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新幹線のトイレの便座のカラクリを知っているほど「通な男」はなかなかいない件について

市民ランナーが参加するマラソン大会のスタート前の光景を想像できるだろうか?東京マラソンの約3万5000人(コロナ前)を筆頭に大規模の大会なら1〜2万人が参加する。

一番困るのは何か。そう、参加したことない人であっても想像できますよね。

トイレである。

スタート前に用意された簡易トイレに長蛇の列ができる。
家でしてくればいい。そりゃそうだ。
駅でしてから行けば良い。それもそうだ。
スタート1時間前にしたら良い。うん、理にかなってる。

そう、だから大半のランナーは全てそのタイミングでしている。
しかしだ。それでも今から3時間、4時間の旅路に出るのに不安になるのだ。

途中でお腹痛くなったらどうしよう。最後にもう一回、トイレに行っておくか。考えていることは皆、同じである。
僕はそのプロセスを踏んでもスタートラインに立つとまた尿意を感じる。
よっぽど不安になるのだろう。

この尿意との格闘は壮絶で、今まで何度も試行錯誤してきた。一週間前からカフェイン断ちをする。前日18時以降は水分を取らずにスタート直前に飲む。

色々試したがスタートラインに立った時の尿意は変わらずやってくるのだ。
走りだして前半の頭の中は「どこでオシッコしよう」かで脳内埋め尽くされてしまっている。

世界に誇る素晴らしき日本のトイレ

外回りするようになって気づいたのは、僕のようにトイレが近いと外で行けるキレイなトイレの場所は頭の中でリスト化され達人になるということだ。

「外で入れる清潔なトイレを探す」
この芸当、大人になってレベルアップした僕は、半径5km圏内ごとに、コンビニだけでなくパチンコ店や公園も含めて、わざわざ店員さんに許可を求める必要もなく使用できる場所を把握しているのだ。

いつも思うが、日本のトイレは快適だ。

先日開催されたオリンピックでも海外から高い評価を受けているとおり、僕も独身時代、40ヵ国弱を旅してきて経験済みだが、やはり世界的に見ても日本のトイレほど充実しているところはないと思う。

この理由だけでも、日本以外の国に住みたいと思わない。

ノズルからいきおい良く水が飛び出すと、「オーマイガー!」「キャー!」など狂喜乱舞している。
コメント欄では数多くの海外ファンも反応。「日本の技術をリスペクト」「日本のウォシュレット最高だよね」「日本のホテルも同じだった」「初めて日本へ行ったとき、これに驚いた。日本、すごいよ」

僕の所感では、欧米は節水のためにジャージャー流せないストレスがある。
だから途中で一回流してしまったら、次に流すまでタンクに水がしっかり貯まるまで待たなければいけない。

東南アジアは、高級ホテル以外は最悪。
観光地や観光客向けレストランでも戦闘態勢で行かなければいけなかったり、野外の方がマシ!というスポットが沢山ある。 

男性の平均身長184cmのオランダは、小便器の位置が高すぎる。僕は171cmだが、背伸びしないと便器に接触してしまうのだ。 

中国は、詰まるからトイレットペーパーは流したらダメで、ウ○コを拭いた紙を角に置いてあるのオープンなゴミ箱に入れろとか、いろいろルールがあって、トイレを何だと思っているんだと怒りがこみ上げてくる。

エジプトが一番最悪だった。
旅の途中で不覚にも便意がやってきて、どうしようもなく公衆トイレに入ったら、もうね。
写真掲載はここには控えるが、「エジプト トイレ」でググったら出てくるとおり、、、(↓はググったリンク先です)

一本の長いホースが出てて、ペーパーがない。
これが意味するのは「水洗いしろ」ってことでしょって。切羽詰まってて一瞬考えたけど蛇口捻ったり、ホースを持つところ触ったりとかをイメージすると、、、やっぱりさすがにここではできないと判断した。
結局、ルート変更して高そうなホテルに飛び込んで、高いチップ払ってマシなトイレを使わせてもらった。


新幹線の共同トイレの便座はなぜいつも上がっているのか

結婚して、共同生活が開始してから最初に妻にお願いされたのがトイレの便座を下げることであった。男は「小」の時に便座を上げて使う。使用後にそのまま出たら普段から座ることが前提の女性は、何も気にせずに誤って座ってしまうということだ。

なるほど。それはそうだな。
ということで、すぐに実践した。

で、その観点で考えるようになったときに、僕は頻繁に出張で新幹線を使うけど「あれ?」と思うようになった。新幹線の男女共同トイレは入ったら「常に」こうなってるよね?

男性は「小」の時は大半はこの男女共同トイレを使わない。
男性が利用する時は「大」の時が多くて、大半の利用者は「大」でも「小」でも座る女性である。つまり圧倒的に便座に座る利用目的のトイレである。

にも関わらず、便座があがっているのだ。

なんでだろう、って。
実は直近まで僕はこの不思議を知らなかった。
僕と同じで知らなかった人向けにこの後は展開していきます。

利用する時はタッチレスセンサーだから衛生的に便座を下げる。

で、使用した後は、わざわざ上げるなんてしないだろうから、便座が下がった状態で次の人をお出迎えしてくれるはずよね。

しかし、いつ行っても便座が上がっている。

今まで僕は
「男は(小で使った後は)下げなあかんやろ」とか、
「あ~、女性も公共のトイレは汚いから便座には座らずに中腰でしているのやろうな」って思っていた。

しかし、このカラクリを知ってビックリした。
外に出るためには、赤丸にしてあるドアの鍵を外すでしょ。 

この鍵をはずした瞬間に、便座がジワァっとあがるのだ。
子どもを連れてトイレに行って、出る時に子どもとワサワサして鍵をあけて振り返った瞬間にジワァ、ジワァっと上がるところを見てしまった。

びっくりした。

今までトイレから出る時、便器を気にしたこともないし、動作音も新幹線の音にかき消されてほとんどしないので、便座が自動で上がっていることに全く気付かなかった。

というか、男は殆ど知らないようにも思う。
新幹線で「大」するために利用することなんて稀だし、便器を確認するのはモノが流れたかどうかまでだ。鍵を開ける時はそそくさと出て、自分では麻痺しちゃってるニオイが残ってる可能性があるので「待っている人(特に女性)がいないければいいな」と神経は既にそこに集中してしまった状態であって、振り返りなんてしないのだ。


noteの新たなスタート(101記事目)がトイレとは・・・

今日もしょうもない記事だったな笑
※ちなみに明日もしょうもない。

きれいなトイレじゃないと利用するのが嫌なので、僕は達人化してきた。

日本人の誇るべき、世界一のトイレ。
これからも達人として、いかに日本のトイレが素晴らしいかを発信し、普及活動に務めてまいりたいと思うのだ笑

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