学会発表ができなかった研究者時代

ここ数日、自分を深堀りしていく中で見つかったものについて今日は書いてみたいと思います。この深掘りも、「自分にまるっとOKを出す」ことができて、初めてできるんだ!とよくわかりました。

まるっとOKを出すシリーズは2本記事を書いております。

深掘りとは?

ここで、深堀りとは何か?ですが、自分のことを見つめるときに【適切な質問を自分に投げかけてナンデ?ナンデ?と探っていくこと】です。

※この時に、自分にまるっとOKを出していると、「自分責め」や、「他者責め=他責思考」にならずに、上手に自分の内側の奥底まで潜っていくことができるのです。 

私は「自分責め」が得意だったので、ナンデ?と自分に向けると詰問調になってしまっていましたから。

深掘りの指南はこちらへ是非!

ナンデ?に出て来た答えに、さらにナンデ? これを深く深く掘り進めると、自分が自分にかけているブロックの正体や、自分が本当に欲しいと思っているものが見えてきます。これを教えてくださっているのが、わが師匠です。



キーワードは「みそっかす」

私は年の離れた末っ子として生まれました。兄姉は一回り年上で、従妹4人のうち二人もその世代、そして、残りの従妹2人は私と同世代だったのに、何故か大人のグループ入りしていて、私だけがミソッカスでした。

私が捉えていた事実

いとこ一同の会話の中で、何故か私だけが「おこちゃま」扱い。
私の意見はきいてもらえない。

家族で食事にいけば、自分の器はよく端が欠けている。
これはきっと大人だと文句を言われるけど子供ならいいだろう、ってことだろうな、と憤っていた。一度や二度じゃなかった。

家族の会話でも、私が言えば、「いっちょまえに」などと評されていた。
「お前は黙っておれ」っていうのも言われたような。


最近の学びから過去の「事実」を捉え直すと

私は自分が「みそっかす」扱いされている、と信じていたということです。
信じていたから、その証拠集めを沢山していたわけです。

そして、「みそっかす」であることに無意識のうちに利点を見出していて、その状況を自分からつかんで離さないできた、というのが真相なのでは?!

これが、最近の学びから得た「捉え直した過去」です。


思い当たること

私にはほかに、深い部分で信じてきたことがあります。
それは、
誰も話を聞いてくれない。
完璧でなければ話を聞いてもらえない。

です。

私は、人に耳を傾けてもらうためには、一点の曇りもない、真面目ニンゲンでなければならない!と必死に「~でなければならない」を沢山掲げて、そうなるように必死でした。

これまでの人生、「硬い」「もっと肩の力抜いて生きたら?」と言われることもしばしば。大学生、社会人になりたての頃には既に麻痺していた私は、なんでそういう風に思われるだろう?と理解できないまでになっていました。

この弊害が、最初のキャリアであった、大手電機メーカーの研究所での研究職という仕事での、「学会で発表できない」事態でした。

一つ上の先輩女性は、「この世でこの研究をしているのは私だけ!そこから生まれた知見は私だけのもの!誰に何を恐れて発表できないのか?あなた(=当時の私)は何を恐れているのか?」と言っていらっしゃいました。

今なら、彼女の発言が良くわかります。でも私はとにかく自信がなかったし、間違えるのが怖かった

間違えるのが怖い=欠点を含めて、その時点での自分を見せてはいけないのだ。完璧になってからでなければ、人に何か発信してはいけないのだ。

そんな風にガチガチに硬くなっていました。

現時点の自分にまるっとOKが出せる、ダメなところを含めて全部いまの自分でOK! と思える今では、その時の怖さはもうありません。

「みそっかす」で居続ける利点

それで、さきほど言及した、あれほど嫌だと思っていた「みそっかす」を自ら掴んではなさなかった利点ですが、、、

要するに、みそっかすだから、自分は学会発表もできないし、「わたしなんか」「わたしなんか」の免罪符にしていたというわけですね。

これを見つけた時は愕然とし、、、そして笑えてきました!
めぐみん師匠曰く、「人生、コントだよ!」
まさに!


準備が整うのはいつ?

いくつかの学びが合わさって

ー 人はみな それぞれの課題を持って生きている

ー ダメなところも含めて、今の自分でまるっとOK

ー それぞれみな、成長過程。間違いは後に訂正すればよいし
  その時訂正を届けられなかった人は、そういうご縁。
  「あいつは間違いを言った」と恨むのはその人のbusiness
  人に恨まれた、という現実(がもしおきても)は私のbusiness
  
ー 人の問題(ここでは英語的にbusinessと表記します)はそれぞれ
  その当人のもの。過剰に責任を感じることはない。

これらを合わせたら

【たとえ間違いがあったとしても、成熟していない成長段階の自分だとしても、その時点で知り得たことを自分なりの言葉で発信してOK!】

にたどり着きました。

やらなければ成長もない

まだ下手だから、準備が整ってないから、 と始めないとしたら、いつ上手になるのですか?いつ準備が整うのですか?

完璧になることはないから、今時点の自分で、どんどん表現していく・・・それが上達への道なのです。


結論:ここ数日自分を深堀りして見つかったもの

ということで、かつて「自分の考え」「自分なりの結論」を公表することがとても怖かった私=学会発表ができなかった研究者ですが、

ま!間違えた時は後で「ごめんなさい。違いましたっ」と言えばいいかぁ~

と気楽に、発信していくことにしました。


私に関わる全ての人に元気と勇気を!
そしてその人の変化を有形無形で応援していきます!!!

成長過程でもいいのです!
ちか (2024.1.24)


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