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今日の薬膳茶

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風邪気味かなとか、ちょっと食べすぎたなあ、など、 日々のちょっとした体調不良には、 薬膳茶で未病のうちにセルフケア! 症状別にピックアップした薬膳茶とその役割について解説していま…
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#むくみ

夏のむくみは万病の元 ②漢方薬で予防! 

夏のむくみは万病の元 ②漢方薬で予防! 

前回に続きます。
むくみ症状が出たら、五臓の衰えや不調が起こっていることのサインです。五臓の機能は加齢で衰えますがあきらめては病気になるのを待っているようなものです。不調を感じたら、漢方薬で症状を払うことが健康を保つために大切です。

そのためにも漢方薬を選ぶ知識をもっていただきたいですね。

むくみ改善の漢方薬

■苓桂朮甘湯  (利水化痰)  
症状:めまい ふらつき 頭痛 身体が重だるい、

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夏のむくみは万病の元 ①薬膳茶で予防! 

夏のむくみは万病の元 ①薬膳茶で予防! 

夏本番です。窓の外から蝉の声が聞こえます。
最近はあぶら蝉が少なくなったと聞きますが、ここではあぶら蝉がまだまださかんに鳴いている夏真っ盛りです。

さて、夏といえは、気を付けるべき五臓は、「心と脾」。

心については前回、不眠のところで触れましたので、今日は「脾」の機能低下が夏に起こりやすく、その結果「むくみ(浮腫)」という症状を引き起こす、というお話をします。

「脾」の主な働きは食べたものを

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『薬膳茶カフェセラピー』ご報告①

『薬膳茶カフェセラピー』ご報告①

4月から杉並区西荻窪駅から徒歩4分のカフェなどのシェアスペースで、『薬膳茶カフェセラピー』を月2回開催しています。

今回は、この3か月間のご来店者様のようすと私なりの感想を綴ります。
読んでくださっている方々に何らかの参考になれば、好いなと思っております。

『五臓養生薬膳茶ブレンド』

4月より今までは五臓を養生するための薬膳茶ブレンド、『五臓養生薬膳茶ブレンド』の5種類から選んでいただき、お

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梅雨は「脾」の調子が悪くなる

梅雨は「脾」の調子が悪くなる

あと数日で関東地方も梅雨入りになるようです。恒例のジメジメした季節がやってきました。洗濯物は外に出せないし、窓も開けられない・・・気分も上がらない・・・カラダが重だるい、頭が痛い、関節がむくんで痛くなる、食欲不振・・・。

五臓の『脾』は消化機能を担当しているところですが、湿気に弱いので、梅雨の季節は機能低下してしまいます。
ですから、食べたものを消化して栄養を全身にめぐらせる仕事能力が下がり、水

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