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女性こそパソコンに強くなろう。真逆なところにブレークスルーポイントがある。

テクノロジーはじめITスキルと聞くと、なんだかとても難しそうな感じがして避けがちな女性は非常に多いと思います。私ももちろんその1人です。

しかし、女性だからこそ、テクノロジーを習得することで、自分の人生を切り拓ける可能性が非常に高いと私は考えています。業界の後輩やスタッフの子たちをみていても建築業界の場合ですがついてこれなくなる子の傾向として多いのはテクノロジーの進化にうまく対応ができないことがあげられると私は考えています。

言い方が難しいのですが、ビジネスというのはやはり無意識的に男性優位に作られています。女性が主導でビジネス社会を作っていたら、おそらく全然違った社会になっていたのではないかと思います。なので、やはり私たちの身体的にも、脳の構造的にも、精神的にもマッチしていない部分がかなりあると思っています。

例えば、女性が9割でビジネスを作っていたら、きっと週休2日ではなかったかもしれません。生理などの体調のサイクルに合わせて働き方が決まっていたと思います。また、昇進制度なども、その女性のライフスタイルに合わせたものになっていたのではないでしょうか。

身体的な違いとして顕著なのは、やはり元々体力がある方が、ビジネスの競争においてはかなり有利です。男性の方が元々有利といって間違いないかと思います。
もちろん、元々女性が今のビジネスのルールに有利なスキルもありますが、体力的な面での差は大きいと思います。体を鍛えるのももちろん1つの方法ですが、テクノロジーの力を使って、なるべく手数を減らすというのも1つの手です。

また、テクノロジーが進化している過程なので、ITスキルに詳しいことは、会社の中でポジションを確立しやすくなるというのも事実です。

私も、キャリアをITスキルの力に大いに助けられてきた部分があります。プログラミングなどができるわけではないのですが、女性建築士と言うと皆さんがすぐに想像するのは、住宅の設計でスケッチが得意なイメージかと思いますが、私はその逆で、住宅設計はあまりせず、スケッチもしません。学生の頃から3Dを使っていました。それが結果として差別化戦略につながり、年功序列や経験値がとても重要視される業界でポジションを確立することができました。様々なソフトを使って仕事の効率化を図ることができたので、先輩や上司から任せてもらえるようになりました。前職でオリンピックの案件をデザインの責任者として担当させていただいたのですが、その理由の1つにITスキルを常に活用していたことが評価された部分も大きいと考えられます。百戦錬磨のベテラン上司から、技術的な知識あがったとしても、私ほどのスピードで仕事ができないと言っていただける方もいました。難しそうで大変というイメージもあるかもしれませんが、日々少しでも使うように意識することが大切だと思います。

まずは身近なところから使ってみると良いと思います。まずはマインドセットの改善として、プライベートでは時短家電がいいかもしれません。自分でやった方が良いというイメージもありますが、自分の時間を大切にするという習慣をつけることが非常に大事だと思います。次にオススメなのは、ノートをやめて、iPadなどペンが付いているデバイスを使うことです。工夫しながらまずはつかってみることをお勧めします。これだけやってもかなり生活は変わりますし、普段の生活の時短スキルは必ず仕事にも役立っています。

私の場合は、建築家なので、本来クリエイティブな仕事に時間を費やしたいので、クリエイティブなことをできる時間が増えています。少し話がそれてしまいましたが、長く生き残る事務所も大体テクノロジーの導入が早いです。テクノロジーの導入は人類の進化でもあり、私たちが想像する以上に恩恵をもたらしてくれるものだと思います。

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