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週報プークス2月 半月のふくよかさ

前回の週報はこちらから。




2月12日(月) (無責任かもしれないけど) 大丈夫だよ、蓮華さん

菅さんがおおらかなフォローを見せたTBSラジオ「こねくと」。
というのも、先週木曜から話は始まっている。コーナー収録後、生放送が始まるまでの空き時間に、蓮華さんと礼央さんが来期の展望について話していたとして、そのとき蓮華さんの中では自分自身について不甲斐ない想いをしたらしく、その日の生放送でも涙を流していた。
(何が琴線に触れたのか気になって何度も聞き返したけど、それは蓮華さんの心中にある。礼央さんが一方的に悪いわけではないように感じました)
担当日以外の放送やアーカイブを聞かない方針の菅さんは、番組がLINEに開いているオープンチャットには登録しており、リアルタイムのざわつきで異変を察したようで。気にかけて、何があったの? と聞きたくなったようだ。
「(番組として自分の提供できる)面白さってなに?」という議題にぶちあたり、さまよっているという。芸人として、蓮華さんよりは長くその議題と付き合っている立場から、って前置きをもとに、めちゃくちゃ寄り添っていた菅さん。職場にいるとすごく尊敬されそう。

視聴者さんを差し置いて泣くなんて〜、と取り乱した自分を恥じていた蓮華さんだけど、感情の箍が外れるとき、ってものはコントロールできないんじゃないかなとわたしは、思う。
好きなミュージシャンからメッセージを寄せられて、感動が昂って泣いた蓮華さんのことも、自分の成長の一瞬に悔しさを滲ませて泣く蓮華さんも、毎週パーソナリティと話して時に朗らかに笑ったり、いぇーい!ってからだ全部で言ってる蓮華さんも、どれも人間らしいふつうの反応だよ、安心してだいじょぶよ、って言いたい。
悔しさや悲しさを白状できるのは、自身の甘さや悪いところにフォーカスする性質の蓮華さんにとって、飲まれないための術でもあるんだろう。
そんで、箍が外れるときが他人より多いからってなんだ。それが君だ。
だいじょぶなんだよ。



2月13日(火) てきとうカレーの魔力

毎日、晴れてよござんすねえ! と歩けば歩くほど汗をかく。
ダウンを着て一瞬、後悔したけど夜の冷えには備えておかねばいかんし、と信号待ちの間に忘れた。
見上げる先の山肌が、白と青にくっきり見えて気持ちがいい。
2階のサンルームも、陽が出ているときは暖房をつけないでも過ごせるくらいだ。

てきとうに作ったカレースープに、冷やごはんを入れて食べることの繰り返し。なぜだかハマる。フライパンで炊く2合が、するすると消える。
ほんとうにてきとうに、何がしかの出汁(コンソメとか、中華だしのペーストとか)と、溶けやすいように削ったカレールウと、余ってたトマトとにんにくのパスタソースに、ウスターソースを混ぜる。
あと、きび砂糖もちょっと入れる。ふしぎと味がまろやかにまとまる。
あればフライドオニオンも浮かべたい。



2月14日(水) つくたべ観たよ

休耕田に無造作に生えた丈の長い雑草たちが、最後に吹いた風の名残のまま白く枯れている。
そこをのしのしと鴉がゆき、ときどき草をついばんで遊ぶ。
雪の降らない冬。
起きぬけの顔に違和感があって、ティッシュで押さえる。
今、顔は油田。
皮脂のぬめりがすごい。年始ごろから顎のニキビが治ってない。

NHKプラスで「アストリッドとラファエル」と、「作りたい女と食べたい女」未見の回から18話まで一気見。
春日さんが実家との関係性を断ち切りたい、と意思表明する重要なシーン。
ここがまた父親が家父長制の煮凝りのよーなひとで、原作から感じたキャラクターへの嫌悪感をそのまま再現、いや音声が付与されたぶん、迫力が増している。
(「自転車屋さんの高橋くん」での銀行の上司も、ですがほんとうに、まとわりつくような、粘性のあるいやらしさを忠実に演じてくれる役者さんの表現力がすげ〜って思う)
固い決意に、心を寄せる野本さんはやさしくて、うれしい。



2月15日(木) エロコンテンツは必要、だけどいらない話。

今月はよく夢を見て、でもメモを取ってないので内容はあやふやなまま忘れていく。昭和の家にありそうな戸棚の前に居たり、誰かに「久しぶり!」と言ってハグしたりしている。
今朝方はベッドで寝てるところを起きんかいとばかりにまとわりつかれる、2頭の犬の飼い主になっていた。

「Vampire Survivors」をクリア。
演出の酔いや、まぶた裏にゲームの画面が焼きついたり(歩き回るキャラクターに経験値の玉がズオォォォと吸い込まれていく……)、なかなかコスモが解放できなくてちょっと飽きたりして、間が空いたものの、ようやく全編でけた〜。
攻略サイトによって、コスモ(鳥のキャラクター)の解放条件が異なり、何度プレイしてもわからーん!と、ふてくされた。オソーレ(犬のキャラクター)を使え!EGGSのチェックマークを外せ! っていうところが多かったけど、黄金の卵を持っていないキャラクターなら、なんでも大丈夫です。
終盤はあっけなくて結局、探し続けたヴァンパイアとは???
という気持ちにさせられている。

それにしても攻略サイトに掲載されているゲーム、漫画、アニメの広告バナーがすべてエロなのは、規制入ってほしいですね。
フェミニズムを学んだアカデミアのひとや、フェミニストにエンパワメントされた人々(わたしだ)は、エロコンテンツの消失を願っているんじゃなくて、掲出するにあたって「これは適切じゃないよね」って、指摘をずっとしている。
ゾーニングや伝播について、ずーっと指摘し続けている。
(先般のポリタスTVでも、コンビニに依然、成人向け雑誌が並んでいる問題が取り上げられていて、「新婦人の会」の都道府県ネットワークが随所に見える総力取材に感嘆する内容です)
そういった指摘は、自分じゃない誰かを客体消費しないことや、強迫的な価値観から距離を取ることが、自身を大切にする、具体的には心身の健康を守ることで自尊心が保たれる効果があり、自分を傷つけないということは、他者に失礼をはたらかない想像力と繋がるからだ。
海外で、視姦とそれを防ぐための啓発CMがある。見られている女性は嫌悪感を示し、それに気づいた周りの乗客が違和感を共有しあい、視線を遮るなどアクティブバイスタンダーとして被害から守る行動を取る。見ている当人だけが視姦をするのは自由だろうと考えているところが、リアリティがある。

アクティブバイスタンダー Active Bystander :
行動する傍観者、という意味。
性的加害行動を見かけたら、注意をそらすなど介入して今、起きている加害を止める、通報など被害側の手助けをする役割。
シオリーヌさん制作のPVが詳しい。


あと、基本的に「自分がエロコンテンツを見たいな」「そういう気分だな」って、望んでいる状態を除いては、エロっていつでも目に入れたいものではない。
アンフェ(=アンチフェミニストであり、アンチフェミニズムである)は、ずーっとそれらを「若さへの嫉妬」「モテない女性の戯言」と言って、女性同士の分断を煽っているけどね。



2月16日(金) ニキタス観たよ

昨日の夜は、びっくりするくらい激しい降り方をしていて足元がずぶぬれで帰宅。でも、ふしぎと冷えなかった。
晴れてる日の方が、夜の空気の凍ったような質感がきつい気がする。

火曜の「ポリタスTV」は、キニマンス塚本ニキさん担当回。
フードライターの白央篤司さんが出演されたので視聴。先日、Twitter(X)で募っていた「飲食とジェンダーバランス」について。

(アーカイブは、「ポリタスTV」のメンバーシップ加入でも視聴できます)

わたし自身は、食のジャンルで入りづらさを決めていないので、ラーメンも焼肉もひとりで入れてしまいますが、周りのことを気にしなさすぎなのと、混んでる時間を選んで行かないことも幸いしています。
オーダーした本人の意思を無視した提供の仕方や、お茶碗や箸の大きさが男女で違うことは慣習、だが形骸化しているよね、と指摘もしつつ、「まず、聞いてほしい」という白央さんの総括は、いろんなことに通じるよね。
(そして、最後の「東京のお店にも風除室を!!!」という白央さんの力こぶしには、雪あり県に住んでると盲点だった。たしかに!)



2月17日(土) 空のグラデーションがあったかい

生理が終わりきらず銭湯ならず。くぅ。
梅の花がぽちぽちと咲いている、雪吊りの庭を借景。
爪痕のように細い月が、徐々にふくよかになってゆく。
夏頃から空いていたアパートの一室に、明かりだけがある。
風景の変化をちょっとだけ感じる。



2月18日(日) とりの足跡

怪鳥あらわる。





今週も読んでくださり、ありがとうございました!
過去の週報はマガジンにまとまっています。そちらもどうぞ。

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