見出し画像

昔々の富裕層が住んでいた館へ訪問

ボスニア・ヘルツェゴヴィナ(BiH)の首都サラエボ市から、こんにちは!ドヴァルダン!

さて、今回は


富裕層の住まいをご紹介

します

ダウントン・アビーのような広大なカントリーハウスではありませんが、当時の贅を尽くした邸宅で暮らす富豪のライフスタイルを思いめぐらしてきました。


デスピッチ家/The Despić House 

貿易業で財を成したセルビア系のデスピッチ家は、19世紀末から20世紀初頭にかけてサラエヴォのエリートファミリーでした。

ミリャツカ川沿い。入館料約200円

1Fは17世紀のオスマン帝国時代の富裕層の住まいが分かる展示になっており、2Fは19~20世紀初頭のオーストリア・ハンガリー帝国時代の生活様式が再現されています。

一族の長であったマクソ・デスピッチ。

20世紀初頭には一族の繁栄がピークに達しました。市内の‎正教会の寄付を行い、別宅は「文学と舞台芸術の博物館」として現在利用されています(#36『バルカンのエンパク』参照)市議であり、F・ヨーゼフ皇帝の表敬訪問代表団の一員でもあり、とにもかくにも、当時の名士でした

義理の娘、ミナが所有していたピアノ
彼女は女性の為に音楽を通して、
文化的なイベンを催したサロン運営者でした
ヨーロッパで流行したシノワズリ
景徳鎮? 染付の皿
オーガンジーに金糸の刺繍
幾何学模様のタペストリー
ダイニングルーム
家具の彫り物が手作業で贅沢
家具はアールヌーボ調が多数展示
部屋の隅にある塔はストーブ
翡翠色のストーブ
タイル素材の多くは1900年代マイセンで制作
茶色のストーブ
下部に薪をくべ、排気は壁から屋外へ

1Fはオスマン帝国時代の生活を、当時の品々で構成されています。この部屋は「母の部屋」と名付けられ、1780年から保存されています。当時の昼間であれば、マットレスはmusandru(クローゼット)にしまわれているとのこと

「ビッグルーム」
家具のほかにファミリーツリーや、
肖像画が飾られています
銀食器。ゲストを招き、劇場としても使用された部屋

スブルゾ家/The Svrzo House 

18世紀に作られた、オスマン帝国時代の国内建築では最も保存状態の良い富豪の邸宅がミュージアムとなっています。

しつこいのですが、市内は盆地で中心地からわずか離れただけで急斜面

民家とモスクが多い旧市街地
入館料は約200円

ムスリムの富裕層のアーバンライフがうかがえる住まい。パブリックエリア、女性のエリア、家族のエリアに別れている木造2階建て

女性用の寝室は暖色系ファブリック
居室ドアは木彫り装飾が豪華
お手洗い
Kamarijaは、月を意味するアラビア語のقمرにちなんで名づけられた、くつろげるオープンスペースバルコニー。祈りの前に清める場所でもあります
カーペットや調度品が優雅な大広間
イフタール、結婚式などでも使用されたとのこと
中庭から炊事スペースにつながる広間
美しい飾天井
キッチンは広く、手前はオーブン
食材や燃料が保管される貯蔵室は、夏の暑さに耐えうる冷暗所。小窓は換気用

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

お食事🍚情報

 TOFU 豆腐

サラエボには日本スタイルの「柔らかくて」「瑞々しい」「なめらかな」豆腐は売っていません、残念!
手作りにチャレンジしたこともありました。

MakroVita:マクロビのお店

Makrovita – Male, zdrave navike čine život boljim!

「オキナワ、にがり」を購入し作ってみました

結果、固まりませんでした。豆乳の混ざりっけが問題。

日本からロングライフの豆腐も送って貰いましたが

すぐに食べちゃいました

ベジタリアンや健康志向が高まる昨今「豆腐がない!?」というヨーロッパカントリーは稀覯。

ドイツから輸入されているBioの豆腐

スーパーやドイツのドラッグストアーなどの健康食品コーナーにて、300円位で購入できます。

写真左側はスモークタイプで、固めの厚揚げ風、写真右はアーモンドが入った固めの木綿豆腐

焼いて食べると美味しい

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?