かわむらようた

お茶が好きで、自分の茶畑を管理したり、手炒り茶を作ったり、茶を淹れたり、セレクトして販…

かわむらようた

お茶が好きで、自分の茶畑を管理したり、手炒り茶を作ったり、茶を淹れたり、セレクトして販売したり、なんだかよくわからないことをフリーでしてます。鹿児島県出水市の地域おこし協力隊です。 【初めまして。こんにちは。】から読んでいただくと分かりやすいと思います。基本、文章です。

マガジン

最近の記事

【茶の話】茶店はじめます。

2022年3月6日(日)から、毎週日曜日に 出水の武家屋敷群の近くにある「すみとカフェ」さんで、茶店をさせていただけることになりました。 超ミニマムで、牧歌的な雰囲気漂うこんな素敵なお店で、毎週茶店できるなんて、とても嬉しいです。あすみさんほんとにありがとうございます。 実は、2021年の夏あたりから茶店をやりたいとずっと考えていました。 ここ、出水を中心としていわゆる世間一般のイメージは、「この辺りに茶はない」です。無知ながら出水に引っ越してきて、足を使ったり、風土

    • 【かわむらという生き物】僕の人生⑤

      五ヶ瀬滞在時代~出水へ 台湾から帰ってきて、すぐに五ヶ瀬へ。 釜炒り茶を作り続ける興梠洋一さんの「五ヶ瀬緑製茶」に住み込みで転がり込んでいきました。師匠がご家族で住んでいるお家とは別に、木造建築の離れ、通称「木工所」で生活することになりました。 まわりまわってこんなことになろうとは。 京都をスタートに、大阪なんば→北海道ニセコ→台湾の台北。 そして今度は九州。いったん地元に戻ってから移動するので、古い友人たちは最初こそ「えー?!」とリアクションしていたものの、もはや

      • 【茶の話】農薬と肥料②

        より生命力を持った活きた生葉って何だろう。そんなところから進んだこの記事ですが、前回、自然栽培ってどうなんだろう?というところで話が終わりました。今日はその続きです。僕としてはここを伝えたくて書き始めたのに、本題が②になってしまいました。。 有機栽培って一口に言っても色々ありそうだというのは前回書きました。「肥料は有機質か化学質か、有機質なら動物性か植物性か」「農薬は有機質のものか、科学質のものか」というところです。 肥料や農薬は有機質のものか?という言葉が示す通り、有機

        • 【僕の好きなもの、人、お店】ステンドグラス

          今回は、出水市の野田でステンドグラス職人をされているatelier naoriさんこと井町ご夫婦のところへ遊びに行ってきました。 なんでかと言いますと、僕の協力隊としての活動に体験ツアーの増設というのがありまして、出水市内でユニークなスキルを生かして活動されている方を探していたところ、井町ご夫婦のことをInstagramから見かけました。 https://www.instagram.com/ateliernaori/ 超綺麗!すごい!と思ってホームページを見たら一日体験

        【茶の話】茶店はじめます。

        マガジン

        • 【茶の話】まとめ
          3本
        • 【かわむらという生き物】まとめ
          5本
        • 【僕の好きなもの、人、お店】まとめ
          3本
        • 【茶畑日記】まとめ
          1本
        • 【はじめまして。こんにちは。】
          1本

        記事

          【茶の話】農薬と肥料

          今まで僕は、「人がほとんど管理していない自然なお茶がいいなあ」と思って生きてきました。 飲んでいるものが、化学肥料と農薬が沢山使われたものだと知ったらあまり気持ちのいいものでもないし、茶はリラックスや癒し、息抜きに繋がるものだと思うので、それが科学や人工的なものに由来する物だと嫌だなと思っていたからです。 でも、そんなに深く考えていませんでした。インターネットで細かく調べたりしたことはありませんでした。 だってダージリンや中国の特別なお茶たちは栽培に化学的な対処法などを

          【茶の話】農薬と肥料

          【茶畑日記】茶畑を借りました①

          今年の5月。人生で初めて茶畑を借りました。 その面積、実に6反。仕事の合間にできる面積ではない。 単純なイメージ、田んぼ6枚分です。 なぜこんな面積を借りているかというと、ひとえにこの茶畑の引き取り手がいなかったからです。 元々地主さんと長年その畑を借りて、収穫していた人は別の人でした。近年の不況に伴い、大量出荷から品質重視の生産に切り替えようという方が増え、この畑の借主さんもそうしようとのことで、ここの畑は地主さんに返そうと決めたのです。 地主さんは市外に居をかま

          【茶畑日記】茶畑を借りました①

          【かわむらという生き物】僕の人生④

          台湾渡航時代そもそも、なぜ突然台湾に行こうかと思ったのか。 それは、ニセコの環境にあると思います。 ニセコは国内だけど、海外の移住者が多く、日本の文化ってやつはなりを潜めています。ニセコに住んでいる日本人も、海外で生活していた人や国際結婚されている人が多かった。そんな感じで、とても独特な空気で国内外の空気がないまぜになったような感じです。 多分、いろんな人がいて面白かったんだと思います。バックパッカー、海外で修業する料理人、海外で生活していた人、海外からの移住者、国外で

          【かわむらという生き物】僕の人生④

          【僕の好きなもの、人、お店】紅茶の本

          茶に関する本って少なくて、書店に行くと、いつも変わらない背表紙がささやかに詰まっているだけで、大体コーヒーやワインなどの書籍に肩身を狭くしているのをよく見かけます。 こんな風に茶って淹れたらいいんだ。とか、 分かりやすくて見やすかったから始めてみようかな。 みたいにならないのって、こうゆうところもありそう。なんてよく思ってました。ワインやウイスキー、コーヒーの本を開いて読んでいると格好良さそうな感じがするし、自宅の本棚にさしてあったら本格的な人って感じで仕事ができる人そ

          【僕の好きなもの、人、お店】紅茶の本

          【僕の好きなもの、人、お店】ある休日

          スマートフォンが鳴り、目が覚める。 見ると7時30分だった。 今日は平日だけど休みを取ったので出勤の支度はしなくていいな。 そんなことを思いながらもう一眠りしようと布団をかぶり直したところでゴミ出しや洗濯物出し、Instagramのストーリーを毎朝必ず投稿することにした事などを思い出し、しょうがなく身体を起こした。 身体を起こそうとして、鈍い筋肉痛を感じる。 先週の上場小学校の運動会。 リレーの競技に二回も出場した結果、ひどい筋肉痛になってしまい、一週間経っても治ら

          【僕の好きなもの、人、お店】ある休日

          【かわむらという生き物】僕の人生③

          ニセコ出兵時代 北海道には独特の空気感があると思います。 その中でもニセコは羊蹄山の麓に位置し、羊蹄山(蝦夷富士)とアンヌプリの間を縫うように伸びた町で、ニセコから倶知安までをエリアにして生活しています。海外の富裕層がこぞっって新年を迎えるために、家族でスキーをしながら高級ホテルでバケーションしにくるリゾート地です。 記憶の中にあるのは肺に刺さるような清涼感のある空気と白いいびつな形をした樹木。夏には見上げるほどに有り余る生命力を見せたかと思えば、冬にはすべての草木が姿

          【かわむらという生き物】僕の人生③

          【かわむらという生き物】僕の人生②

          ル〇シア時代 「何屋だ?あの店」と思い、店内に足を踏み入れた僕は、店員さんに接客され、ここはいろんな種類の茶を扱う専門店だと知りました。 この頃は、なんとなくカッコいいからコーヒーをカッコつけて飲んでいたけど、正直美味しいと思ったことは一度もないし、なんだか飲んだ後体調が悪くなるなるから、あったかい飲み物で刺激が少ないのが飲みたいと思っていたので、 「ほーん、こんな洒落てる茶屋があるのか、ちょうどいいじゃん」と思い、 確か「ほうじ茶フルーツ」という、マリーゴールドや花

          【かわむらという生き物】僕の人生②

          【かわむらという生き物】僕の人生①

          ~大学生までの話 僕は神奈川県で生活してました。 中学校まではサッカーをしていて、高校生になって弓道を始めました。 小学校の頃はただ走って、追いかけてという単純なサッカーが好きで(本当におバカなので)一生懸命走り回ってました。超楽しかったです。足も速い方で、ずーっと走ってました。 ところが中学生になると、戦術やパスの複雑さなどが出てきて、全く楽しくありません。 中学生の頃は体が小さく、成長の早い他の選手にフィジカルで勝てずどうしようもなかったこともあり、「サッカーつ

          【かわむらという生き物】僕の人生①

          【はじめまして。こんにちは。】

          こんにちは。僕は川村洋太という者です。 人生のある時点から茶を好きになって、今は鹿児島県の出水市というところで地域おこし協力隊をしながら、茶を触りながら好き勝手生きている、適当な男です。 出水市に移住してきて1年が経とうとしています。もうそんなに経ったのかと驚いているような、落胆しているような、そんな複雑な感じです。 というのも、協力隊になったらあんなことやこんなことをするぞー!!と熱を吹いて移住してきたものの、コロナの影響や行政のしがらみでやりたいことはほぼ全滅。

          【はじめまして。こんにちは。】