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今日の薬膳茶

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風邪気味かなとか、ちょっと食べすぎたなあ、など、 日々のちょっとした体調不良には、 薬膳茶で未病のうちにセルフケア! 症状別にピックアップした薬膳茶とその役割について解説していま…
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2023年10月の記事一覧

尿漏れ、便漏れ、胃下垂、脱肛・・・・

尿漏れ、便漏れ、胃下垂、脱肛・・・・

健康であれば、漏れずに上がっているものが、気が不足して悪化した「気陥」の状態になると、持ち上げるパワーが足りなくなり、いろいろな「漏れ」「下垂」の状態を引き起こします。

気をつくっているのは『脾』で、消化機能を主っています。
ですから、慢性的に消化器系が調子悪い方は、漏れ・下垂になりやすいのです。

今回は

『脾』を養生して『気を補う』ための薬膳茶

を紹介します。

大棗、オレンジピール、ヨ

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かすみ目・充血にも薬膳茶♪

かすみ目・充血にも薬膳茶♪

漢方では『肝』の気が上がり、熱を帯びることで、目は充血し、かすみ目、腫れ、などが起こると考えます。

肝と目はつながっているので、肝が熱を帯びると目に影響を与えるのです。

日頃から目を酷使している方は、肝を冷まして、栄養を与える薬膳茶を組み合わせてみるのはいかがでしょう♪

決明子 薄荷 は肝熱を冷ましてくれる薬膳茶

決明子は、肝の熱を取って目の充血、腫れ、かすみ目を改善する作用があります。決

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あれ、思い出せない・・が増えたらイチョウ葉のお茶はいかがでしょう!

あれ、思い出せない・・が増えたらイチョウ葉のお茶はいかがでしょう!

脳の血流を良くすることがわかっている、「イチョウ葉」
記憶力、集中力が高まると、受験生も飲んでいるというイチョウ葉のエキス。
漢方では、抽出したものよりも、植物そのままとり入れた方が、カラダには優しいと考えています。

イチョウには13種類のフラボノイドが含まれていて、様々な効能があるのですが、特徴的なものは脳の血行を良くするというもの。
血行が悪いために、認知の低下、アルツハイマー病、高血圧、耳

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めまいの原因、頭部のむくみかも

めまいの原因、頭部のむくみかも

めまいで悩んでいる方はとても多いです。
年齢層は30代後半~70代まで幅広く、圧倒的に女性が多いですね。
私も40代に入ってめまいに悩まされた日々がありました。めまいになりそうな兆候を感じると不安になりますよね。

「めまい」は頭に水が停滞しているから

水が巡らず、頭部で停滞しているので、頭痛、めまいが起こります。
めまいの他に、尿の出が悪い、または頻尿が現れている方が多いです。
加齢と共に、「

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気分、上げてこ~!

気分、上げてこ~!

日本の一年は「陰の季節と陽の季節」とでできていて、秋は陰の季節の始まりです。
日も短くなりました。
木々も色づき、そのうちすこしづつハラハラとした落ち葉になっていきますね~
ちょっと寂しい🍁

人間の私たちといえば、なんだか春夏と違って気分が上がらない・・・・
心身が重い・・・
そんな方々いらっしゃるのではないでしょうか。

しかしながら日々のやるべきことは減りません。無理なく気持ちを保って生活

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甘酸っぱいものでお肌、カラダのうるおいを!

甘酸っぱいものでお肌、カラダのうるおいを!

「酸甘化陰」
漢方で「酸甘化陰」という言葉があります。甘酸っぱい味が、体内を潤すという意味です。
潤いは、『水と血』がもたらしますが、両方とも「気」と違って、重さがあり、軽い”気”を『陽』とすると、重い”血・水”は『陰』です。ですから『血・水』は陰液と呼びます。

秋は乾燥の季節の入り口です

これから益々空気は乾燥しますが、その影響でカラダも乾燥するのです。
秋になると、急に顔の皮膚が突っ張る、

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お肌のトラブルのある方、血不足かもしれません。

お肌のトラブルのある方、血不足かもしれません。

乾燥の進む季節です。
前回は「酸甘化陰」で、陰液を増やしてからだにうるおいを与えましょう、というお話をしました。
今回は積極的に血を増やしてお肌をさらにきれいにするための薬膳茶を紹介します。

『血養生』が健康な皮膚をつくります

肌質を上げるために、『血』の成分が十分にあることが大切です。
陰液である『血』を養生することで、肌を内側から健康にします。
そして、『血』は肌だけでなく、目や筋肉にも必

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