見出し画像

記事の骨子

心理的安全性が高い会社が、安心して働ける会社
誰に遠慮することなく率直に意見を言っても罰せられない
そんな会社は、私の経験からは夢のような会社
本当のことだけは決して口にしてはならない
口にするなら、超薄味にして少量を上司にだけ提供すること

心理的安全性


今の時代、給与待遇その他の「身分」が保証されて働ける場所はそうはありません。いつなんどき、路頭に迷うことになるかはだれにもわからない。

安心して働ける会社を指す「心理的安全性」という考え方があります。
「身分」を保証してくれる会社ではなく、定義によれば

組織の中で自分の考えや気持ちを誰に対しても安心して発言できる状態。
職場で誰に何を言っても、どのような指摘をしても、拒絶されることがなく、罰せられる心配もない状態のこと。

なのだそうです。

私の経験からすると、そんな会社は非常に稀有


転職を何度か経験していますが、そのすべてで
「外部の目から見て違和感があることは遠慮なく言ってほしい」
「より良い職場環境を作るために、ぜひ協力してほしい」

と言われました。

その言葉を真に受けて、思うところを率直に、部署内の会議で、
訊かれもしないのに、堂々と意見具申しました。ご立派な資料を
作成することで、文書として証拠まで残して。

結果どうなったか?


・・・ほどなく、次の職場を探す羽目になりました。
それも何度も。
「賢者は歴史から学び、愚者は経験から学ぶ」
といいますが、経験からでさえ何も学ぶことができなかった私は、
愚か者、愚の骨頂との誹りを一身に浴びても、一言も返す言葉を
知りません。

本当のことだけは、決して口にしてはいけない。
もし口にするなら、100の事柄のうち、もっとも当たり障りのない
ことを厳選した上で、慎重に時期を見計らい、そっと上司にだけ
耳打ちすること。
遅きに失したことですが、教訓として胸に刻んでいます。

そんな私からすれば、心理的安全性が高く

自分の考えや気持ちを誰に対しても安心して発言できる
・職場で誰に何を言っても、どのような指摘をしても、拒絶されることがな 
 く、罰せられる心配もない

こんな組織に籍を置くことができれば、まさに夢のよう。
もし実現できるなら、理想的な組織だと思います。

組織がゆがんだ状態にあるのは、少なからず上司の責任です。
その「ゆがみ」を人前で指摘しては、上司の顔をつぶします。
ひょっとしたら、私の場合は、指摘の仕方と場所を間違えていたのかも
しれませんね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?