フェニックスアメコミ雑ガタリ

フェニックスアメコミ雑ガタリ

どうもこんばんは、

フェニックス・アメコミ・雑・ガタリ(1930年4月30日 - 1992年8月29日)です。

noteのオススメ記事に妙なタイトルの記事が流れてきました。

読みました。
ええっと、、、、wwwwwww
何処から突っ込めばいいんでしょうか全裸でツッコミどころ満載でたっている
的にどこから撃ち込めばいいか悩みに悩んで結局撃てずにいるのがおそらく多くのアメコミファンの皆さんでしょうけど。


まぁ、一つだけ言える事があるとすればこの方は十中八九アメコミ読んだことないでしょうwwwww

おそらく、まぁ多分社会風刺とかは知ってるので、実写化されたMCUとかDCUとかの映画と『ウォッチメン』とか『Vフォー・ヴェンデッタ』あたりだけは見てるのかなーという感じw

(勿論そういった映画で大なり小なり興味持ってくれる方がいればね翻訳があまりされないアメコミたちに光が当たるきっかけになるのでとてもうれしいですよ)

少なくともマーヴェルやDCと対をなしたり超えたりと切磋琢磨している会社イメージコミックとかダークホースコミックはまず知らなそう(知ってたらあんなこと言えない)だし、DCコミックの別レーベルのヴァーティゴ―とかも是非読んでほしいですね。

アメコミがヒーローもの+社会風刺(ポリコレ)ものだけ…ってwww

あとオワコンって言われてますが、売り上げ自体はMCU以前の権利売りまくりの暗黒時代(コレのせいでソニーとMCUがスパイダーマンでめんどくなったり色々あるんだわ)に比べたら全く落ちてないですのでポリコレのせいでオワコンになった論もここで念のため(めんどいのでエビデンスは出さないので自分で調べてください)否定しておきます。

そもそも論なんですけど、アメコミ(というかマーヴェルやDC)がヒーローものが多いのはそれがゴールデンエイジ・シルバーエイジの時に流行ったからです。
皆さんご存知でしょうが、実はマーヴェルもアメリカでヒーローコミックが流行する前はサイエンスフィクションであったり、モンスターやホラーモノ、戦争ものとかとかとか色々迷走してたんですよ~そんで、そのあとまたヒーローものが復権したり(また迷走したりして)今に至ります。(その時は会社名もマーヴェルではなくタイムリーとかアトラスみたいななまえだったような…。)

アメリカはゴリゴリの資本主義国なので件の記事の方の指摘するようにマーヴェルやDCといった皆様も知っている大手コミック会社は(売れているので)主にヒーローものをメインのコンテンツに据えております。

しかし、アメリカに存在するアメコミ会社はマーヴェルやDCだけではございません。
件の記事が仮に”アメコミ”というクソデカ頭悪そうな主語ではなく、マーヴェルやDCという主語であれば概ね間違いではない一部正解、残念賞も差し上げたのです……。
が、前述のイメージコミックやダークホースコミックといったクリエイターオウンズのコミック会社の存在も無視できないのです。

なぜならマーヴェルやDCより売れる月や年もあるしこれらの会社のメインコンテンツは決して「ヒーローもの+社会風刺(ポリコレ)もの」だけではないから。また大手のマーヴェルやDCでさえヒーローもの以外の作品を出しています。

さてさて、ええッとここまででエビデンスも私自身提示していませんし。
他人の無知を晒すような記事にしたくないので親切心で
”ヒーローもの+社会風刺もの”じゃない”アメコミ”を紹介していった方がいいですかね?
そういうのが読みたいですよね?
よね?
だからこんなむっち無知の雑魚にわかアメコミ記事書いちゃったんですよね?
ならあたしのオススメ!!!
紹介しましょう!!!!

比較的に発売日が新しくて手に入りやすい物でまとめるというのはどうでしょうかwwwww

I KILL GIANTS

I KILL GIANTS

ヒーローもの以外を取り扱うって言ってタイトルと絵を見ていきなり嘘やんって思ってしまった皆様、すみません。
タイトル詐欺、表紙詐欺です。
”巨人と戦う女の子のヒーローもののアメコミ”ではございません。

「街に巨人が攻めてきて自分は選ばれし戦士」だと信じて疑わない妄想に取りつかれた女の子のお話でございます。

主人公のバーバラがいかに他人と壁を作り、巨人を倒す妄想に取りつかれたのか、そして巨人とは…?

といった感じ。
日本の漫画だと所謂セカイ系と呼ばれるジャンルがアメリカの片田舎ではどのように作用するのか、翻訳版も中古で手に入りやすい上に文庫サイズで読みやすいので是非読んでみてください。

田舎の閉鎖感満載の村社会、そしてそこに生きる少女の心の内に秘める葛藤を彼女が生きる世界に巨人という形で投影する、、
テイスト的にはゲームの『ライフイズストレンジ』なんかも近い気がします。

この素敵な絵と素敵なお話を書いた二人の新作『イモータルサージェント』は現在連載中(2023年7月)でして、こちらも親子愛をテーマにしたハートフルな話っぽい(まだ読んでるとちゅうなのでわからん)ので”ヒーローものや社会風刺もの”じゃないアメコミを読みたい!って人にはうってつけだと思います!

ヘビーメタルマガジン

ヘビーメタルマガジン

「何かよくわかんねーけど、面白くてグロくて、バイオレンスでポリコレ配慮なんか知るか!!」みたいなアメコミが読みてぇ!ってやつにはオススメだぜ?

フランスだかで始まったコミックス誌のアメリカバージョンって奴。(たしかそう)
フランス発のアメコミなのでアーティスティックな作品が結構あるイメージ。
表紙も内容も毎回一話完結のものが多く、「毎年数冊でるいろいろな作家が参加するアンソロジーコミック」って言う感じ。
ジャンルもヒーローものではなく、SFやダークファンタジーが主。
ネトフリで大昔に公開されたアニメ版が見れるのでそれも狂っててオススメ。

Ice Cream Man


Ice Cream Man

一話完結型のファンタジーホラーコミック。
主人公のアイスクリームお兄さんは出たりでなかったり、話にかかわったりかかわらなかったりする。

The Department of Truth

The Department of Truth

陰謀論もののクライムサスペンス+オカルト+ファンタジー的な作品。
バンドデシネに影響受けてそうな日本の漫画でもあまりなさそうな絵の表現が(カラーなのも相まって)本当に素晴らしくて画集?って気持ちになる。
ストーリーも難しくてちょっと英語音痴のアタシは積読していますが、時間をかけて読み進めてます。

まとめ

アメコミって他ジャンルに比べて圧倒的にこういう

「世の中の事とかアメコミの事も、なああああんにも知らないにわかがポリコレとか何か別のものを批判したり日本の漫画とか自国の文化をマンセーするためのサゲ」

に利用されがちが過ぎませんか?
いったい何回この歴史を繰り返すのでしょうか?wwwwww
どっちが優れてるとかもうどうでもよくないっすか?
どっちもそれぞれの風土、文化から作品が作られてるので理解できない部分もあれど解ればおもしろいで良くないっすか?wwww

あとアタシ自身もなんの下調べもしないでノリで記事書いてるので恐縮ですが、何かデカい事言うなら少なからず大なり小なり下調べないし、もともと知ってる情報とかをちゃんと精査してからものを書いた方がいいと思いますwwww

また、自分は何度もこういう間違った知識を広める記事やツイッターの投稿なんかを見て見ぬふりを続けてたんですけど、やっぱそれは不誠実であると感じたので、ここで少ないですがエビデンスを含めつつ、皆様にも面白い作品に触れてほしいと思ってこの記事を書きました。

こういった”アメコミ”が何かの主義主張の為に間違った知識でもって利用されがちという側面は、そもそも翻訳本が少ない(売れているヒーローものだけが翻訳されている現状)
や、こういったおバカな発言があったときにアメリカのファンダムないし、作家は日本語読めないので直接否定しないし、にほんご話者の我々ファンダムもあまり他人に対して本記事の様な否定をしっかりしないという問題があります。

そのせいでこういった間違った知識や揶揄が浸透してそれを見た人がまた間違えた知識を流布するという悪循環にあるように思えます。
また、それを否定するためのエビデンスも英語であるため大抵の日本人は英語ができないのでそういった情報に行きつかないようになってしまっているのが現状。だと思います。

なので、みんなにをにわかのアメコミ雑語りを止めてもらえるまでわたくし、フェニックス・アメコミ・雑・ガタリの活動を続けていこうと思います。
また、協力してくれる私よりも有識者のファンダムの皆様も是非ご協力をお願い致します。

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