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【エッセイ】自己肯定感の高め方

こんばんは。Chakiです。
ここのところハッピーマインド、ポジティブシンキングが板についてきたお気楽星人です。

最近「プラス思考だよね」「どうしたら自己肯定感が上がるの?」と質問されることが立て続けにあったので、今日は私なりの「自己肯定感の高め方」についてお話させてくださいね。

前置きは要らんねん!という方は「3.私の自己肯定感の高め方」の章からご覧ください。

1.自己顕示欲/承認欲求について

自己肯定感についてお話する前に「自己顕示欲」と「承認欲求」について触れてみます。
私の持論ではありますが、自己肯定感を高める際にまず必要なのは「自己肯定感」と「自己顕示欲/承認欲求」を切り離して捉えることだと思っています。どうしてもここをリンクさせてしまっている人が多いような気がするんですよね。

「自己顕示欲/承認欲求」に関しては、有名な「マズローの法則」というものがあります。高校の授業で習った人もいるかな。

マズローの法則をざっくり説明すると、

①生理的欲求…空腹を満たす。睡眠を取る。
②安全の欲求…住居を確保する。
③社会的欲求…学校や会社などコミュニティに所属する。
④承認欲求…コミュニティの中で高く評価される。
⑤自己実現欲求…より自分らしく生きる。

①から⑤に進むにつれて、欲求はより高次的なものへと上がっていきます。そして「④承認欲求」に該当するものについては、以下のようなものが挙げられます。

「可愛い、オシャレだと言われたい」
「賢い奴だと思われたい」
「職場で上司から高く評価されたい」
「SNSで多くのイイネが欲しい」

そして、この承認欲求を満たすために出てくるものが「自己顕示欲」です。今回はSNSを例に説明してみます。

SNSは上手に使うことができれば、楽しくて便利なツールです。でも「自己顕示欲」に憑りつかれてしまうと多少厄介で、疲れてしまう側面もあります。

自己顕示欲を満たすために行いがちなのが、SNSで自撮り写真を上げてみたり、ブランド物や高級店での外食の写真を上げては華やかな生活をアピールしてみたりすること。(私もたまにやっちゃってるのは棚に上げといて。)

他の方の投稿に乗っかっては「私も~~こんな感じでやってますぅ~~~」と水面下での合戦を繰り広げる「マウント女子」という言葉も存在するようですね。

周りからの反応が来ることにより「自分はスゴい」「私をもてはやしてくれる人がこれだけいる」「自分は認められる存在だ」という欲求の満たし方につながるわけです。

ですが、皆さんも御存知のとおり、ここにはジレンマが生まれます。

・せっかくオシャレな写真を載せたのに思うような反応が来ない。
・あの子より私の方が可愛いのに、なんで彼女の方がイイネが多いの?
・なんで私の呟きにはコメントが少ないんだろう…
・なんで私のフォロワーは増えないの?

なぜ?どうして?私が。私の方が。もっとすごいのに。

このスパイラルに陥ると、「あの子は全然大したことないのに、私より注目されるのは納得がいかない」「なんか鼻につく」と負の感情が生まれたり、「私って嫌われてるのかな…」「評価されない人間なのかも」と自己肯定感が下がってきたりする危険性が生じます。

2.自己肯定感とは

ここでようやく出てきました。自己肯定感

割と耳にする言葉ではあるけど、そもそもどんな意味の言葉なのでしょうか。少しWikipedia先生のお言葉を拝借しますね。

自己肯定感…自らの在り方を積極的に評価できる感情自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉であり、自尊心、自己存在感、自己効力感、自尊感情などと類似概念であり同じ様な意味で用いられる言葉である (引用元:Wikipedia)

うーん。何となく分かったような、分からないような。

前章の自己顕示欲の例を用いると、自分の評価を他人任せにした場合、自己肯定感はブレやすくなる傾向にあります。(他人から高評価が付けば肯定感は一時的に上がるけれど、他人の評価が芳しくなければ肯定感は下がる)

それなら至ってシンプルな話で。
自分の評価を自分でつけることができれば、自己肯定感はブレることが少なくなる。

「それが難しい」と皆さんは口々におっしゃいます。分かりますよ。分かってんで。難しいですよね。
それではここからは、私なりの自己肯定感を高めるためのハウツーをお話ししていくことにしましょう。

3.私の自己肯定感の高め方

いいですか。これは自己肯定感を上げるための、とても簡単でシンプルな方法です。

それは「どんな状態の自分でも認めてあげる」、ただこれだけ。

拍子抜けされた方、ごめんなさい。

人間には波が、バイオリズムがあります。「健やかなるときも、病めるときも…」という挙式の中で使われる、あの誓いの言葉を思い浮かべてください。

健やかなるときも、病めるときも、

喜びのときも、悲しみのときも、

富めるときも、貧しいときも、

これを愛し、これを敬い、

これを慰め、これを助け、

その命ある限り、

真心を尽くすことを誓いますか?

(いや、私まだ独身やし誓ったことはないんですけどもね。それも棚に上げといて。もう棚の上、パンパンやわ。)

私はこれを自己肯定感に置き換えてみます。

いい状態の時の自分に限らず。調子の悪い日があっても、頑張れない日があっても、それをそのまま認めてあげる。
これが私の思う「自己肯定」。めちゃくちゃシンプル。

今の私は、仕事も頑張れないし早起きもできないし、人間関係も上手に構築できません。でも「まぁいっかー」って思う。思ってみる。
お昼に美味しいコーヒーを淹れられた。飼ってるウサちゃんは今日も元気にしてる。なんだ、出来てることもあるじゃん。ちゃんとしてるじゃん。

…これが「自己肯定」です。何となくイメージは伝わりましたか?


ここには「他人の評価」は一切関与していません
なぜなら、その必要がないから
自分自身で評価してあげる。ただそれだけでいいのです。


今、自己肯定感が低くて悩んでる貴方。
その自己肯定感の低さはどこから来ているでしょうか。

周りと比べて劣っているように感じるのかな。
それとも、過去の自分と比べて努力できていないように感じていますか??

太字で強調してみましたが、自己肯定感を高めようとするのであれば、周りとも、過去の自分とも比べる必要なんてないのです。繰り返しになりますが「どんな状態でも、今のありのままの自分を認めてあげる」。ただそれだけでいい。

もしも今の自分がダメだと感じているのなら。
「今はダメダメな時期なんだね、そうかそうか」と自分の心をふんわりの毛布で包んであげてください。そしてそのまま、ギュっと抱きしめてあげてください。

日本人は特に自分に厳しいので、出来ない部分にばかり目を向けて、いくらでもムチを打ってしまうんだけど。
自分で甘やかしてあげることくらい、してもよくない?ありのままの自分を愛おしく思ってあげてもいいじゃない??

今日がダメでも。明日には頑張れてたらいいし。明日もダメでも。1週間後には頑張れるようになる。1週間後、もしまたダメだったら。1か月後には変われてるんじゃないかな。

人間、嫌でもどこかで浮上します。
最終的には幸せになるように出来ているんです。

だからね。ダメな時でも、ありのままを認めてあげていいんですよ。

4.私なりに自己肯定感を上げた結果

今の私は、傍から見ればポンコツな部分だらけです。

「アイツはエリートコースから外れたな」「Chakiは終わった」とか、多分そんな評価が飛び交ってるんだと思う。

でも、そんなのは。

言 わ せ て お け ば え え ね ん 。

ずーっと周りの評価に振り回されて一喜一憂する私の人生はしんどいものでした。ひたすら気持ちが張りつめていました。
でも、この1年間で周囲の評価を手放したおかげで、私はすごく楽になりました。

これも持論にはなるのだけど、周りの評価を手放せたら以下のような流れになっていくと思っています。

周りの評価を手放す

ありのままの自分を認めてあげられるようになる

自己肯定感が上がる

自分に優しくなれる

余裕が生まれる

他人にも優しくできる

人としての柔軟さが生まれる

「柔軟な人になる」、私は最終的にここを目指そうとしています。私の永遠のテーマになりそうですが。ふわりふわりと、しなやかで、折れない人間。ここに到達できたらめちゃくちゃ強いよ。最強です。

今の私はまだ低浮上の時期ですが、ここから先の私には伸び代しかありません。「伸び代しかないですね~!」と本田圭佑ボイスで、積極的に自分に言い聞かせています。
それってちょっと楽しみで、ウキウキすることで。これからどんな自分になれるんだろう。多分、どんな自分にでもなっていけるんだろうな、と。

「アイツは落ちた」「もうダメやろ」と言う声は、絶えず遠くから聞こえてきます。

でも自分の中に自己肯定感があれば。そんな野暮な評価はぶった切ってくれます。胸の中にあたたかい火が燃えていれば。自分で薪をくべることができたら。周りの多少の評価には惑わされなくなる。

だから自分を評価する力を。認める力を。自分の中の声を。強く、強くしていくんです。何度も繰り返しになるけれど、それにはまず今のありのままの自分を認めるところから。ここから全てが始まって、繋がっていきます。

…ま、転んでもただでは起きない主義で、人一倍負けず嫌いではあるので「まだ足の引っ張り合いしてるの?」「次のステージに行っとくからねー」という気持ちも滾ってるんですけどね。笑

これが、私の自己肯定感の高め方です。

もしも今、疲れているなら、まずはゆっくり休んでね。お布団の上でいっぱいゴロゴロして。ずっとゲームしててもいいよ。その代わり、今の自分を受け容れてあげてください。
のんびり、焦らずに。まずは認めるところから、です。

それでは皆さん。
自己愛をいっぱいにして、力を抜いていきましょ。

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