見出し画像

第12話「大使館名言集 その3」 #限界シェアハウス文学

意味がわからなかった発言や不快だった言動をこの記事で供養。その3

すごいひとって犯罪者がなんで犯罪やるか知らないでしょ?

先週、放火魔から出た名言。すごいひとが「なんであいつら(放火魔も含む)犯罪してるくせに、自分はまともみたいな態度とってんの」というとこの答えが返ってきた。放火魔はなかなか壮絶な地元で育ち、捕まっている奴も捕まっていない奴も数多の犯罪者を見てきた。その放火魔から出た言葉なので普段の薄くて軽い放火魔の台詞とは違う重さを感じた。

放火魔の持論ではあぁいう低い犯罪者たちは、犯罪をやることのデメリットやリスクを認識する事が出来ず「えっ、だって得じゃん」みたいな感覚でやるらしい。たしかに思い返すとM君もそんな感じである。「だって得じゃん」みたいなノリでキセルしようとしていたし、捨てるのもったいないからみたいな理由で◯◯をやったりしてた。

別にすごいひとも「犯罪やるな」と言っているわけでは無くて、シャバい脱法行為をライフハックみたいに自慢するなとか。犯罪やるならちゃんと自覚持て、悪びれろ、と言いたいだけなので悪い事するなら見えないところで勝手にやってて欲しい。

愛の教団ももしかしたら、たまたまケーキを切る事くらいは出来た、無駄にインテリの非行少年たちって感じの集団なのかもしれない。闇バイトとかしてる連中と変わらんでしょ。っていうか今思い出したけど、初めてすごいひとがM君と会った時、M君が謎の友人から電話で闇バイトの勧誘を受けてた。なんか断ったっぽいけど、まぁどうでも良いか。

えっ、すごいひとや大司教ってここ以外でも普段から戦争の話とかしてると思ってました。

してるわけないだろ。これは先日すごいひとが勝手に命名した愛の教団の教祖、Y君の発言。Y君が以前からこの界隈で「それ面白く無いですよ」「そういうので笑うの良くないですよ」って言ってた話に繋がる。

一般に人は相手やシチュエーションによって話題や話し方を使い分けるものである。親しい友人同士や家族とする様な会話と職場やそれ程親しく無い人とする会話は違うという一見当たり前の話なのだが、まぁそういう使い分けが苦手な人も居るのだろう。Y君がそれだった。

「ここでしか、こんな最悪な話してないよ」とすごいひとが返答すると、「切り替えるとかそういう発想なかったです。ペルソナを使い分けてるって事ですか?そういうの苦手なんですよね」と答えが返ってきた。言いたいことはわからないでもないが、やはり無意識にそういう切り替えをする事が苦手なのだろう。

今思うとそれが愛の教団の教えに反映されていたのだろう。「冷笑とか良く無い」「愛とか思いやりを持てば冷笑とかしなくなる、みんなで良くなろう」みたいな話も「最悪な場所でだけ最悪な事を話していた」と自覚していたすごいひとにはどうりで響かないわけである。

ちなみにこの会話は「愛の教団」についてすごいひとがnoteで触れた事で緊急開催された会合であった。敢えて強めにフォローしておくとすごいひとは別に「愛の教団」に対して敵意があるとか怒っているとかではなくて、「まともになるならまず犯罪やめたら」とか「君たちがまともになれたら教えて、その時に話聞くから」と言いたかっただけである。そういって平和に話合えたのだが、数日後Y君は「すごいひとの言ってる事がようやくわかった。つらい」と言ってしょんぼりしてしまった。ちなみに大司教は数日に一回しか戦争の話とかしないらしい。

最近働くのって流行ってるのかなぁ〜

Y君「最近働くのって流行ってるのかなぁ〜」

放火魔「僕も働きた〜い」

2人の無職の会話で飛び出た名言。個人的に結構ツボに入って気に入ったセリフである。じゃあ働いたら良いじゃんと思うが、それで働けるほどの社会性があるならば2人も無職をしていないのだろう。頑張れ愛の教団。大丈夫、いけるいける。

あなたって本当に何から何まで言わないとわからない人なんですね

M君がバイトしていた時に、上司的な人(敢えて誤魔化して書く)が言った名言。毎朝ちゃんと起きて出勤さえ出来れば誰にでも出来る系の楽な仕事だったのだが、クビになるときにここまで怒らせてしまっていたらしい。まぁ出来てなかったから怒られたんだけど。

楽な仕事ということは、まぁそういう場所なりの人材が集まる。それで察して欲しいが。勿論M君もその1人である。誰の助けもなく毎朝起きることなど出来ない(本人は出来ると言うかも知れないが誰も信用しない)のですごいひとが毎朝起こし、なんなら急病の日はバイトのシフトの穴を代わりにすごいひとが埋めてあげる日さえあってどうにかやり過ごしていたというのが勤怠の実態である。

そんなバイト先で先輩に酷いあだ名をつけてバレたり、朝礼に遅刻したり、制服の着こなしがおかしいとか、バイト先に元々あった謎の慣習(特に意味もなく決まっているだけのおまじない)をバカにするなどの態度に上司的な人のM君へのムカつきポイントがどんどん貯まっていったらしい。

そうしてクビになる時に漏れ出た心の叫びだったのだろう。シフトの穴を埋めた事があるすごいひとも「もう2度とやりたくない」と言っていた。働くって大変だね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?