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バルカンのエンパク

BiHの首都、サラエボからです。Dobro veče🌜


★ミュージアム紹介

今回は、BiHの文学史と舞台芸術の発展を物語るアイテムの収集、保存、展示を扱っている市内の専門ミュージアムをご紹介します。


文学と舞台芸術の博物館

Museum of Literature & Performing Arts


文学博物館として1961年に設立され、BiHの舞台芸術シーンに関連するトピックをカバーするために、10年後にさらに拡大されました

19世紀半ばに建てられた裕福な家族の家で、文化的に素晴らしい歴史的建造物となっています。‎観光客は私だけだったので、開錠して頂きました。入場料は400円位で常設展のみ

Silvije Strahimir Kranjčević(1865-1908)
バルカン出身の詩人であり、
クロアチアでは切手の肖像にもなっています
クランジチェヴィッチの書斎を再現
古書も手に取って読むことができます

2Fは1961年にノーベル文学賞を受賞したイヴォ・アンドリッチ(Ivo Andrić, 1892-1975)の特設スペースがあり、各国の出版本が所蔵

1966発行の和書もありました

実は、私、この本を買いたくて日本の古本で探していた時がありましたが、入手できなかった経緯があります。書棚に鎮座ましますこの本の背表紙を見て「あ!」。日本の公共図書館でも持っている館はわずかです。

アンドリッチの直筆。揃っていて整った筆体です

タイムスリップしたような雰囲気と建物の造り、早稲田のエンパクを彷彿とさせます。

博物館の所蔵品は、20,000以上のアイテムを含む67の文学と17劇場の関連コレクションで構成されています。‎‎

2階から1階に降りる階段にはBiHの舞台今昔物語の展示がされています
舞台上演、白雪姫1952年

沢山の俳優の写真等が展示されており、活躍した時期や当時の舞台の講評などを知ることができます。1正面のブロマイドは1930年代

1950年代に作られた素敵な衣装のマリオネットが数点展示されていました
1960年代前後の舞台衣装に対するパッションがデッサン画や作品を通して伝わります
夏には中庭の花が咲き誇ります

お食事🍚情報

ボサンスキ・ロナッツ bosanski lonac

全196ヵ国おうちで作れる世界のレシピ【おはよう日本で紹介されました】(ライツ社)

ちょっと前に注目を集めたレシピ本です。

私も出版時に購入したのですが、その後の数年間、様々なところでこの本に出くわす運命となります。某大学図書館や公共図書館の「オススメ本」コーナーに展示されていたり、図書館総合展で賞を貰っていたり。。。etc

出版元のライツ社はオウチ時間が増えた多くの人の為に、このレシピ本を無料公開して話題になりました。そして、書籍売り上げにも好影響を与え2021年で8刷の重版!本の帯には「見たこともない料理をスーパーの材料で作れる!」キャッチーです。

P86 ボスニア・ヘルツェゴビナ

~ボサンスキ・ロナッツ~ 
ヨーロッパの肉じゃが

材料はこれだけ「牛肉モモ、玉ねぎ、にんじん、じゃがいも、トマト缶」。

そして水で煮込むだけ。

ちょっと物足りないかな・・BY現地在住者 

もう少し濃厚さを求めて、スーパーに行きました。

キャベツが旬
ケールが入ったボサンスキも美味しい
かぼちゃはひょうたんが一般的。今回は使用予定なし

買い足し食材は、パプリカパウダーとフレッシュのパプリカ、ガーリック。芽キャベツは自宅の冷凍庫からゴソゴソ。。

牛肉のモモを一口大より大き目にカットして塩コショウします。国産牛はとても柔らかくて美味しいです。上は500gありますがお好きな量で。

両面を軽く焼きます

焼いたお肉の鍋に乱切りした野菜、トマト缶、ニンニクのみじん切り、パプリカパウダーを大匙1、白ワイン50ml、水600ml位を入れます(量はすべて適当です)

2時間煮込みます
出来上がり
お肉が柔らかくて美味しくできました


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