Catcat

イタリア共和国。ミラノ市での生活も35年目を迎えた建築&インテリア大好きな猫です。

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マガジン

  • リノベーション

    リノベーションに関する記事をまとめます。

最近の記事

ウォシュレットより断然「ビデ」!

よく日本の方から「イタリアにはウォシュレットは普及しないのですか?」とか「トイレの横にある、あの設備はなんでしょう?」みたいなことをよく尋ねられる。 イタリアの3星以上のホテルに宿泊すれば、大抵のホテルにこのビデが設置されている。なんせイタリアの建築基準法では、家の中の1つのバスルームには最低でも4つ以上の衛生設備を設置する必要があると記載されている。 この4つとは、浴槽orシャワー、洗面、便器そしてビデが基本的な4つの衛生設備となる。近年では、ウォシュレットに相当するものが

    • リノベーション

       リノベーションの仕事をしていると、「ここをリノベーションした場合、大体どの程度の金額がかかると思いますか?」と言った質問を受けることが多々ある。 その都度、「まあご利用になるマテリアルによりますから。。。」と、答えを濁すと、「では、最低限のマテリアルを使用したとして、どの程度でしょう?」と再度、質問される。その際は、平米から大まかに「大体〇〇から〇〇の間かと思います。」と、常に幅のある金額を伝えるようにしている。  なぜ幅のある金額を伝えるのか、と問われると、それは実際に壊

      • ようやく届いたグリーン・パスポート

        6月1日にEUで正式に認められて、17日にイタリアでの利用を総理大臣がサインしてから、ようやく届いたグリーン・パスポート!これで7月1日からEU圏内での移動が自由になるのかと思うと、感無量だ! グリーン・パスポートを得るためには。。。 1)EUが認定したCovid19のワクチンを接種した人。有効期限は2回目(Johnson & Johnson は1回のみ)の摂取から9ヶ月。もしくは、1度目のワクチン 接種から15日を経過した人。 2)Covid19から治癒した人。入院、

        • 年齢別ロックダウンが囁かれる理由

          Covid-19の第二波真っ只中のヨーロッパですが、第一波の時に痛手を負ったイタリアは、現在、まあまあの健闘をしています。それでもライト・ロックダウンなど、様々な規制は出てきて、各地でそれに対する抗議運動が高まってきています。 そんな昨今、経済的に大打撃な一斉ロックダウンは回避して、「年齢別ロックダウン」方式を採用しても良いのでは?という意見が、あちらこちらから出始めています。 上記の表はコロナウイルでお亡くなりになった方々の年齢別の内訳です。左端の数値が年代を表していま

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          1本

        記事

          イタリア人感染者が発見されてからの60日

           2月20日木曜日。イタリアで初めて、イタリア在住で、外国に渡航していないイタリア人の感染者が発見された。その後、その村の近郊で多数の感染者が確認され、10の小さな町村が『レッド・ゾーン』として閉鎖されたのが2月23日日曜日。それに伴って、ミラノ市内の学校、美術館、スカラ座、教会などの観光施設、映画館、スポーツクラブ、クラブやバー等も閉鎖されたが、その時点では、一般市民の生活に、それほど大きな影響はなかった。対人距離を1,5M 取るように指示が出ただけで、カウンターでの立ち飲

          イタリア人感染者が発見されてからの60日

          ロックダウン6週間目

          3月7日の土曜日にいきなり「ロックダウン宣言」が発令されたミラノを州都とするロンバルディア州。それから3日後の3月10日には、イタリア全土がロックダウンされてから、今週でなんと6週間目。 友人知人が「不便な生活をしているのでしょう?」と心配してくれるのですが、生活に必要なものは、生鮮食品から高級洋菓子まで、何から何まで取り揃えることのできる今日、自由に外出できない不自由さと、スーパーに買い物に行くたびに、30分から1時間以上並ぶ不便さを除いては、有り難くもまあ快適な生活を送

          ロックダウン6週間目

          3月23日 ミラノ

          「イタリアは大変なんだってねー。大丈夫?」と友人知人から連絡が入るのですが、イタリアのスーパーには物が溢れ、不足する物もなく、至って元気です。 新聞で報道されるコロナウイルス による死者の数。「イタリアでの致死率が高い!」と世界的に問題になっていますが、イタリアは、その他の疾患のためにお亡くなりになった方まで、陽性であればコロナウイルス による死者としてカウントされています。仮にその方が末期癌の患者であろうと。。。仮にその方が、心臓発作でお亡くなりになったとしても、陽性であ

          3月23日 ミラノ

          3月16日 ミラノ

          スーパーマーケットには、物が溢れ、足りない物は何もないミラノ。それでも日本の多くの友達は「大変なんでしょ!」と、ひどく心配してくれている。ありがたいことだ。正直な話、海外で報道されているほど、ミラノの現状は緊迫していない。公園では、ジョギングしている人。散歩している人。トレーニングしている人が、今でもかなりたくさんいる。もちろん、それぞれがコロナウイルス 下の法律で定められた1,5Mの距離を保って。 薬局は開いているし、スーパーマーケットも毎日開店している。パン屋、肉屋、魚

          3月16日 ミラノ

          3月11日のミラノ

          3月8日0時からミラノを州都とするロンバルディア州とその近辺の14の市町村をコロナウイルス危険地域のオレンジ・ゾーンと指定し、移動制限します。。。と、7日の夜19時にイタリア首相が言った途端、ロンバルディアに住む中部から南部出身のイタリア人の多くが、その夜のうちに、電車、バス、車など、ありとあらゆる交通機関を使って、実家に帰ってしまいました。(笑)(噂では約6000人の移動?!) 結果、ロンバルディア周辺だけをオレンジ・ゾーンとする意味がなくなってしまい、首相は、9日の夜、

          3月11日のミラノ

          3月9日のミラノ

          コロナウイルス(COVID-19)。 3月8日の18時の時点でイタリア国内の陽性患者数は6.387人。死者366人。完治者622人。合計7.375人となっています。(イタリアの経済新聞Ilsole24oreより)イタリア国内での陽性患者数が圧倒的に多いのが、ミラノを州都とするロンバルディア州。ロンバルディア州での、検査人数は、18.534人。そのうち陽性が4.189人。完治者が550人。死者267人。ちなみにミラノ市の陽性は406人。隣の市のベルガモ997人。ローディー853

          3月9日のミラノ