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スポーツ選手のセカンドライフをもっと考えてあげてよ!

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<日本のスポーツについての疑問>


前々から、日本のスポーツ競技の育成について疑問がある。

おおざっぱに言って以下の通り。

・スポーツ競技で食っていけるのか?

・スポーツ競技人口の何%が食って行けるのか?

・当面スポーツで食っていけたとして、何歳まで食って行けるのか?
 引退後、いい歳になってから普通の仕事のスキルを学べということか?

・そもそもプロの無い食っていけないアマチュアスポーツだとしたら、
 その人たちはどうしたらいいのか?
 (本人が分かっていて、対処していれば問題は無いが)

言いたいことは、スポーツを真剣にしてきて、

日本のスポーツを盛り上げて、貢献してきて、

日本を元気づけてきた人のセカンドライフを

日本でもっと考えてあげてよ。


ということである。
 

<スポーツだけやってきた人はどうするのか?>


スポーツ競技を本格的にやる人は基本的にはスポーツの世界しか
知らないことが少なくないのではないかと思う。

他のことは家族や周りの人が協力して助けているので、
本人にはスポーツに集中させようとする場合である。

そういう場合、学生時代に普通に社会に出る勉強してきて、
普通に会社に就職して、仕事をする能力を持っている人とは
根本的に違う世界なんじゃないかと思う。

そういう人はスポーツ競技をやめた後、どうすればよいのか?

引退だけでなく、ケガなどで競技できなくなる人もいる。

そういう人はどうすればいいいのか?

<プロのあるスポーツ>


プロがある(お金を稼げる、食っていける)スポーツはそんなに多くない。

日本でメジャーなプロスポーツは、

・野球

・サッカー

・ゴルフ

などか。

たとえプロがあってもプロになれる人はごく少数である。

でもプロがあっても引退後はどうするか?

スポーツにもよるが、30、40代で大体の人は引退するだろう。

まだ人生の半分である。

それまでに、十分なお金を稼いでいれば問題ないが、
そうではない人もいるはずである。

そういう人は何か食っていく仕事をしなければならない。

最近よく聞く学びなおし(リスキリング)できたり、
商売の才があって、セカンドライフの仕事ができればいい。

でも、そういう能力の無い人もいるはずだ。

そういうセカンドライフをなかなか

築けないスポーツに専念してきた人

のためのシステムが日本には無いように思う。


<プロのないスポーツ>

プロがあればその間はお金を稼げるが、プロのないスポーツの人は
どうしたらいいのか?

ちゃんとしたプロのシステムが無くても、お金を出してくれる団体として
スポンサーがつくスポーツはまだいい。

しかし、スポンサーとかがつきにくいスポーツもあると思う。

そういう人はどうするのか?

おそらくは、そういうスポーツしている人は最初からそれでは
食っていけないことを知っていて、セカンドライフを最初から
想定、検討しているのではないかと想像する。

しかし、スポーツ選手引退後のことを何も考えていない人も
いると思う。

<スポーツ選手のセカンドライフ>


スポーツ引退後のセカンドライフをあまり考えてない人のためにも、

プロ、アマ、含めて、日本代表など、

スポーツに専念してきた人のセカンドライフ

構築システムを日本は早急に作るべきである。


なんか、日本代表レベルのスポーツをしている人に、日本は
やさしくない気がしてならない。

普通の人のシステム(進む道)
 高校、大学→基礎能力(学力)付ける→就職

スポーツだけしている人のシステム(進む道)
 スポーツが全て→引退→(基礎能力??)→??

上記のように普通の人には進む道がある。

しかし、スポーツだけしている人のスポーツ人生が
終わったあとのセカンドライフ(セカンドキャリア)の道は、
今のところ、個人が自分の能力で開拓するだけのように思う。

<スポーツ選手のセカンドライフとして>

プロスポーツ選手はそれなりにお金を稼いでいるので当分はOKだろう。

実業団など企業の選手だったら、その企業の社員となることもあるだろう。

スポーツを教えるインストラクターもあるだろう。

スポーツの知識を生かした仕事をする(起業する)こともある。

また、スポーツで有名になっていればテレビなどの解説者、
スポーツのコーチ、監督などもありかと思う。

ただ、そういうふうにいかない人も多いはず。

日本はスポーツで有名になっている人には、チヤホヤして
注目し、祭り上げるが、スポーツをやめた後は知らんぷり。

スポーツしている時は日本のために頑張れ頑張れ言っておいて、
スポーツをやめた後はすきにしなさい。

これじゃぁひどすぎないか? 
と思う。

スポーツをやめたあと、その人にそのスポーツ以外の知識や能力が
どれだけあるか?

なければそれを付けさせるセカンドライフ構築システムを作るべき。

自分の知っている会社では、強い実業団のチームがあり、
そのメンバーが競技を引退したら、自社の社員としての力を付ける
ためのトレーニング期間(数カ月~1年)を設けるシステムがあり、
その後、普通の社員となる。

そういうシステムを企業だけにたよるのではなく、スポーツ団体や
国に付随するような団体で構築してほしいと思う。

スポーツに打ち込んできて、日本代表レベル

になったような人が引退後、何していいか

わからないなんて日本はとても嫌だ。

おかしい。


強くそう思う。

一言で言うと、

オリンピックでメダル取っても

食っていけないんじゃ、

やる気にならないんじゃない?

ということ。


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