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未来のウェルビーイングなオフィス環境を建築家が考えてみる①ー心理的負担を減らして働くー

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未来のwell-beingなオフィスについて考えたことをしばらく連続してまとめていきたいと思います。
建築家としての目線と働き手としての自分の働いた実体験と2つを合わせて考えていけたらと思います。

今回はこれがスタンダートになってほしいと心から思ったことを書いていきたいと思います。
それは、「心理的な負担を減らして働く」ということです。
私は現在、cic tokyoと言う日本最大級のイノベーションオフィスに入居しています。 入居してよかったと思うことはたくさんあるのですが、その中でも特に良かったなと思うところを今日ご紹介したいなと思います。スタートアップ向けの施設ではあるのですが、士業のみなさんも多く入居されているのです。弁護士さんも多くいらっしゃり、専門はさまざまです!皆さんキャラクターもそれぞれなところが面白いです。インハウスの弁護士さんがいない事務所ではたらいていると日常的に弁護士さんと関わりがない方も多くいらっしゃいます。売り上げがかなりあがる前の創業時期から顧問契約と言う形も非常に難しいのかなと思います。それにまたどうやって弁護士さんを選んでいいかって言うところも全然わからないのも悩みかと思います。東京都の女性ベンチャー促進支援事業のAPTwomenの講義の中で弁護士さんが登場する機会があり、弁護士さんから教わるトラブルや人間関係の向き合い方はとても学びが大きく今でもかなり役になっています。



ただ実務的な役に立つだけではなく、なんといっても心理的な負担が減ることがかなり大きいです。予測不可能なことが多い創業時期、トラブルのリスクがどこにあるのかを知ることができること、また何かあっても相談できることはとても大きかったです。

この話は、経営者だけではなく、いろんなすべての仕事をしている人にも通じる話だと思っています。弁護士さんは弁護士事務所を飛び出して街中や様々な会社と事務所をシェアするような文化が広げれば、私たちの心理的負担は減ることとなると思います。
ちなみにcictokyoに入居されている弁護士さんたちはコミュニティーマネージャーのような役割を果たしており、いつもみんなを笑顔にしてくれています。そのように普段からお話ができることで、お仕事を頼みやすく、これば弁護士さんに相談するべきなのか、そうでないのかということも同じ、すれ違い様にちょこっと聞くことができるので深く考えていなかったことにかなりヒントをいただきサポートをいただいてきました。私と同様に顧問契約されていない創業初期の方はみなさん心強いとおっしゃっており、頼りにされている方を多く見かけます。

これからのオフィスは弁護士さん付きで借りるという形態があってもいいですし、スタートアップ向けのシェアオフィスには常駐されていることがベストであると考えられます。医療分野でも予防医療が注目されているように、弁護士さんの未来のあり方も未然にトラブルをどう防ぐか、それをどう都市の中に仕組化していくことが重要そうです。



法律は歴史の積み重ねです。
わたしたちが生きやすくなるためにあります。
その法律や弁護士さんがもっと身近にいて、日常的に私たちの仕事をサポートしてくれる立ち位置にいる、そんな未来が当たり前の姿が来てもいいのかなと思います。また、犯罪傾向も熟知されている方が多いので社内のトラブルも未然に防げるとも考えられます。パワハラ、セクハラで病気になる前に正しく現状を把握し、解決することもできるのではないかなと思いました。

こうやって振り返る中で、弁護士の皆さんと話してると私たちとはやはり違う視点をお持ちなので、おかげで事業に集中できる時間が確実に増えています。また、起きてもいないトラブルに悩むことが減り、トラブルが起きたときにどう対処すればいいのかということが知ることができたので助けていただいた場面が本当に多くあります。

なんといってもそのような環境を作ってくれたcic tokyoのみなさんと弁護士の皆さんに感謝です。

私も建築士であるので多くの方とcictokyoにいる中で普段から接しているとよりいい建築を選べることや情報提供できることが多くあるのかなと感じています。オフィスと士業がセットになる時代やコミュニティの中心となる役割はもうすぐそこまで来ているのかもしれないと思いました。

I'd like to share my thoughts on the future of well-being in offices, blending my architect's perspective with my work experiences. I'm at CIC Tokyo, a large innovation office. It's great for many reasons, especially for reducing psychological stress. This is vital for startups and professionals, like the diverse lawyers here. They're not just legal aids but also community enhancers, making consulting them easier and more frequent. This setup is incredibly supportive, especially without a retainer.

I believe this model should become standard. Lawyers working in shared spaces with various companies can significantly reduce our psychological burdens. They offer unique perspectives, helping us focus more on our work and worry less about potential legal issues. This approach is akin to preventive medicine in healthcare, foreseeing and averting problems.

The future office might include legal services, especially beneficial for startups. Law, a historical construct, should be more accessible to support our daily work. Lawyers' understanding of criminal tendencies could also preempt internal issues like harassment.

I'm grateful to CIC Tokyo and the lawyers for this environment. As an architect, this interaction aids in making better choices and providing valuable information. The integration of offices and professional services, central to community building, seems imminent.

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