリアチェンジを決意し退職。その後はSHE株式会社に転職し、さまざまな新規事業の立ち上げなどに携わっている。 ・マネースクールSHEmoney 自分らしい資産形成を学ぶマネースクール。お金を稼ぐ・増やすのではなく「自分にとっての豊かさ」に焦点をあて、コーチングを通して深掘りをしていく。金額のような定量的な指標ではなく、自分が感じる豊かさを基

          元リクルート社員が語る 仕事への向き合い方/『SHEmoney』松尾真里

          一度着たらもう手放せない!「着た着て」Tシャツの魅力とは

          「着たくないのに毎日着てしまう」Tシャツ、そんな名前がついた、略して「着た着て」Tシャツ。着たくないはずなのについつい着てしまうなんて、一体どんなTシャツなのか気になりませんか?今回は着た人の心を掴んで離さない、不思議な白Tシャツの魅力に迫ります。 アイロン不要でパリッと着こなせる、そんなTシャツあるの?シンプルな白Tシャツはプライベートだけでなく、ビジネスシーンにもマッチします。清潔感が出て、オンオフともに使い勝手が良いアイテム。ジャケットを羽織りパリッと着たり、ジーン

          一度着たらもう手放せない!「着た着て」Tシャツの魅力とは

          【症状別】日焼け後の正しいアフターケアはこれだ!

          夏は海やキャンプなど外でのイベントが盛り沢山ですよね!ですが、そこで気になるのが日焼け。日焼け止めを塗るのが面倒だったり、塗り忘れてしまったりで、「気づいたら肌が赤い!」なんてことも。また、日焼けによってかゆい、痛い、皮むけなど肌トラブルも多いですよね。今回は肌の状態別に、日焼け後のアフターケアや治し方をご紹介します! ①赤い日焼けの対処法 アフターケアの基本はまず「しっかり冷やすこと」です。日に焼けた赤い肌は火傷をしている状態なので、早急に冷やしてあげましょう。冷たい水

          【症状別】日焼け後の正しいアフターケアはこれだ!

          私は今日も、くまに愛を伝える

          「生んでくれてありがとう」「大好きだよ」 感謝や愛を言葉で伝えることは、なぜこんなに恥ずかしく感じてしまうんだろう。本当に伝えなくてはいけない人の前では「きっと伝わってるから言わなくてもいいよね」「また今度にしよう」なんて思って、言葉にすることから逃げてしまう。私はずっとそうやって生きてきた。 しかし、私のお母さんは真逆だった。私と違って昔からよく言葉で愛を伝えてくれた。子供のころから私は、どうしたって恥ずかしくて「うん……。」と呟き、照れ隠しでいつも違う話をしてはぐらか

          私は今日も、くまに愛を伝える

          何かのせいにする、そんな夜が、あったっていい

          久しぶりに温泉に来た。 そろそろ生理がくるから、行くなら今日だ、と思い立って。 女ってめんどくさい。 早くお湯につかりたくて、つい急ぎ足になってしまう。 私の実家は近くに温泉があって、子供のころからよく入りに行っていた。 だから、大人になった今でもたまに温泉に行きたくなる。 ** 大量のお湯に全身が包まれた瞬間、つい「はぁ~っ」と声が漏れてしまう。 「風呂は命の洗濯よ」ってミサトさんが言ってるけど、これこそ、洗濯スタートの合図だ。 平日の夜だからかな、大浴場を独り占め

          何かのせいにする、そんな夜が、あったっていい

          久々に江國香織さんの本を読んだらスイートだった

          先日、待ち合わせまで時間があるからと、ふとブックオフで時間をつぶした。本屋に行くとつい探すのが、「昔好きだった小説家」の欄。 *** 私の人生において、一番本を読んでいたのは小学生~中学生のとき。 当時は本屋に行っては、気に入った小説家の本を集めていた。 特に集めたのは乙一さん、本多孝好さん、そして江國香織さん。 (※乙一さん、好きだったけどホラーやグロ系は苦手……。) 高校生になると部活に時間を注ぎ読書から遠ざかり、大学生や大人になると自己啓発やらビジネスやらマイ

          久々に江國香織さんの本を読んだらスイートだった

          沖縄にまんまと騙された話

          私は、今も昔も沖縄に惹かれてる。 MONGOL800のアルバムに収録された「琉球愛歌」 中学生のころ、この歌が大好きで(王道の小さな恋の歌ももちろん好き) 「こんな素敵な歌を生み出せる人たちが生まれた所は、素敵な所に違いない!」 そんなことを思って「沖縄で一人暮らしをしたい!」と当時の私は意気込んでいました。 (吹奏楽曲でも沖縄の曲が好きです、琉球音階に惹かれるのかも。) 東北の内陸生まれだからなのか、そもそも海への憧れが強かったです。子どものころから海水浴に何度も連れて

          沖縄にまんまと騙された話

          終わりに向かっていく明日を、笑って迎える意味を。

          これは、RADWIMPSの「トレモロ」の最後のフレーズ。 私のマイカー「おもちちゃん」(※単純に車体が白いから)で流れるのは、私にとっての懐メロ。小中高で使っていたウォークマンに入れていた曲をスマホに転送し流しているから、エモさMAXな曲を聴きながらいつもハンドルを握っている。 邦ロックが大好きで、昔はよくライブやフェスに行っていたっけな。特に好きだったのが、RADWIMPSとBUMPOFCHICKEN。(今はあまり聴かなくなってしまった~!)当時の学生といえば、ラッド、

          終わりに向かっていく明日を、笑って迎える意味を。

          私のダイエット記録

          私は今年、はじめて本気でダイエットに向き合い、ダイエットを頑張り切ることができました。せっかくなので、このダイエット生活を振り返ろうと思います。 食べることが大好きな私はもともとダイエットや運動に興味がありませんでした。「明日死ぬかもしれないこの人生、食べたいものを我慢して生きるよりも、好きなをものを食べて幸せを感じて生きていたい」と好き勝手食べる生活。 しかし、ふと「人生で一回くらいは薄いお腹を持った姿になるのもいいかもしれん」と思い立ち…今年の6月あたりに、「今年の夏

          私のダイエット記録

          親も、ただの人間だった

          子どもの頃、親は絶対的な神様だった。 「この人たちと一緒にいれば、何があっても大丈夫」という圧倒的な安心感。常に正しくて、完璧。私にとって目標であり、憧れ、スーパーマン。そんな存在だった。 小さい頃、母は私の宗教だった私は特に母が大好きだった。歌が上手で、絵も得意。母が作るご飯はどれも美味しかった。いつも優しく、怒鳴ったりしない。私のわがままを何でも聞いてくれ、私はよく甘えていた。温かくて、心強い人。そんな母の背中を、私はずっと追いかけていた。 母は30年前、今の自宅か

          親も、ただの人間だった