詐欺師が御来店 カモられると思いきや…
今日のお昼ごろ経営している雑貨店に面白いお客さんが来店された。
風貌は如何にも怪しい人。
いきなり…
「兄ちゃん競馬好きなんか?」
店の前に車を置いてるんですけど、ぬいぐるみを飾っているのでそれで話しかけてきたんだと思いました。
「今日は宝塚記念記念やな!」
「買ったんか~?」
と聞かれたので買いましたよと答える。
そこからは自慢話のオンパレード。
買い目を書いた紙を見せられ「これで勝負やと」私に語りかけてくる。
そのうち過去の賭けたレースを話してきたり私が興味ありそうな話をしてくるが…実は私はこの時点で既に気づいている。
「嘘つきのオッサン」ということをw。
なんでそんな事が分かるかと言うと…私は詐欺師が書いた本や心理的な記事を読んでいたからだ。
それに話していて「競馬」の話をしているのに都合が悪くなると自分の知っているフィールドに話をすり替える。
「昭和の詐欺師」である。
信用させるためそれなりの有名な企業の名前を語り出す。
私が聞いた話では兄が食肉業の経営者で羽振りが良いという話でした。
具体的な名前も言ってましたが「名字」だけ語っていた。
もちろんあとから調べた事ですが実際にある企業です。
あとは「自分」の事ではなく周りの取り巻きの話をしてくる。
有名な企業家の名前を出したり、〇クザ屋さんの名前なども語っていたが…この時代にそんな情報流したらアンタがやられるよと思いながら聞いてました。
そしてまた競馬の話になるんですが、数十年のキャリアがあるには全くもって競馬のど素人。
私は馬主(一口馬主)にもなった事があるのでかなり勉強している。
だから途中から相槌をうちながら「○○はそうですよね」と切り返すと知らないから言葉に詰まる。
その後、何故かボートの話になったりとその時点で確信しました。
「〇時頃に俺の知り合いくるから」と言うんですけど、もちろんそれは嘘です。
そして、私が賭け事好きだと思っているのかタバコを持ち出し「この中に入ってる本数言って当てたら10万円やるわ」。
基本私は「お金」をあげるとか言う奴は信用しません。
本当のお金持ちならそんな事言わないのを知人で知っているからです。
とりあえず興味本位で何本と答えるともちろん外す。
次には「俺の歳を当てたら経営しているお肉屋さんの優待券やるわ」と持ちかけます。
もちろん分かっていても外します。
一応リアクションをしておきます。
最後にもう1回タバコの中身の本数は?と聞かれます。
「当てたら俺が30万円払うから対価として兄ちゃん1万円か2万円くれ!」
はい…こいつ古いタイプの詐欺師でした。
「そんなギャンブルは一切しませんよ」と言い放つとそそくさと逃げていきました。
お金持ちが一般人と賭け事するかねw。
最近は何かと事件化するのに笑。
その詐欺師のオッサンも全ての事の話を合わせてくる私が面倒になって自分の得意とするフィールドの話を触れなくなった。(とにかく大きな事を話しているが中身は一切ない)
なぜなら私がそれらの情報を知っているので嘘だと見抜いてしまうからなんです。
その詐欺師のオッサンから「自分変わってるなぁ」と言われ「私は変人ですよ~」と返しました。
最後は言うことも全て返されるので無言で退散。
笑顔で「ありがとうございました~」と送りました。
当然その後は知り合いの方は現れません。
以前は飲食店や個人経営店をターゲットにしてお金を巻き上げていたみたいです。
詐欺をするにも今は情報化社会。
この後管轄の地区の警察にメールで出没した事をお知らせしました。
実はこれ相手に乗ってしまったら負け。
むしろ「賭け」をした事を警察に問われる。
例えお客さんでも「賭け事」はしてはいけない。
今の現代人ならそれくらい普通に分かるはずなんですが…意外と被害が多いのも事実。
詐欺師は従業員など2人以上いる場合は仕掛けてこない。
1体1の状況を作り出し、ある風な話を語り出す。
私は知識の量は半端ないのでむしろ向こうをコントロールするように話していた。
競馬が好きだからと言ってギャンブルは嫌いなんです。
だって普通に趣味で馬が好きなだけ。
昨日は250万円当てたと言うが、なぜ当てたなら私からお金を取ろうとするのか?
前にも女性でそんな話をしてきたお客さんがいたが、警察呼んでも全然いいですよ~って話したらすぐに退散しました。
お金持ちが警察が怖いなんてあまり聞いたことはありません。
この流行病でちょっとした詐欺も増えているので皆さんも「お金」絡みの話は例え身内でも信用しないでください。
「お金」は人の欲が出てしまうもの。
「嘘」が「金」になる時代はもう終わりなんですから。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
忘れないように書き留めておきます笑。
ご縁に感謝。