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週報プークス3月 瞬く間に春が引っ込む

前回の週報はこちらから。




3月18日(月) いつの間にか遠くなった映画とわたし

年若い方々がファミレスに集っていて「春休みかぁ」と、心のうちで呟く。
芽キャベツ、そら豆、ファミレスに居る私服の学生。
春を感じる要素たち。

陽も出ているのに雪が舞う。風が肌にあたると感触がやわらかくなっていて、寒いけれど末端が凍るような感覚はもうない。
借景の梅はポップコーンのようだし。しだれ桜は幹の灰色はどしっと、枝は若い緑で生き生きとしている。
防風林を持ってるお宅は、このへんでは珍しくない。田んぼに囲まれた一軒家では大体まわりに樹木を植えていて、そうした家は電車からでもいくつか見てとれる。そういうお宅のそばを通ると、風になびく葉のこすれる音がざざぁと無限にして、実に心地がよい。

昨日は、HEAPSで「おひとりさまホテル」3巻をめくりながら、いつものラテを飲んだ。そして思い立って街に出て「ゴールデンカムイ」を観てきた。
時期的に、もうそろそろ終演が近づいているだろう館内には、おそらく何度もリピートしているであろうお客が多かった。
街のちいさな映画館に通っていたほどだったわたしにとっては、数年ぶりの映画鑑賞で、その間も気になる作品は山のようにあったんだけど、なぜかぷっつりと導線が絶えていたのだ。
感想は追って、書きます。

すべてのひとが映画鑑賞という娯楽を苦労なく選択できますように



3月19日(火) アガる火曜日

昨日はTBSラジオ「こねくと」をリアルタイムで聴いていた。
目のはしっこにいる窓からは、番組が終わる頃合いでも外が明るい。
放送のなかで蓮華さんは「水族館でくらげが好きというひとは、おしゃれを狙いすぎている」という旨のことを愉快に話してくれていて、笑った。
わたしは生き物のなかで、くらげがかなり上位に来るので。

今日の「こねくと」では、結婚発表後に寄せられたメッセージのなかでも、「言ってないことについて推察されるキモチ悪さ」に、しっかりバウンダリーを引くでか美ちゃんの姿があった。それでは聴いてください、G・IDLEで「Wife」の曲紹介も含めての彼女のパンチラインだった。
また、映画コーナーでは「コール・ジェーン」が挙がったこともあり、一介のフェミニストとしては、なんともなく拳に力が入ってうぉーな感じ。
いいぞ、いいぞ。

その後、ぼんやり過ごしていたら外は雨が降っていて、わたしは傘を持たなかったのだった。天気予報、見てたのに! 



3月20日(水) 失敗した買い物

読みたい記事を別タブに開いては、そのまま放ったらかしということがよくある。積ん読の亜種、タブ並べ。あとで読むは永遠にない。

らくちんなので合皮のスリッポンばかり履いている。
履きつぶしたので新しいものを買った。が、なかなか外側が硬い。
サイズを見間違えたか? と購入履歴から改めて商品ページを見た。たしかに合っているが、情報と実寸の隙間に足をつめこんでいるな、と感じるのは、明らかにキツいからだ。失敗したな〜と、わたしのつま先と踵がそれぞれにボヤく。
甲高・幅広・土踏まずがなく、さらに25〜26cmの足の大きさでの靴探しは、難儀する。同じ26cmでも、スニーカーとパンプスでは後者が入らず涙するなどアイテムやデザインによるぶれも大きい。
前回買ってみて大丈夫だったとしても、ブランドを過信できないということはよくあるし、ブランド側がLLで25〜25.5cm対応と表記しても入らないことは当たり前なのだ(そういうブランドやメーカーは本っ当〜〜〜に行いを改めてほしい)。

靴下が薄くても大丈夫な時期になれば、なんとか履けるかもしれない。
ハイヒールだって脚として使うには、2週間は履き続けて慣らすのだ、と言い聞かせてごまかす。靴を履いているのに、はだしのつま先立ちで、かっぽかっぽと歩いている。



3月21日(木) つまりは、あやふやなものに執着する

食感が極端にやわらかい食べものを「なま」と称するムーブメントって、どこから来たのだろう。
ふつう食事における「生」とは、行程の途中であり、どちらかといえば材料の分類だと思う。ホットケーキの焼く前、粉と卵と牛乳を混ぜたものが「生」っぽいなあ〜と思うのだ。
この生地が完成するすこし前の状態を特色として、あえてそのまま出すのが台湾カステラやフォンダンショコラといった菓子類だと思う。加熱の条件が整いながら、完全に火が通った状態にならない部分が含まれるもの。
肉料理でも、こうした特徴はまれに見られるが、畜肉でも危うい提供方法であるため、しばしば論議になる。
ジビエ肉が安定して供給されない一因に、寄生虫のコントロールが効かないという理由がある。最近も「霜降りのように見えるが寄生虫がびっしり居る鹿肉」という写真付きのツイートが出回っていた。
生。危険、だがなんとなく「希少でおいしい」という刷り込み。

焼くなり蒸すなり加工がされたものをなぜ「生」と呼ぶのだろう。
矛盾を食べる選択肢が、いつの間にか、ある。



3月22日(金) 緩急の調節が地球もへたなんだと思う

この3日ほどで、急に冷える。
雪のマークが出るほどだもの。
また、薪をくべる。



3月23日(土) ざんっちの頭の中

読んでいる。


起きてすぐにページを開いて朝陽を染み込ませる。
一気に読み切っちゃうのがもったいなくて、2,3ページめくったらおしまい。
日記は日常を記す、と書いて、その実、とーとつに内面のいきなり深いところに触れたりするので、あわてて手をひっこめる、みたいな瞬間が生まれる。また、こわごわと手を伸ばす。



3月24日(日) 今日もあかるい

あったかくなってきたので外に出る。
もうちょっと遠くに行きたいものの、めんどくさくなって中継地点でそのまま過ごした。わたしは目的もなくブラつく、ということが本当に苦手なので、ウォーキングは続かなかった。散歩は目安として、スーパーやコンビニでの買い物も目的に含むため、続いているところがある。
他人にすすめるくらい、無料にして最強のアクティビティ、散歩。
昔は、同じ道も見どころがないと感じて耐えられなかったが、日記と紐つけてみると、なんもなくても外に出たくなるので、人間は勝手ないきものだ。



今週も読んでくださり、ありがとうございました!
過去の週報はマガジンにまとまっています。そちらもどうぞ。

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