見出し画像

劣情。




頬に触れるその手はとても優しく

静かに下へと降りていく


首元をそっとなぞり

ゆっくりと力が込められていく 


クラクラする

視界が霞んで涙がつたう


愉しそうな唇を求めて

手を伸ばした


口内を弄られ

最奥をくすぐられ


声にならない声を上げて

悦びを噛みしめる


全てを委ね

快楽に溺れる


最高で

最低な

愛を受け止めたい






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?