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マニラの安全性【海外生活】

久しぶりに海外生活トピックを書いてみたいと思います。

最近少し、これまでと違ったニュースが聞こえてきていることも含めて、フィリピン、マニラの治安について書いてみたいと思います。


マニラ=危ない街か?


多くの方のイメージ


マニラに住んでいる、というと「危なくない?」とよく聞かれます。その時に皆さんが思い描くイメージはどんななのでしょう?

日本で犯罪を犯した人が逃亡先に選ぶイメージ?

銃社会?

どちらも事実ではありますが、マニラも普通の街です。危ない人たちが多くいそうな場所もありますが、そのほかの普通の街並みの方が多くを占めています。

たぶん、「危ない街」というステレオタイプの報道などが日本でなされているせいではないのかな~?と想像しています。

危ない場所に近づかない、夜遅くに繁華街に近づかない、などのどこの国でも同じような「注意点」を守っていれば、一般市民と同じように普通に暮らせる街です。

とはいえ、日本と違うことなどを以下にかいてみます。



交通事故


交通事故が危ない、ということはあるかもしれません。

というのも、道路は車線があってもそれ以上に車が走っていたり、(例えば、3車線の道路で4車線になって走っていたり)

1台のバイクに家族全員+ペットの犬が乗っていて、しかもヘルメットをかぶっていなかったり

年齢制限がありつつ、年若い子がバイクに乗っていたり

ということもあるようです。


車がひしめく道路を、歩行者が縫うように渡ることもよくあります。(実は、犬も猫もうろうろしています。)

渋滞がひどく、あまり車のスピードが出ていないこともあり、歩行者、自転車、バイクも車の間を縫うように動きまわれているのかもしれません。

それでも、交通事故はそれほど多く目撃していません。



銃社会


デパートの入り口、ドラッグストアなどの入り口、銀行の入り口などには、銃を携帯したガードマンがたいてい立っています。ですが、それらの銃が使われるような場面に遭遇したことはありません。

銃は持っているのですが、物々しい感じはなく、なんとものどかです。

(ウワサ、ではありますが、実際に武装した人が現れた場合もガードマンは
 持っている銃は使わずに安全なところに避難するとか・・・?)

銀行の入り口にいらしたガードマン


知り合いのフィリピン人で、銃を携行している、という人に会ったこともありません。

街中のモールで銃を販売している、銃を持つことができる社会ではありますが、みんながみんな銃を所有しているわけではなさそうです。

ちなみに、外国人は、銃を買うことはできても、携行することはできないそうで、家の中で、いざという時のために保管せよ、ということのようです。



ホールドアップ


銃をつきつけての強盗(通称、ホールドアップ)はありますが、おとなしく持っているものを渡せば命を取られることはないと言われています。

出会いしな、突然撃たれてしまう、という国もあると聞きますが、フィリピンの強盗は命までは取らないようです(もとからトラブルがあるとか恨みをかっている場合を除く)。

そして、ホールドアップに合うのは、外国人だけではなく、フィリピン人も同じです。

万が一遭遇してしまったときのために、必要以上の金品は持ち歩かない、など気を付けています。そして、もし遭遇してしまったら、抵抗せずに渡すのが一番です。(知り合いで、ホールドアップにあったフィリピン人は、おじいさまの形見の時計も全て渡したそうです。)


銃による事件


銃により命を落とす事件は、実は少なくありません。フィリピンでは信じられないくらい安い金額でそういった仕事を依頼できると聞いています。

ただこの場合は、何かトラブルが元になっていることがほとんどです。

何の関係もない人が突然銃で撃たれるということはないようです。

愛情深く、嫉妬深いのも国民性のようで、嫉妬が絡んだ事件も時折耳にします。


ここ最近の事情


これまで以上に気を付けています


実はここ1カ月ほど、ちょっとした事件が続いています。以前はなかったような事件たちで、在住の日本人の間でも「気をつけようね」と声をかけあっています。

日本人がよく寄るような、これまで比較的安全だった場所で、拳銃を見せて居合わせた人の財布や携帯を取り上げる強盗だとか、発砲事件などがニュースで流れてきています。

マニラの大動脈で、白昼、車の運転マナーに怒ったドライバーが、別のドライバーを撃ったという事件も最近ありました。(これは、ドライバー同志の運転トラブルというか、発砲した方が一方的に異常行動に出ただけといわれています。撃たれた方はお気の毒でした。)

銃にからんだ事件が続けて報道されていることで、なんとなく、銃が気安く使われているような空気になっています。

ですから、夜間に出歩かない、仕方ないときも徒歩はやめてタクシーを利用する、などこれまでよりも少し気をつけています。


生活者の街としてのマニラ


駐在の方々は、万が一のことをなるべく排するため、厳しめのルールが設定されているようです。

会社が手配した運転手付きの車で移動することを原則として、ローカルの乗り物(ジプニーやバスやタクシー)に乗ることを禁じている会社もあるようですし、特定の地域への出入りを禁止しているところもあるようです。

帯同でいらした奥様方も同じルールで動かれています。

ジプニーの外観
ジプニーの中の様子


確かに、庶民の足「ジプニー」で強盗に合うケースもあるようですし、身の危険を感じて早々にジプニーを降りたことがある、と言っていたフィリピン人の知り合いもいます。

ですから、常に「何かあるかもしれない」とは気を付けながら、それでも普通の市民が使っているものなので、私もその一人として使わせていただいています。

ただ、以前、ある帯同の方が「だってジプニーに乗ったら、日本人だからって他の乗客が結託してお釣りをくれなかったりするんでしょう?」とおっしゃっていたのはちょっと驚きました。

ジプニーに乗り合わせるフィリピン人同士も、初めて乗り合わせただけの人たちでしょうから・・・。急に結託して日本人一人をカモにするとは考えられません。(そして、フィリピンの方々は外国人の私に親切です。)


マニラのイメージ、少し変わったでしょうか?


いかがでしたでしょうか。銃が持てる、ということでは日本よりも危険な国である印象を持たれたかもしれませんね。

でも、銃やナイフでの事件の数は、日本にいたころに見聞きしていた日本での件数と、そんなに変わらない印象です。※あくまで私個人の生活範囲で、私個人が感じていることを書いてみました。

最低限、気を付けるところは気を付けていれば、過剰に恐れることはない街と思っています。



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私自身が、40代半ばから「人生このまま終わりたくない」「でも何をどうしたらいいのかわからない」状態から

手探りでいろいろやってみて今の生活になりました。

その間、悩んできたこと、学んできたことが沢山あります。


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フィリピンの生活、今回は治安について書いてみました。
ちか (2024.6.23)

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