すごいひと

大使館職員

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記事一覧

第14話「愛の教団 その2」

サザエさんで感動する人間があまりいない一方で、終わりのあるギャルゲーでオタク達は「終わってほしくない」と泣く。永遠にあると思っていたVtuberの配信もいつか終わり、…

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第13話「大使館の目的」

そういえばこのビルがなぜ「大使館」と呼ばれているのかを話していなかった。もはや内輪では当たり前になっていた話なのだけれど、改めてここでまとめておこうと思う。 「…

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第12話「大使館名言集 その3」

意味がわからなかった発言や不快だった言動をこの記事で供養。その3 すごいひとって犯罪者がなんで犯罪やるか知らないでしょ? 先週、放火魔から出た名言。すごいひとが…

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第11話「特別編 大司教からの寄稿」

今まで度々触れてきた界隈の中の「低さバトル」で出た死人の話について、大司教から寄稿があったので今回は特別編。正直すごいひとはその時期あまりこの周辺に居なかったの…

すごいひと
2週間前
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第10話「元凶」

そもそも誰が大使館をこんなビルにしたのだろう。すごいひとは散々今まで「なんでそんな奴住まわせてんの」「なんで障害者集めてんの」などと言われてきた。もちろん自分で…

すごいひと
2週間前
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第9話「愛の教団 その1」

これは「愛」について語る若者達と「愛」を忘れたすごいひととの話である。 5月某日、放火魔に対してのムカつきを各所で吐露していたことを本人に知られたすごいひとはと…

すごいひと
2週間前
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第8話「還俗」

朝7時、大使館3階のインターホンが鳴った。まだ配達の人が来るような時間ではない。ドアを開けると先週出家させたばかりでもういるはずのないM君が立っていた。最悪の休日…

すごいひと
3週間前
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第7話「大使館名言集 その2」

意味がわからなかった発言や不快だった言動をこの記事で供養。その2 ウクライナ東部の塹壕みたいですね 意味わからないとか不快とかではない至極真っ当なセリフ。大雪だ…

すごいひと
1か月前
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第6話「出家騒動 後編」

余談から入って恐縮だが、第二話の「出家騒動 前編」はM君から「note面白かったっすよ。と言ってもらえた。気に入ってもらえたようでなによりである。 M君が大使館に来た…

すごいひと
1か月前
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第5話「大使館名言集 その1」

意味がわからなかった発言や不快だった言動をこの記事で供養。 1.M君「書き初めには『動く』って書きました」 年明けに鍋会があったときの会話。すごいひとの文章力では…

すごいひと
1か月前
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第4話「無職を続ける才能」

ご存知の通りこの周辺には無職が沢山いる。東大卒の無職も沢山いるしずっと何もしてこなかっただけの無職、「それもう仕事じゃん」みたいに何かに熱中している無職もいる。…

すごいひと
1か月前
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第3話「教訓 その1」

限界シェアハウスを運営してきた者としていくつかの教訓や反省すべきところがある。そもそもそんな奴らを住まわせるな、そこから出て行けと言われれば身も蓋も無いのだが、…

すごいひと
1か月前
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第2話「出家騒動 前編」

出家や改宗、入信と聞くと普通それなりに大事であると感じるだろう。それはそうである。現代日本でその感覚は正しい。しかし末法の世である現代では、それらがサブカルとし…

すごいひと
1か月前
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第1話「大使館」

都内某所に通称「大使館」と呼ばれるビルがある。現在シェアハウスとして使われるそのビルには怪しい人間が日々出入りし、住居不定のイスラーム法学者などが住んでいる。今…

すごいひと
1か月前
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第14話「愛の教団 その2」

第14話「愛の教団 その2」

サザエさんで感動する人間があまりいない一方で、終わりのあるギャルゲーでオタク達は「終わってほしくない」と泣く。永遠にあると思っていたVtuberの配信もいつか終わり、演者はいつか卒業していく。インターネットキャバクラもいつかは終ってしまう。終わらないコンテンツや停滞しているものなど美しくないのである。それは人の集団や界隈にも言えることだと思っている。すごいひとはこの界隈を終わらせる。

擬似空間

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第13話「大使館の目的」

第13話「大使館の目的」

そういえばこのビルがなぜ「大使館」と呼ばれているのかを話していなかった。もはや内輪では当たり前になっていた話なのだけれど、改めてここでまとめておこうと思う。

「大使館」の由来

このビルを「大使館」と名づけたのはすごいひとだったような気がする。ノリで適当につけたのだけれど、一応の由来はある。

別にもう隠す必要もないのだが、このビルを中田先生がアフガニスタンのタリバン政権の大使館にするつもりだっ

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第12話「大使館名言集 その3」

第12話「大使館名言集 その3」

意味がわからなかった発言や不快だった言動をこの記事で供養。その3

すごいひとって犯罪者がなんで犯罪やるか知らないでしょ?

先週、放火魔から出た名言。すごいひとが「なんであいつら(放火魔も含む)犯罪してるくせに、自分はまともみたいな態度とってんの」というとこの答えが返ってきた。放火魔はなかなか壮絶な地元で育ち、捕まっている奴も捕まっていない奴も数多の犯罪者を見てきた。その放火魔から出た言葉なので

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第11話「特別編 大司教からの寄稿」

第11話「特別編 大司教からの寄稿」

今まで度々触れてきた界隈の中の「低さバトル」で出た死人の話について、大司教から寄稿があったので今回は特別編。正直すごいひとはその時期あまりこの周辺に居なかったので、殆ど知らなかった話だし死んだ糸柳さんのことも数回話した程度の関係性しかないのだけれど「愛の教団」が「糸柳も弱いから死んだ」と言ったのを聞いて大司教が何か言いたそうにしているのを間近で見ていた。

というわけでほとんどの読者にとっては意味

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第10話「元凶」

第10話「元凶」

そもそも誰が大使館をこんなビルにしたのだろう。すごいひとは散々今まで「なんでそんな奴住まわせてんの」「なんで障害者集めてんの」などと言われてきた。もちろん自分で集めたわけではないしその元凶は他にある。今回はその話。

小学生が拾ってくる犬問題

先日、中田先生が超弩級の新しい犬を拾いかけた。その犬は地方の大学生なのだが昔、留置所に居た時に世話になった弁護士がほわせぷの担当と同じ人でそんな縁で中田先

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第9話「愛の教団 その1」

第9話「愛の教団 その1」

これは「愛」について語る若者達と「愛」を忘れたすごいひととの話である。

5月某日、放火魔に対してのムカつきを各所で吐露していたことを本人に知られたすごいひとはとある場所で最終決戦をすることになっていた。ムカつきの理由は「M君と話してられないので間に入ってください〜」とかのくだらない理由で呼ばれ仲裁していくことに疲れたから暫く放っておいて欲しい、他のどうでも良い無職とかに仲裁を頼んで欲しいといった

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第8話「還俗」

第8話「還俗」

朝7時、大使館3階のインターホンが鳴った。まだ配達の人が来るような時間ではない。ドアを開けると先週出家させたばかりでもういるはずのないM君が立っていた。最悪の休日の目覚めだった。

1週間で終わってしまった修行

本来3ヶ月は帰ってこないはずだったのが1週間で帰ってきてしまった。すごいひとにも理解が追いつかないが一つずつ整理していく。

元々M君自身が「出家」と言っているだけのサブカルなので、仏教

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第7話「大使館名言集 その2」

第7話「大使館名言集 その2」

意味がわからなかった発言や不快だった言動をこの記事で供養。その2

ウクライナ東部の塹壕みたいですね

意味わからないとか不快とかではない至極真っ当なセリフ。大雪だった2月のある日、大使館の4階が雨漏りしたり壁が凍ってるのを報告したLINEグループで飛び出た発言。発言の主は戦場カメラマンの本当にウクライナ東部の塹壕を見てきた人。迫力が違う。

雨漏りや湿気が酷いので冬も壁が凍ったりでキツいが夏が本

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第6話「出家騒動 後編」

第6話「出家騒動 後編」

余談から入って恐縮だが、第二話の「出家騒動 前編」はM君から「note面白かったっすよ。と言ってもらえた。気に入ってもらえたようでなによりである。

M君が大使館に来た経緯

そういばM君が大使館に住むことになった経緯を話していなかったので、字数稼ぎついでに書いておく。一言で説明すると、とある人物から命を狙われていてガラをかわすために大使館に来たのである。

まだM君がこの界隈と接続する以前にスタ

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第5話「大使館名言集 その1」

第5話「大使館名言集 その1」

意味がわからなかった発言や不快だった言動をこの記事で供養。

1.M君「書き初めには『動く』って書きました」

年明けに鍋会があったときの会話。すごいひとの文章力ではあの時の面白さをうまく伝えられないのがとても残念なのだが、とにかく会話の微妙に噛み合わない感じが面白くM君以外の全員がしばらく腹抱えて笑っていた。その後の会話も

といった風に完全に「アスペとの会話」状態で酷かった。すごいひと的には近

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第4話「無職を続ける才能」

第4話「無職を続ける才能」

ご存知の通りこの周辺には無職が沢山いる。東大卒の無職も沢山いるしずっと何もしてこなかっただけの無職、「それもう仕事じゃん」みたいに何かに熱中している無職もいる。そんな無職達だが常人には年々続けるのがキツくなってくるらしい。たらい回し人生相談に出て来た子供部屋おじさんの事を振り返りつつ無職でも「狂わない」狂人達のことを語っていきたい。

「子供部屋おじさん」のその後と裏話

昨年連載されていた、たら

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第3話「教訓 その1」

第3話「教訓 その1」

限界シェアハウスを運営してきた者としていくつかの教訓や反省すべきところがある。そもそもそんな奴らを住まわせるな、そこから出て行けと言われれば身も蓋も無いのだが、限界シェアハウスになってしまったところに住んでいてすぐには逃げられないあなたに向けて自分が得た教訓をお届けしていこう。

脳汁を求めて

そもそもすごいひとがこんな場所に何年も出入りしている理由は一言で言えば脳汁である。時にバズったり、国家

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第2話「出家騒動 前編」

第2話「出家騒動 前編」

出家や改宗、入信と聞くと普通それなりに大事であると感じるだろう。それはそうである。現代日本でその感覚は正しい。しかし末法の世である現代では、それらがサブカルとして成立してしまっている地獄のようなシェアハウスさえ存在している。今回はその中で改宗したゴミみたいな若者の話をしていこう。

そもそもこの周辺で言う改宗とは殆どの場合シャハーダのことである。シャハーダは、一般的には2人以上のムスリムの前で「ア

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第1話「大使館」

第1話「大使館」

都内某所に通称「大使館」と呼ばれるビルがある。現在シェアハウスとして使われるそのビルには怪しい人間が日々出入りし、住居不定のイスラーム法学者などが住んでいる。今回はそのビルに住む者たち、このシェアハウスの成立背景や崩壊の始まりについてを紹介していく。

こんなビルどうやって手に入れたの

ビルの入手先は大司教である。ビルのオーナーの家族と知り合いで格安で貸してもらえた。今更大司教については紹介する

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