見出し画像

わたしを解き放って、ホテル。


ひきこもりにとって、最上の暮らしではなかろうか、ホテル。

わたしは2021年、ビューティーコンテストに参加していて、その半年は富山から東京に行くことが月に数度あって。ことあるごとにホテルに泊まるうちに、場所にこだわらない生活ができれば最高だなと思うようになりました。

すでに「アドレスホッパー」と呼ばれる人たちはいるし(身近にもいるし)、多拠点生活や移住などで、育った場所とは別のところに心地よさを探すのって、もう当たり前のことなんだ。
街を感じながら暮らす体験は、新鮮であろうなと想像したら、なんだか楽しくなってきた。

だから、わたしはホテルに住みたい。

MOGANAでの1日。


だって、掃除がいちばんめんどくさいのだもの。

ホテルとわたしの親和性といったら、ここに尽きます。
いつだってお願いすれば誰かがやってくれている。
掃除がめんどうくさいわたしにとって、帰ってくる頃には勝手に済んでいることがどれほどにありがたいか!
“自分の苦手なところをフォローしてもらえる仕組み”があるだけで、ずいぶん暮らしやすいものだよなと実感したのです。

どっぷりと浸りきれない、段ボールたちと。
HOTEL K5


知らない人と対面はとくに求めていないけど。

連泊で引きこもっているときも、こちらの存在は悟られずとも、ドア越しに異国の言葉を交えた会話、なんとなく他人がいる雰囲気や雑音は、生活のリズムを感じるのにちょうどよい距離感でした。
今日まだ誰とも話してないな、と思ったら外に出たタイミングで、従事してる方の姿を見かけたときにあいさつや感謝を述べると気持ちもいいものです。

ああ、この部屋に住めたら最高だな、って思ってる。
HOTEL KARUIZAWA CROSS


歩くことで解像度は高まる。

住んでいるところだって、ただなんとなく家との往復ってことはあります。
特に、東京は交通の便のよいところが多いですし、駅と駅の距離が短く歩いて行けるぐらいなので、20〜30分はあっという間に過ぎていきます。
加えてわたしは、無類の古ビル好き。また、スーパーや生鮮食品を売ってるお店から、街の「人となり」みたいなものが感じ取れます。
街を眺め、道を眺め、風がふるわす音を聞き、借景を眺めているうちに、新宿と麻布の地図が頭の中でつながったり、そこに暮らしている人や働いてる人から街の成り立ちに関するエピソードが聞けると、Google Mapはただの地図でなく、より深度を感じられるように思いました。
地元に帰ってきてからも、歩いて街を知ることは生活の一部になっています。
そして、地元のホテルでのステイケーションも楽しみのひとつに。

ラウンジの開放感をゆっくり楽しみたい
HOTEL VISCHIO TOYAMA


キャリーケースに詰め込む、わたしだけの世界。

デバイスと充電コード、数冊の本、バスタブ付きの部屋ならここぞとばかりに入浴剤とフェイスパックを買って、1日中ベッドの上で過ごす。勉強と怠惰の時間は2:8くらいで。
食事はコンビニでもいいし、でも奮発したいときはデパ地下でフルーツとか買っちゃう。
でもベッドの上も飽きてきたんで、おいしいお店も開拓したいから、やっぱり街を歩く時間もつくる。
歩くと、わたしだけの世界がどんどん広がる。
ときめくものって、どんどん目に飛び込んでくるから、いろんなところを歩いて、見つけたものをキャリーケースにしまう。(そして、ときどき閉まりきらなくなる)

渋谷は三軒茶屋、池尻大橋とも近くて散歩がはかどる。
これは池尻大橋・Betのおべんとう。


最後に住みたいホテルをご紹介。

浅草橋 | DDD HOTEL
https://www.instagram.com/dddhotel/
1泊10,000円台(2023年3月時点)
今、東京でいちばん設えが好きなホテル。
黒で統一された室内、シャワールームとトイレはグレーのタイルがこの上なくかっこいい……!
フロントとレストランの深いブルーグリーンのカーペット、外装のレンガもオーセンティックな格好良さがあります。世界観に浸れる……ずっと空気を吸っていたい……。
ここの近くのイーグルビルに会いに行ってるようなもの。
ここのカフェもすき!たっぷりドリンク入っててスイーツも、ンまい!

Bridgeに通うためにDDD HOTELに泊まり、
DDD HOTELに泊まるために、Bridgeに来ているようなもの。


赤羽 | HOLIC HOTEL

https://www.instagram.com/akabane_holic_hotel/
1泊9,000円台(2023年3月時点)
都内ホテルが2022年から軒並み、値上がりしたときに安くて泊まれるところはねぇーがあ!とナマハゲ化したときに見つけたホテル(そのときは1泊6,000円台でした)。
赤羽に泊まっている、というと東京住みの友人たちはみな一様に驚くのですが、昼間に移動している分には危ない感じはないです。すぐ近くに100円ローソンがあって、レジの読み上げが独特な店員さんがいておもしろい。
併設レストランの朝食に、「一膳のご飯を最大限に味わいつくす」という意気込みが感じられて、ほんとうに朝からいい気分にさせてくれます。

ホテル朝食は、あまり摂らないのですが
ここだけは別。


TRUNK(HOTEL)香林居もまた泊まりたい!
キッチン付きならオークウッドホテル&アパートメンツ麻布も!

ということで、
わたしはホテルに住みたいです。
もう1回、言っておこう!
わたしはホテルに住みたいです!!!!!
熱海と長崎と軽井沢に興味があります。
愛せる街をもっと知りたい!
住まわせてくれるホテルがありましたら、ご連絡ください。
そして2023年は、勝手にいろいろ泊まり歩いて、instagramやnoteでしたためていきますので、わたしは夢にぐいぐい近づいていきたいと思います。



じぶんZINE「pooks プークス」では、わたしにまつわるボディポジティブとフェミニズム、そしてホテルステイの記録を書いています。

ボディポジティブとフェミニズム、自撮りのInstagram
https://www.instagram.com/cccbypks/
ホテルステイ記「chiccaとホテルの物語」 for Instagram
https://www.instagram.com/cccbypks.hotel/

お仕事のご依頼はこちらからどうぞ。


chicca


#どこでも住めるとしたら

この記事が参加している募集

泊まってよかった宿

この街がすき

応援のプロ求む!🙌 サポートいただくとホテルステイ生活に一歩近づきます!