本日の読書
「黒き荒野の果て」S・A コスビー (著)
2021年アンソニー賞、マカヴィティ賞、バリー賞、3冠!
の惹句にひかれ購入。
いやぁ〜久しぶりに面白い本を読んだ!!
内容はクライムノヴェル(犯罪小説)で、この小説を
表現するキーワードとしては、カーチェイス、強盗、
ギャング(マフィア)、米の黒人問題、家族など
あるだろうが、根底にあるのは「父性」ということ。
犯罪者を父にもつ主人公。
自らも犯罪者となったのだが、その一方で「よき父」で
あろうとし、また、そうであると信じていた。
がしかし、そのふたつは両立しないことに気付かされる。
そして、「よき父」であることを命をかけて貫くために
最後の「大犯罪」(というか復讐劇)に出るのだが……
内容的にスラスラ読めるし、ページターナーとしての
実力も抜群な作者。
新しい作品も米ではすでに出版されてるようなので
翻訳が楽しみだ。
星4つ半。
自信を持っておすすめします。
GWの読書にいかがでしょうか( ・∇・)