猫マシンガン

長年打ってきたパチスロで起きたちょっと不思議な体験談を書きます。 あんまりパチスロに触…

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長年打ってきたパチスロで起きたちょっと不思議な体験談を書きます。 あんまりパチスロに触れていないので知らない人もエッセイとして読んでちょ。 夢はミステリー作家です。 最近作った本拠地用ブログhttp://blog.slot-alien.com/

最近の記事

【怪奇ファイル011】呪いのワラ人形により一家崩壊した話

 その日も我々4人はパチ屋の行列に並んでいました。たまにはラーメン屋さんにも並んでみたいものです。もうずっとパチ屋の開店前と閉店後しか食事をとっていません。私も行列が出来るほど美味しいものが食べたい。  そういえば大学生の頃はよく飲食店に並んでいました。だってお昼休みの時間が決まっているから。吉野家でさえ行列でした。もういっそうのこと吉野家でもいいので行列に並びたいです。  と言うとでも思ったか吉野家め。そんな一時的な感情で無意味な行動をとっていたらギャンブラー失格です。

    • 【怪奇ファイル010】心肺停止から三日後に蘇生した話

       その日は朝から大雨でした。風も強くて線がナナメになっていました。傘をさしても外を歩けばびしょ濡れになることでしょう。こんな日は家から出るべきではありません。  幸いにも当時の私は無職です。つまり会社に行っても机がありません。納期が迫ったプロジェクトも持っていません。だから好きな時に会社を休めます。よって雨が降ったら休みとします。  と言いたいところですが。我々いつものメンバーはなぜかパチ屋の行列に並んでいました。びしょ濡れです。おかしいよね。この格好でお店に入ってもいい

      • 【怪奇ファイル009】イエスキリストの子孫は日本にいたかもしれない話

         その日も我々3人はパチ屋に並んでいました。普段は『P店』というパチ屋に並ぶのですが今日は違う店です。なぜなら本日『そこそこアツいイベント日』だから。  つまり当時はイベントがまだ規制されていません。よって2011年よりは前の話です。もっと言うと。もう一回り前です。  それで。そのアツいイベントとはズバリ『1のつく日』です。毎月1日、11日、21日、31日が普段よりアツいです。具体的にどうアツいかは知りません。とりあえず稼働が良くなるので出てる感じはします。  一応私の

        • 【怪奇ファイル008】恐竜と人類が共存していた証拠の話

           その日。私は久しぶりに一人でパチ屋に向かっていました。普段は3人チームで活動しているのですが。今日は休みです。要は『パチスロを打ってお金を稼ぐ』が休みです。  なのに私はパチ屋へ行きます。行く必要が無いのに。おかしいよね。これはきっと『わけあり』です。言えない事情があるかもしれない。首を突っ込むべきではない。もしもあなたが紳士ならば。  よって。これ以上の詮索は無用。とにかく私はパチ屋に行きます。パチスロが休みなのにパチスロを打つ気でいます。理由は聞かないで欲しい。これ

        【怪奇ファイル011】呪いのワラ人形により一家崩壊した話

          【怪奇ファイル007】無限回廊に迷い込んで抜け出せなくなった話

           その日も我々はパチ屋の前にいました。いつもパチ屋の前にいるイメージですが、実際はパチ屋の中にいる時間の方が長いです。ホントはね。でも事件が起こるのは決まってパチ屋の前。そこは察してください。  それで。今日来ている店は先日から通いだしたグランドオープンの店です。通い始めてもう一週間ぐらいは経っています。状況が悪くないのでまだまだ通う次第です。  これからもまだ通うのだったら、この後も何回も出てくるので名前を付けたほうがいいですね。毎回『グランドオープンの店』と呼ぶのは面

          【怪奇ファイル007】無限回廊に迷い込んで抜け出せなくなった話

          【怪奇ファイル006】幻の宝石 ブルーダイヤ奪還作戦の話

           その日も我々3人はパチ屋に来ていました。先日のグランドオープンのパチ屋の3日目です。3日間通っています。明日も来ます。体感で分かるぐらい出なくなるまで来ます。それはまるでイナゴのように。  実はグランドオープンは3日目辺りから勝ちやすくなります。その日までに出てない台を打てば結構な確率で勝てます。なぜなら高設定をロータリーするのが当たり前の経営だから。履歴の最高出玉の更新も早くしておきたいところ。  裏をかく必要があるのは経営が困難なパチ屋です。セオリー通りの立ち回りが

          【怪奇ファイル006】幻の宝石 ブルーダイヤ奪還作戦の話

          【怪奇ファイル005】幽霊船 メアリー・セレスト号の話

           その日、私とダンキチとランコの三人はいつものパチ屋には向かわずに知らない街に来ていました。なぜなら『新装開店グランドオープン』の情報を仕入れたから。グランドオープンはあらゆるイベントの中で最強です。  それをみんなが寝ている間にダンキチが調べていました。そして朝みんなを起こしてすぐ「グランドオープンがある」と言ってたらしいけど起きてすぐなのでよく分からずに「うんうん」言ってたら今ここです。  時間はもう9時50分です。しかし我々はまだパチ屋に到着していませんでした。なぜ

          【怪奇ファイル005】幽霊船 メアリー・セレスト号の話

          【怪奇ファイル004】ヴォイニッチ手稿解読チャレンジの話

           その日も私は朝からパチ屋に来ていました。まだ開店前なので店には入れません。だから今から行列に並ぶことになります。やはりパチ屋に並ばないと一日が始まりません。夜が明けないです。パチ屋に並ぶ前は前日です。  つまり。並ぶ前にご飯を食べたらそれは前日の夕食です。並んだ後に食べて始めて朝食となります。夕食だったら豪勢に行きたいところ。牛丼かカレーがいい。サンドイッチは嫌です。軽食なんてまるで朝食じゃないか。  と私は相棒に力説していました。要は。行列に並ぶ前に朝食を食べるわけで

          【怪奇ファイル004】ヴォイニッチ手稿解読チャレンジの話

          【怪奇ファイル003】迷宮入りと化した難事件を解決する天才少年の話

          その日もスロニートの私はパチ屋の行列に並んでいました。先日仲良くなった棟梁と一緒です。棟梁とは大江山に住む鬼の棟梁の酒吞童子です。『え?』と思っても流してください。 この時期。一人の力で勝ち続けることが厳しくなってきたので、徒党に入れてもらうことにしました。私は酒吞童子一派のパチスロ部隊に配属されました。つまり就職です。私もついにサラリーマンです。 サラリーマンになって生活も変わりました。例えば。毎日開店待ちの時間に起きるのは骨が折れます。しかし今は棟梁が電話で起こしてく

          【怪奇ファイル003】迷宮入りと化した難事件を解決する天才少年の話

          【怪奇ファイル002】天狗の正体を教えてもらった話

          結構昔の話なんですけど。私が大学卒業後にブラブラしていたときに起こった出来事です。その時期は仕事もしないでたまにパチスロを打つ日々でした。お金は稼いでいたので立派だと思います。 その日も朝からパチ屋に行きました。開店待ちの行列に並ぶのがクールなスロッターのやり方。誰にもオレの生き方を否定させねえ。否定していいのは親だけだ。こんな子に育てた覚えはない。 と思うじゃないですが。ところがどっこい。『大学に行け』と言ったのは親です。そしてパチスロを覚えたのは大学です。大学の講義中

          【怪奇ファイル002】天狗の正体を教えてもらった話

          【怪奇ファイル001】ちょっとこれを言われても信じられない話

          結構前の話なんですけど。私が大学卒業後。仕事をしないで毎日ブラブラしてた時期があったんですよ。というか。何を隠そう。定期的にそんな時期があります。あんまり堂々と言うべきではない。隠しとけ。 やる事と言ったら。一番は『職探し』です。だからやりました。でもそれは一旦置いておいて。『パチスロ』もたまにやってました。たまにですよ。どれくらいかな。詳しく覚えていませんが。おそらくほぼ毎日ぐらいです。 それで。閉店まで打つわけですよ。もちろんパチスロを。他に何かあるのか。『不屈の闘志

          【怪奇ファイル001】ちょっとこれを言われても信じられない話