すごいひと

大使館職員

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第16話「疑似空間」 #限界シェアハウス文学

最近すごいひとのnoteに触発されて同居人がnoteを始めた。モチベーションや目的は殆ど一緒で「ムカついたことの記録」だったり「周囲の停滞の打破」などらしくて本当に共感しかない。負の感情や嫌な体験が発端であったとしてもそれが本物であるならば人を突き動かし、何かを起こせるような気がしている。それはすごいひとの周りでもそうだった。まとまった文章を書く経験や訓練もあまりしたことない自分のnoteに読者がそれなりについたり確実に登場人物たちにダメージを与えて加速させることができたりと

    • 第15話「加速」 #限界シェアハウス文学

      最近「4月くらいにすごいひと死ぬと思ってた」と複数の人から良く言われる。鬱だったところに、障害者達によって更なる莫大なストレスが降りかかり、鬱が良くなる様な要因も無いのに躁転したからである。「躁転したから死ぬ元気も出てきたんじゃね?」と皆んな思っていたらしい。そんな4月だったが勿論、(すごいひとが単独で死ぬことについては)誰も心配していなかったし、それどころか「障害者に強大なストレスを掛けてより『強い』障害者にさせる『蠱毒』や『イニシエーション』」だと思っていたらしい。そんな

      • 第14話「愛の教団 その2」 #限界シェアハウス文学

        サザエさんで感動する人間があまりいない一方で、終わりのあるギャルゲーでオタク達は「終わってほしくない」と泣く。永遠にあると思っていたVtuberの配信もいつか終わり、演者はいつか卒業していく。インターネットキャバクラもいつかは終ってしまう。終わらないコンテンツや停滞しているものなど美しくないのである。それは人の集団や界隈にも言えることだと思っている。すごいひとはこの界隈を終わらせる。 擬似空間 すごいひとは実は先月に大使館を退去している。いろんな経緯はあったのだが、知り合

        • 第13話「大使館の目的」 #限界シェアハウス文学

          そういえばこのビルがなぜ「大使館」と呼ばれているのかを話していなかった。もはや内輪では当たり前になっていた話なのだけれど、改めてここでまとめておこうと思う。 「大使館」の由来 このビルを「大使館」と名づけたのはすごいひとだったような気がする。ノリで適当につけたのだけれど、一応の由来はある。 別にもう隠す必要もないのだが、このビルを中田先生がアフガニスタンのタリバン政権の大使館にするつもりだったのだ。タリバン政権は2021年の8月に首都のカブールを掌握してから実質アフガニ

        第16話「疑似空間」 #限界シェアハウス文学

          第12話「大使館名言集 その3」 #限界シェアハウス文学

          意味がわからなかった発言や不快だった言動をこの記事で供養。その3 すごいひとって犯罪者がなんで犯罪やるか知らないでしょ? 先週、放火魔から出た名言。すごいひとが「なんであいつら(放火魔も含む)犯罪してるくせに、自分はまともみたいな態度とってんの」というとこの答えが返ってきた。放火魔はなかなか壮絶な地元で育ち、捕まっている奴も捕まっていない奴も数多の犯罪者を見てきた。その放火魔から出た言葉なので普段の薄くて軽い放火魔の台詞とは違う重さを感じた。 放火魔の持論ではあぁいう低

          第12話「大使館名言集 その3」 #限界シェアハウス文学

          第11話「特別編 大司教からの寄稿」 #限界シェアハウス文学

          今まで度々触れてきた界隈の中の「低さバトル」で出た死人の話について、大司教から寄稿があったので今回は特別編。正直すごいひとはその時期あまりこの周辺に居なかったので、殆ど知らなかった話だし死んだ糸柳さんのことも数回話した程度の関係性しかないのだけれど「愛の教団」が「糸柳も弱いから死んだ」と言ったのを聞いて大司教が何か言いたそうにしているのを間近で見ていた。 というわけでほとんどの読者にとっては意味がわからないかもしれないが、関係者内でのこのnoteの認知はそこそこあるっぽいし

          第11話「特別編 大司教からの寄稿」 #限界シェアハウス文学

          第10話「元凶」 #限界シェアハウス文学

          そもそも誰が大使館をこんなビルにしたのだろう。すごいひとは散々今まで「なんでそんな奴住まわせてんの」「なんで障害者集めてんの」などと言われてきた。もちろん自分で集めたわけではないしその元凶は他にある。今回はその話。 小学生が拾ってくる犬問題 先日、中田先生が超弩級の新しい犬を拾いかけた。その犬は地方の大学生なのだが昔、留置所に居た時に世話になった弁護士がほわせぷの担当と同じ人でそんな縁で中田先生を知って会いにきたらしい。実際に会ってみると中田先生は「たらい回し人生相談第1

          第10話「元凶」 #限界シェアハウス文学

          第9話「愛の教団 その1」 #限界シェアハウス文学

          これは「愛」について語る若者達と「愛」を忘れたすごいひととの話である。 5月某日、放火魔に対してのムカつきを各所で吐露していたことを本人に知られたすごいひとはとある場所で最終決戦をすることになっていた。ムカつきの理由は「M君と話してられないので間に入ってください〜」とかのくだらない理由で呼ばれ仲裁していくことに疲れたから暫く放っておいて欲しい、他のどうでも良い無職とかに仲裁を頼んで欲しいといったことだった。言うほどムカついた訳ではない。放火魔も放火魔ですごいひとに対して「冷

          第9話「愛の教団 その1」 #限界シェアハウス文学

          第8話「還俗」 #限界シェアハウス文学

          朝7時、大使館3階のインターホンが鳴った。まだ配達の人が来るような時間ではない。ドアを開けると先週出家させたばかりでもういるはずのないM君が立っていた。最悪の休日の目覚めだった。 1週間で終わってしまった修行 本来3ヶ月は帰ってこないはずだったのが1週間で帰ってきてしまった。すごいひとにも理解が追いつかないが一つずつ整理していく。 元々M君自身が「出家」と言っているだけのサブカルなので、仏教を学びたいという志も無ければ住職になりたいわけでもない。当然こんなものは本来「出

          第8話「還俗」 #限界シェアハウス文学

          第7話「大使館名言集 その2」 #限界シェアハウス文学

          意味がわからなかった発言や不快だった言動をこの記事で供養。その2 ウクライナ東部の塹壕みたいですね 意味わからないとか不快とかではない至極真っ当なセリフ。大雪だった2月のある日、大使館の4階が雨漏りしたり壁が凍ってるのを報告したLINEグループで飛び出た発言。発言の主は戦場カメラマンの本当にウクライナ東部の塹壕を見てきた人。迫力が違う。 雨漏りや湿気が酷いので冬も壁が凍ったりでキツいが夏が本当に蒸し暑い。あとめっちゃカビの匂いがする。こんな地獄みたいな4階だが、屋上の片

          第7話「大使館名言集 その2」 #限界シェアハウス文学

          第6話「出家騒動 後編」 #限界シェアハウス文学

          余談から入って恐縮だが、第二話の「出家騒動 前編」はM君から「note面白かったっすよ。と言ってもらえた。気に入ってもらえたようでなによりである。 M君が大使館に来た経緯 そういばM君が大使館に住むことになった経緯を話していなかったので、字数稼ぎついでに書いておく。一言で説明すると、とある人物から命を狙われていてガラをかわすために大使館に来たのである。 まだM君がこの界隈と接続する以前にスタンドアロンの異常者をしていた頃、Twitterで異常者を見つけてはスペースで話す

          第6話「出家騒動 後編」 #限界シェアハウス文学

          第5話「大使館名言集 その1」 #限界シェアハウス文学

          意味がわからなかった発言や不快だった言動をこの記事で供養。 1.M君「書き初めには『動く』って書きました」 年明けに鍋会があったときの会話。すごいひとの文章力ではあの時の面白さをうまく伝えられないのがとても残念なのだが、とにかく会話の微妙に噛み合わない感じが面白くM君以外の全員がしばらく腹抱えて笑っていた。その後の会話も といった風に完全に「アスペとの会話」状態で酷かった。すごいひと的には近年いちばん笑った日だった。 2.M君「交通費は...最悪キセルします」 先週

          第5話「大使館名言集 その1」 #限界シェアハウス文学

          第4話「無職を続ける才能」 #限界シェアハウス文学

          ご存知の通りこの周辺には無職が沢山いる。東大卒の無職も沢山いるしずっと何もしてこなかっただけの無職、「それもう仕事じゃん」みたいに何かに熱中している無職もいる。そんな無職達だが常人には年々続けるのがキツくなってくるらしい。たらい回し人生相談に出て来た子供部屋おじさんの事を振り返りつつ無職でも「狂わない」狂人達のことを語っていきたい。 「子供部屋おじさん」のその後と裏話 昨年連載されていた、たらい回し人生相談の第3,4回に出演した「子供部屋おじさん(当時39歳)」の話からさ

          第4話「無職を続ける才能」 #限界シェアハウス文学

          第3話「教訓 その1」 #限界シェアハウス文学

          限界シェアハウスを運営してきた者としていくつかの教訓や反省すべきところがある。そもそもそんな奴らを住まわせるな、そこから出て行けと言われれば身も蓋も無いのだが、限界シェアハウスになってしまったところに住んでいてすぐには逃げられないあなたに向けて自分が得た教訓をお届けしていこう。 脳汁を求めて そもそもすごいひとがこんな場所に何年も出入りしている理由は一言で言えば脳汁である。時にバズったり、国家レベルでの粗相を起こす様な高機能発達障害達の近くでそうした出来事や問題を特等席で

          第3話「教訓 その1」 #限界シェアハウス文学

          第2話「出家騒動 前編」 #限界シェアハウス文学

          出家や改宗、入信と聞くと普通それなりに大事であると感じるだろう。それはそうである。現代日本でその感覚は正しい。しかし末法の世である現代では、それらがサブカルとして成立してしまっている地獄のようなシェアハウスさえ存在している。今回はその中で改宗したゴミみたいな若者の話をしていこう。 そもそもこの周辺で言う改宗とは殆どの場合シャハーダのことである。シャハーダは、一般的には2人以上のムスリムの前で「アッラーの他に神はなし。ムハンマドはアッラーの使徒である。」とアラビア語で言えば良

          第2話「出家騒動 前編」 #限界シェアハウス文学

          第1話「大使館」 #限界シェアハウス文学

          都内某所に通称「大使館」と呼ばれるビルがある。現在シェアハウスとして使われるそのビルには怪しい人間が日々出入りし、住居不定のイスラーム法学者などが住んでいる。今回はそのビルに住む者たち、このシェアハウスの成立背景や崩壊の始まりについてを紹介していく。 こんなビルどうやって手に入れたの ビルの入手先は大司教である。ビルのオーナーの家族と知り合いで格安で貸してもらえた。今更大司教については紹介するまでもないかもしれないがイスラム国に学生を送ろうとしたと言われている人である。詳

          第1話「大使館」 #限界シェアハウス文学