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【かわむらという生き物】まとめ

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【かわむらという生き物】僕の人生⑤

五ヶ瀬滞在時代~出水へ 台湾から帰ってきて、すぐに五ヶ瀬へ。 釜炒り茶を作り続ける興梠洋一さんの「五ヶ瀬緑製茶」に住み込みで転がり込んでいきました。師匠がご家族で住んでいるお家とは別に、木造建築の離れ、通称「木工所」で生活することになりました。 まわりまわってこんなことになろうとは。 京都をスタートに、大阪なんば→北海道ニセコ→台湾の台北。 そして今度は九州。いったん地元に戻ってから移動するので、古い友人たちは最初こそ「えー?!」とリアクションしていたものの、もはや

【かわむらという生き物】僕の人生④

台湾渡航時代そもそも、なぜ突然台湾に行こうかと思ったのか。 それは、ニセコの環境にあると思います。 ニセコは国内だけど、海外の移住者が多く、日本の文化ってやつはなりを潜めています。ニセコに住んでいる日本人も、海外で生活していた人や国際結婚されている人が多かった。そんな感じで、とても独特な空気で国内外の空気がないまぜになったような感じです。 多分、いろんな人がいて面白かったんだと思います。バックパッカー、海外で修業する料理人、海外で生活していた人、海外からの移住者、国外で

【かわむらという生き物】僕の人生③

ニセコ出兵時代 北海道には独特の空気感があると思います。 その中でもニセコは羊蹄山の麓に位置し、羊蹄山(蝦夷富士)とアンヌプリの間を縫うように伸びた町で、ニセコから倶知安までをエリアにして生活しています。海外の富裕層がこぞっって新年を迎えるために、家族でスキーをしながら高級ホテルでバケーションしにくるリゾート地です。 記憶の中にあるのは肺に刺さるような清涼感のある空気と白いいびつな形をした樹木。夏には見上げるほどに有り余る生命力を見せたかと思えば、冬にはすべての草木が姿

【かわむらという生き物】僕の人生②

ル〇シア時代 「何屋だ?あの店」と思い、店内に足を踏み入れた僕は、店員さんに接客され、ここはいろんな種類の茶を扱う専門店だと知りました。 この頃は、なんとなくカッコいいからコーヒーをカッコつけて飲んでいたけど、正直美味しいと思ったことは一度もないし、なんだか飲んだ後体調が悪くなるなるから、あったかい飲み物で刺激が少ないのが飲みたいと思っていたので、 「ほーん、こんな洒落てる茶屋があるのか、ちょうどいいじゃん」と思い、 確か「ほうじ茶フルーツ」という、マリーゴールドや花

【かわむらという生き物】僕の人生①

~大学生までの話 僕は神奈川県で生活してました。 中学校まではサッカーをしていて、高校生になって弓道を始めました。 小学校の頃はただ走って、追いかけてという単純なサッカーが好きで(本当におバカなので)一生懸命走り回ってました。超楽しかったです。足も速い方で、ずーっと走ってました。 ところが中学生になると、戦術やパスの複雑さなどが出てきて、全く楽しくありません。 中学生の頃は体が小さく、成長の早い他の選手にフィジカルで勝てずどうしようもなかったこともあり、「サッカーつ