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5週間の旅行が終わった、憑き物が落ちた【バリ島とバンコク】

今日の15時くらいに成田に着いて、千葉の実家に帰ってきました。
は〜〜〜実家、最高!しばらく見ない間に飼っているチワワの毛が伸びて毛玉みたいになっていて可愛かった。街中で聴こえる言語が全部理解できるという新鮮さ。

5日間ほどお世話になったThalat Phluエリア

バンコクでは、ミャンマー人の仲良しティムの家に5日間ほどお世話になった。Thalat Phluという、川向こうにある駅に彼は住んでいる。近くにワットパクナムという有名な寺院があって、ティムの家にお邪魔した日曜日、もう一人のタイの友人ミルクと3人でいった。
18時を過ぎていたので寺院の中には入れなかったけど、それでも大きな仏像や静謐な敷地内を歩いているだけで楽しかった。こんな平和な場所が家から徒歩圏内にあるって羨ましい。
もし次にバンコクに住むことがあったら、川向こうのエリアはなんだかすごく良いかもしれない。タイ語が話せないと厳しそうだけど。

遠目で見てもすごい存在感
カメラに写しきれないデカさ
人に撫でられても動じない猫

帰りは近くのビールバーへ。お客さんが自分の家かのように備え付けのディスプレイ画面でバイオハザードをプレイしていて「この適当さ加減、さすがタイ・・・!」を噛み締める。平日はライブバーになるみたいで、おつまみもなかなか美味しくてまた来たいと思った。

ティムはタイの大学でデザインの先生をしている。月曜日は彼の職場にお邪魔し、コモンスペースでパソコンいじったり昼寝したりして、学食でトムヤムラーメンを食べた。タイドラマで観たことのある、長い廊下や半分外のカフェテリアがティムの大学でもそのまんまあって、既視感満載のタイ大学ツアー体験でした。

夜中にラーメンを作る友達のティム。本当に色々ありがとう!

リピートしたプラカノーン市場のミャンマーレストラン

プラカノーン市場の隣に1年近く住んでいたということもあり、このエリアを歩くのはいつも楽しい。プラカノーンのSoi Pridiと呼ばれる大きな通りをSoi 2へ右に曲がる。ここの通りも毎回新しい飲食店が増えて賑やかだ。私が住んでいた時にはなかった韓国系の洋服屋さんまでできていた。
この通りを真っ直ぐ進み右に進むとプラカノーン市場の敷地内に。ネパールやインド、ミャンマーの食材店が並ぶ一角に、お気に入りのレストランがある。

この日はお腹が空いていたので、ラペトゥ、モヒンガ、トーフカオスエ、マトンビリヤニ、ミャンマーのヌードルサラダと、テーブルいっぱいに頼んで友人とシェアした。これでお会計は2人で400バーツいったかいかないか。とっても大満足の遅めの昼ごはんでした。

大ご馳走やー

ちなみに後日も別の友人と来て、その時はマトンカレーと豚肉のマサラカレーを頼んだ。マサラカレーは甘辛い味で日本人好みだと思う。保温ポットに入った温かいお茶がテーブルにあって、無料で飲めるのも嬉しい。本当にメニューがたくさんあるのでおすすめです。

タイ人の友達ビウと、めっちゃ天才の彼女の子ども。

よく通っていた23バーにも行ったよ

コロナが明けた2022年くらいから通いまくっていた近所のバー「23バー」にも再び。なんだかんだで1回しか来れなかったけど、久しぶりに行ったら元いたゴウさんというオーナーはチャトチャックに新しいバーを開いてそっちをメインビジネスにしているため、現在の23バーは3人のオーナーが回している。
その中の1人、ドイツ人のビヨンは去年のタイ旅行中にも家に泊めてもらった気の良い友人だ。ロマンチストでのんびりしているが、感性がセンシティブな面白いやつ。
もう一人は姉御肌のタイ人女性(名前忘れた)と、同じくタイ人のシンというDJ。彼はゴウさんがオーナーの時からたまに23バーでDJをしていて、古いロックをよくかける趣味の良いDJだ。しかも上手。
そして何より彼は俳優やモデルもやるような美男子なので、彼を目当てに来るお客さんも多いと聞いた。私がもしもまだタイに居たらまんまと通い詰めそうだよ・・・。

後ろにぼやけて写っているのはビヨン。
ミャンマー人アーティストの展示もやっていた。

この日はタイを去る前の最後の土曜日だったこともあり、夜の23時から朝5時までしこたま飲んだ。ロシア人やスペイン人の酔っ払いと話したけど、あんまり覚えていない。日本人の友人Mちゃんとたまたまバーで会い、「酔っ払ったな!」「このバーは最高だ!」というやりとりを数回繰り返しながら軽い会話をした。見知った日本人の友人がいるとやっぱり落ち着くなぁ。

Bangkok Citycity GalleryのVR展示、楽しかった!

日本の友人にすすめてもらったBangkok Citycity Galleryに行ってみた。ここは2年ほど前にBangkok Artbook Fairで来たことがあったけど、今はギャラリーとアート系の図書館として運営しているみたい。
展示はChanida Voraphitakというタイ人アーティストのものだった。12分のVR体験がめちゃくちゃ面白くて、ディストピア系の世界を彷徨いながら、時折出てくる可愛らしい丸っこいキャラクター(アドベンチャータイムっぽさを私は感じた)に案内されながら次々といろんなステージへ進んでいく。

インタラクティブな操作性はあんまりなかったけど、映像が楽しくてかなり没入した。6月29日までなので、間に合えばぜひ行ってみて!

展示作品も大掛かりなものが多くて世界観に没入しやすく、VR体験後はさらに感度高く鑑賞することができた。

シーロムのゲイバー「DJステーション」デビューを叶える

ずっと行ってみたかったシーロムの「DJステーション」へ、ついに行くことができた!ゲイクラブということで、人口の3%くらいしか女性がいない。よく知った友人に連れていってもらって、熱気を楽しんだ。

入場料400バーツとお高めだけど、敷地内が色んなセクションに分かれていて、音楽も違えばステージでリップシンクのショーをやっていたりと、なかなか楽しい。しかもドリンクもでっかいジョッキでくれるので普通に酔っぱらえるw
私はK POPの流れるエリアで明らかに私よりも年下であろう子たちに囲まれながら、アイドルを鑑賞する気分でステージ上の子たちを眺め、見よう見まねで踊りました。みんな瞳がキラキラしていた。
あとね、ここにくるお客さんはみんな美意識が高い気がする。みんな香水の良い香りがするし、身なりもきちっとしていて、人混みでもみくちゃにされても普通のクラブより不快感がないwまれにノンケのクラブで居るハゲや体臭キツい人が一切いない。ゲイの友人に言わせれば「ハゲは少なくともこのクラブでは人権ないから・・・」とのこと。まぁ、私は好きですけどね。NANAのヤス。

バンコク旅行を終えて

なんだかんだバリのあと2週間も滞在したバンコクだけど、やはり昔住んでいた場所に訪れると色んな気持ちが交差する。今の自分と向き合う時間が増えるというか。
あんなに目まぐるしく変化するバンコクという都市に3年半住んでいれば、その時の自分がいかに街に適応していたかが分かる。旅行者として来た今は会う友人も限られてくるし、それでも新しい出会いはひっきりなしにあって、バンコクはいつも刺激的だと思う。
そして旅を終えてから過去の自分と今の自分について考えると、色んなことがクリアに見える気がする。
旅行中はあんまり気がついていないのだけど、旅を終えて静かな千葉のベッドタウンに帰ってくると、数時間前の旅行中の記憶がすでに遠くに離れていって、夢のような思い出になって、残っているのは自分の心の中にある気持ちだけ。それだけが鮮明に残されていることに気が付くのだ。
私はやっぱり旅行の後の「憑き物が落ちる」ようなスッキリした感覚が好き。そして今はっきりと分かるのは、「過ぎ去った良い思い出」にしがみつくよりも「変化しようとしている自分を楽しむ」ことがいかに大切かということ。
正直もう会わなくてもいいと思える友人も何人かいたけど、それは仕方のないこと。人間は変わっていくものだから。逆に、これからもっと長く関係性を築いていきたいと思える人を再確認することもできたし、連絡を取り合わずともいつかまた会いたいと思える人もいる。それってとても幸せなこと。過ごした時間の量が関係の質を左右するわけではないと学んだ。

2日間泊まったホステルにいた猫さん。

ここで近状ですが、実は7月中旬からマレーシアに移住することになりました。この話はまた今度!

では。

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