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【かわむらという生き物】僕の人生①

~大学生までの話


僕は神奈川県で生活してました。

中学校まではサッカーをしていて、高校生になって弓道を始めました。

小学校の頃はただ走って、追いかけてという単純なサッカーが好きで(本当におバカなので)一生懸命走り回ってました。超楽しかったです。足も速い方で、ずーっと走ってました。

ところが中学生になると、戦術やパスの複雑さなどが出てきて、全く楽しくありません。

中学生の頃は体が小さく、成長の早い他の選手にフィジカルで勝てずどうしようもなかったこともあり、「サッカーつまんない!」と思い中学生で引退。そういったことの関係ないスポーツで頑張りたいと思い、縁があって今度は弓道を始めました。


中学生の時悔しい思いをしたせいか、はたまた個人競技が性に合っていたのか、とにかく夢中でやった結果、団体で全国大会出場、高校二年生に関東規模での個人選手権では5位、神奈川国体選手に選ばれるなど、とにかく頑張ったら頑張っただけ結果がついてきて、今振り返っても、人生で一番フィーバーしていた時代でした。

学校に登校するときには、毎回大会で入賞するので「弓道部〇〇大会優勝」やら「弓道部○○大会〇位入賞」「弓道部全国大会出場」など必ず垂れ幕が校舎にかかっていて純粋に誇らしく、もっともっと顧問の先生に恩返しするんだ!と張り切っていました。

もちろんスランプもいっぱいあって大変な時もありました。そこはチームと支えあって、気合と努力で乗り切っていました。もうスポコン漫画のような毎日でした。


そして高校3年生になったとき、立命館大学からスポーツ推薦の話が来ました。僕の高校は偏差値が非常に低く、県内でもおバカ高校で有名だったのもあって、「わが校から立命館に!」と本当にお祭り騒ぎになってしまいました。

僕はと言えば、勉強はほとんどしておらず、推薦をもらわないと大学に行けないだろう。。と思っていたので推薦自体は嬉しかったのですが、「いやいや、立命館とか、絶対に勉強ついていけないって!!!」と本当に不安に思っていたのです。


しかし周りは「いけいけわっしょい祭り」

教師・両親・友人と皆がお祭り騒ぎで僕の不安を聞いてくれない。。


しかし、立命館が大学弓道で全国1位の実力校であることも事実。弓道に関しては興味がある。。しかし。。と頭を悩ませていたところに、恩師から「全国で勝負してこい」と激励を受け、「はい!頑張ります!!」と返事。

僕は立命館大学に進路の舵を切りました。皆に後押しされ、「絶対大学弓道で全国優勝するからな~!」と京都にわくわくしながら引っ越していきました。


大学生~茶に出会うまで


大学生活はまったく上手くいきませんでした。

なんでなんでしょう?校風も合わなかったと思いますし、大学に在籍している学生の雰囲気も好きじゃなかった。大学というものすべての何一つとして好きになれなかったんです。

次第に大学に行かなくなり、部活だけに参加するようになりました。部活に行っていない時間は家に引きこもっていました。


僕の所属する立命館大学体育会弓道部は格式高い伝統ある組織で、「文武両道」を精神とし、学業を修めていないものに試合の出場権はないシステムになっていました。

そして単位習得が基準に満たない者を「単位僅少者」と呼び、どの学年にもかかわらず、試合に関する下準備や試合の当日の事務作業に従事する落伍者の印を押されていました。


その中で、一軍の実力を持ちながらも単位僅少者のため試合に出場できない者も何名かおり、僕は一年の後期から四年の前期までその「かっこよく見えるけど、全くかっこよくない、一番よくないタイプの単位僅少者」として過ごしていました。「単位があればなあ」と何度上回生にため息をつかれたことか。。


そんなこんなの大学生活、高校とは逆の意味で忘れられない時代でした。

この時の経験が今の僕に深く根付いているのですが、長すぎるので割愛します。また別の記事で書きますので見たかったら見てください。


とりあえず4年の前期に単位が取れたので、試合に出場することが可能になり、「全日本学生弓道王座決定戦」という正真正銘のトップを決める大会で、団体優勝しました。この大会、秋から冬の間ずーっとする大会なので全部出るとめちゃくちゃ疲れます。めちゃくちゃ疲れましたが、とりあえず約束は守れました。


しかし、どんなに頑張っても部活は部活。


大学が卒業できるわけもなく。情熱を燃やし尽くし、人生に明かりなし。


路頭に迷っているときにル〇シアというお店を見つけました。

今でも覚えてます。京都桂川の駅のそばにあるイオン。割と大きな区画の店舗スペースに木目調の壁、「何屋だ?あれ」と思い近づいたのを覚えています。


これが僕と、茶の出会いでした。





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